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蒲生 延 に 1人が投票した。
キャスター に 8人が投票した。
アーチャー に 1人が投票した。
キャスター は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、梧桐 曹 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、桐生 茜、セイバー、ランサー、蒲生 延、アーチャー、眞奈 みなみ、九鬼 聖法、平 芽祈 の 8 名。
−教会 治療室−
[ランサーのマスター梧桐曹が教会に搬送されると、治療スタッフが迅速に処置を始める。一刻の猶予も許されない致命傷を負っているのは見るに明らかだ。
教会の治療設備には、「肉体を物理的に治療する医療技術担当」「肉体の自然治癒能力を回復させる東洋医療担当」そして「魔術師の魔術回路修復を行う魔術担当」の異なる分野のスタッフがいる。
梧桐の状態は昏睡。時折止まりそうになる心拍を、あらゆる手段で辛うじて留めている。今梧桐が助かるために最も不足しているのは「生きることを欲する生命欲」そのものだった。]
―7日目 東ブロック・マンション―
[時計の針が日付の変更を告げた頃。
少年と魔術師の娘は本拠とするマンションに帰り着いた。部屋に向かう間も会話はなく、ただ無言。
先ほど目にした光景の圧力。サーヴァント同士――それも二対一で――の戦闘とは思えぬまでの戦力差が、二人に沈黙を強いていた]
(ただ、あれは――サーヴァントというよりも)
(霊格規模で言えば英霊よりも上の、何か)
(ジャックとは違う意味で人の手には余る存在)
(神性の一種ではないのか――?)
[少年の推測も口に出される事はない。
最前から身中に起こっていた異変。熱病にも似た奇妙な疼きが、次第に思考を*駆逐していった*]
"それが、貴様の欲か。"――信長よ。
[山中、木々の間で立っているセイバーが己の内へと声をかける。]
前回といい、良くもまぁ邪魔をしてくれる。
令呪の効果が切れると同時に、我を押さえつけようとするとはな。
[あくまで体はお前の物と言う事か……と思い通りに行かないことに不愉快になる。]
『自分の死に様が思い出せなかった。
其処に思考が近づくと起こる頭痛。
お前のせいだったか
――波旬。』
[一時的な令呪による宝具のブースト。
それにより波旬の力を引き出しすぎ、内へと押し込まれた信長が答える。]
当然だ、再び己ごと滅ぼされては困るので、な。
まさか、一時的にとはいえ我から意識を奪い。
己の忠臣に自分を討たせるとは、してやられたわ。
[何かを探すように、山をゆっくりと歩く。
其処に静かに響く、同じ声の2人の話し声。]
『……秀吉は、俺に心酔しすぎていた。
例え中身が違っていても、俺という姿ならば迷いなく仕えるだろう。
家康は徳川の当主。
奴が俺を討てば、その後の戦……そして織田家の終わりを意味する。
何より、幼少の頃からの友であった家康に、その様な名事は頼めなかった。
だが……光秀、あいつだけは俺が"別の者"となっている事に気付いた。
誰よりも忠義に厚かった奴の事だ、他の者に仕えるなど……耐え難かったろう。』
真、邪魔な者であった。
[浅井朝倉の髑髏を酒の肴とした時を思い出す。
あの時の奴の目など、殺意に満ちていたものだ。]
それでも、我に仕えていたのは……我を討つ為だったか。
道化として生かしていたのが裏目に出たな。
『奴は耐え続けた。
そしてあの日、家康の接待を命じた夜。
お前の意識を奪い、一言告げたのだ。
本能寺にて俺を討て。
――敵は、本能寺にあり……と。』
[涙を一筋流し……光秀は唯一言だけ呟いた。
"承知しました、信長様"と。
どれほど苦しかっただろうか。
どれほど耐えただろうか。
その末にあるのが、己の主君を討つ事。
その道の行く末は、己が身の破滅。
其れを全て理解した上で、光秀は言ったのだ。
"承知した"と。]
[気がつけば回りは炎。
己の内では笑う信長の声。]
だが此度は前と違う。
我は、我自身の力を持って現れた。
七騎目のサーヴァントとして、な。
[そう、あくまで"召喚が観測された"のは6度。
だがもし、同一座標に同じ瞬間、同じ体に2人のサーヴァントが召喚されていたとしたら。]
真に僥倖だった。
自分自身のものではない令呪を持つものが、よりによってお前を召喚するとはな。
[茜が持っていた令呪は、あくまで姉の物。
もし、茜自身にもマスターの資格があったとしたら。
其れが今まで、波旬が隠れていたことにより現れていなかったとしたら。]
そして更に……。
[今まで歩いていたセイバーが、ある地点で立ち止まる。
その視線は地面へ。
いや。更に奥深く、地中に埋まる物へと向けられていた。]
我が半身ともいえる物が、この様な所で聖杯とされているとはな。
――欲の器よ。
[第六天魔王、波旬。
かつては釈迦の悟りを防ぐ為に悪魔の軍勢すら率いた、第六天……欲界である人の世の魔王。
だが、その後に彼の者は釈迦の死の間際に弟子となり仏道へと帰した。
その死の間際、駆けつけた波旬は二つの物を釈迦へと奉げたと言う。
それが、己の全てを篭めた"咒"と。
――全ての願い、全ての欲を叶える、欲の器。]
信長を通じて、我を引き寄せた……か。
[そのまま、欲の器を回収し己のものとしようと考え、地面へと意識を集中する。]
……駄目だな。
これは、変質しているのか。
過去に此処へと来た小さき者が、妙な事を願ったらしいな。
[そう、本来この器には聖杯戦争を起こすようなシステムなどない。
いや、この世界の何処にも、サーヴァントを召喚する聖杯戦争など無いのだ。]
欲の器に、聖杯である事を願った。
……故に、何処かからか"聖杯"と呼ばれる物を模して取り込んだか。
余計な事をしてくれるものだ。
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