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させぬ……我が罰せずして誰が罰するというのだ。
優しきあのお方に出来ぬことをする、我の役目……!
――邪魔は、させぬ!
[大声と共に、大地を踏みしめる。
滅ぼされぬ為に足掻く、命として正しいあり方だ。
だが……我はそれすらも、踏み抜く覚悟を持って此処に居るのだ。]
嗚呼ァァァァァ!
[声と共に、その場から離脱しようとする。
体全体に掛かる抵抗、だがそれすらも振り切ろうと渾身の力を振り絞る。]
[収束し、消える光。
其処からやや離れた場所に、セイバーの姿はあった。
その姿は奇しくも……。
己が主君を助けた信長と同じく、左腕を肩から失っていた。]
[一体何の力が働いたと言うのか。目で確認する事は無いまま、けれど、魔力がセイバーの動きを縛る。地にランサーの攻撃をかわし捻じ伏せたセイバーが、魔術師の蒲生の攻撃を腹部に食らい、膝をつく]
今の、は、令呪……?
マスターがこの辺りにいる、ということ?
[呟くと同時にダビデの宝具に集まっていく力。直視できぬ程の眩しい光は真っ直ぐに波旬の元へと飛び、そして――]
消えた……!?
[見渡せば、少し離れた位置に波旬の姿はあった。肩を失って尚も、あの光を受けて立っていられると言うその強さに、みなみは慄いた]
[放たれた光の飛礫は完全な効果を発揮し、それでも尚、魔王は健在――否、健在というには語弊があった。左肩から先の消失。戦闘力においては大きな痛手だろう。だが、少年の顔には焦燥が浮かぶ]
……、っ、く……
さすがに一投で倒せるほど、柔ではない、か。
[アーチャーの宝具が波旬を狙う。さすがのランサーも距離を取ってその一撃を見送った。]
「やるな、坊ちゃん!」
[視界が元に戻る前に。
ランサーは次の攻撃を繰り出していた。
その穂先が狙うは敵の心臓があった場所。]
[落下に移り始めた身体。
飛行や魔力放出といった能力(スキル)、或いは令呪の助けが無ければ、いかにサーヴァントといえど重力の軛に抗うことは不可能だった。反撃は必至の状況を防ぐべく、声を張り上げる]
――みなみ! 令呪の援護を!
[要請と共に、四肢を縮め防御の姿勢を取った]
[飛び上がった高い位置に居るダビデ。感じさせる身軽さはこの時ばかりはなく、肩を失ったセイバーがこの後とる行動など、わかりきっていた]
……っ!
[ただ只管に無力だった。恐怖に縛られて、足も上手く動かない。人を利用する魔術や、回復などの基礎魔術ならば昔から簡単にこなしてきた。みなみ自身の属性はどちらも、人を惑わすものと、その為の手段である声でしかないのだから。だが、今必要なのは、そういうものではない。もっと直接的に、人を、ダビデを、守る力]
[何も出来ないと思って諦めそうになる。けれど、意味が無い事かも知れない。けれど、みなみは強く想う。自分で、選んだのだ。父を喜ばせたかったから本家の命令に従い続けた。だがそれは、自分の意思だ。紛れもない、みなみの意思だ。ダビデと共に戦うと決めた。だから――]
Ay amor――
生きて!
Da la protección!
[出した結論は、本人への干渉魔術。守る事は出来ずとも、意のままに操る力を別に使うために。手の甲が、祈りに呼応して強く光った。行使する魔術に耐え切れず、思いの丈を埋めるように令呪が発動した]
ぐっ……。
[消え去った肩を抑えながら立ち上がる。
断面が焼けるほど熱い。
このまま燃え尽きて無くなってしまいそうだ。
己を蝕み消し去るような感覚、これが奴の……アーチャーの宝具か。]
小さき者と侮ったか。
いいだろう、貴様の願い、欲、夢。
全て残らず消してやろう……!
[瞬間、魔力のすべてが金剛剣へと集まり、黄金の輝きが黒い瘴気に包まれる。]
見えるか……これこそ負の全て。
憎・恨・怒・忌・呪・滅・殺・怨……。
死へと向かうこの世の欲よ……!
[刹那、両足に力を篭めて跳躍する。
向かうは上空のアーチャーへ、躊躇することなくその刃を振るった。]
[令呪――聖杯のシステムを通じて呼び起こされた強大な魔力の障壁。擦過した斬風すらも弾き、少年には一筋の傷も無い。
着地し、金剛剣を振り切っての跳躍を終えつつある敵手に向けて、次弾を放つまでの時間を――そう、考えた瞬間だった]
……私、は。
[――異変は、少年の内部に起きていた。五感が消失している。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚。それだけではなかった]
[今どこに立っているのか。
己が手にしているのは何なのか。
自分が今なすべきことは、何なのか。
意識さえも虚無の中に放り込まれたように、空白で埋め尽くされる]
[喪われた五感、そして意識。淡く輝く光点を見出した、と感じた。それを手がかりに、自らを呼び戻す]
……そうだ。
……私、は。
[回復した意識。それが求める強い衝動があった。
右手の宝具を元の形状に戻し、身を起こす。魔力で編んだ剣を何処からともなく引き抜いた]
……死な、なければ。
[少年が手に在るは断頭の剣。
かつてゴリアテから奪い、その首を断ち切った因縁の剣。
ゆっくりと掲げ、自らの首筋に突き立てようとする]
Ay amor――
[一度、目ばたいた。幻聴のように響いた麗しい声。
だが少年は変わらず、ゴリアテの剣の切っ先を見つめる]
ダビデっ!
[令呪の生んだ光が瘴気に包まれ塗り替えられる。太陽が染めた橙色までもを消し去り、辺り一体がその渦に包まれたようだった。
目を凝らしてみれば、真っ直ぐに向かっていったそれはダビデを傷つけることがなく、けれど吸い込まれていった瘴気は確実にダビデを蝕んでいるようだった]
だめ――っ!
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