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[主なき部屋で感想を洩らしつつ、ローボードに歩み寄った。
フォトスタンドに収められた写真を手に取る]
おや。これだけは違う――魔術師、の男性?
[壮年よりはやや若い男性の立ち姿。恐らくは魔術礼装であろう、装飾のなされた短剣を手にしてスーツの上に短外套を羽織った、魔術師らしき人物。勝気そうな目元と、意志の強さを暗示するように引き締められた唇が、みなみの表情を連想させた]
……みなみの父親、でしょうか。
――→自宅マンション(東ブロック)――
[帰路につきながら、みなみは原田との会話を回想していた]
……そういえば、聞かなかったな、結局。ジャックを殺したのは誰か、とか。
サーヴァントとして興味はあるはず、なんだけど。
[原田の人の良さそうな笑顔が浮かびかけ、表情が引き締まった。みなみのマンションには今もダビデがいる。マンションへ向かう足を早めた]
ただいまー。
[鍵を開け、マンションに戻る。なんて声を掛けて良いものか悩んだ後に、そう声を掛ける]
ぱっと行ってすぐに帰って来るつもりだったんだけど、ランサーに会ってちょっと遅くなっちゃった。
[事情を説明する声とともに扉が開き、みなみの姿が現われる。
危険な目に遭った訳ではないようだ、と見て取った]
おかえりなさい、みなみ。
……ランサーと会った? それはまた偶然というか、何というか。
まあ、今ではみなみはマスターではないのですから、無事なのも不思議はありませんが。
[キラーの消失と共に失われたみなみの令呪。少年自身にとっても、今の彼女は競争相手ではない。“契約能力を持った魔術師”の一人、であった]
それで、彼はどんな事を言っていました?
昨夜か――その前の晩の戦闘について、何か?
[純粋に興味があった。一昨晩はキラーとの戦闘を遠望したに過ぎない。ランサーとの直接の接触は一度会話し、離れたきり。それでも好漢、という印象の強い男だった。サーヴァントを失った娘に、彼はどんな言葉を掛けたのだろう]
[ユメを見ていた――……なにか、懐かしいユメを。]
――……ん……。
[
ぼんやりと滲む視界。どれだけの時間、眠っていたのかどうか。
アーチャーと思しきサーヴァントからの狙撃を受けてからの記憶が、定かではなかった。
――なにか、怖くて怖くてたまらなくて。泣き叫びたくとも、声すらも出なくて。
そんななか、ふと。自分を拾い上げてくれた、あの温もりは。
幸せだったあの頃に、陽だまりで肩を寄せ合って眠った妹のものか。
幾つもの夜を越えるたび、いつしか優しくなっていった王のものか。
それとも、もしかしたら……――
]
――……まさか、ですよね。
[
――呟いて、小さく首を振ってみて。
どこか険のとれた表情を浮かべて、自分を眺めている、主の姿をと認めた。
]
――……!?
お、おはようございます、マスター!?
偶然っていうか、情報収集に、来ていたような気がするよ。
……会ったのは、あの場所だから。
[宝具を使って戦闘を行えば、それを察知する事は容易い。みなみ自身も召還を行った後に、キラーと共に流廻川へ戦闘の痕を感じて向かった事を思い出した]
そうだね。マスターの資格を持った魔術師を全員殺そうとするタイプにも、マスターを直接狙おうっていうタイプにも見えないし。
わたしの姿を見た瞬間、ジャックと戦いたいって言ってた。だから、ジャックはもう居ないよって。
それ以上の事は、何も聞かれなかった。
相手が誰で、とか、そういう詳しい事は、何も。
[交わした言葉はそう多くは無いが、原田の人間性が良く現れていたような気がした。聖杯戦争に勝つ事だけを目的にしているのではないのだろう。だからこその、あの言葉]
……代わりにね、励まされたの。
わたしはまだ若くて、器量と度胸があるから、聖杯が無くたって大抵の願いが叶うだろう、って。
なるほど。
資格がある魔術師を全員排除する、か。それは考えなかったな。
[みなみが示唆した勝利手段の一つ。実行する者が居たとしたら、“悪”の存在である事は間違いなかった]
――が、彼もまた自らの練り上げた技で、他のサーヴァントと直接対決したいのでしょうね。セイバーと良く似た武人、か。この国の英霊は、皆そうなのでしょうか。
[何気なく、呟いた。続くみなみの言葉から察せられるのも、その印象を裏付けるもので。少年はこくりと頷いた]
そうなの?
わたしは、だからサーヴァントを失ったマスターは教会へ保護を求めに行く事も選択肢だって、聞いてたよ。
[聖杯戦争に参加すると決めた魔術師達は、それなりの覚悟を持って参加しているとみなみはずっと思っていた。呼び出される英霊がそれに対しどう反応するかは想定出来ないが、マスターが絶対命令権を持つ以上、勝とうとするのならばその行動は不思議ではない]
わたしは、セイバーには会った事が無いから、解らないけど……。誇り高き人なんだね。
ダビデは……? ダビデだって、マスターを進んで狙おうとするようには見えないけど、それは、なんで?
[時折小さな声を上げる寝顔。その姿を眺めていると、夢の中の気持ちを取り戻せるような気がした。
――その時、小さな顔が揺れて、可憐な声が目覚めを告げた。]
遅い。何時だと思っている、愚か者め。
[おろおろとするキャスターに、ぴしゃりと言い放つ。]
今日は南ブロックへ向かうぞ。
アーチャーに狙われた場合、開けた場所ではやっかいだ。
工場群ならば死角も多くやり難かろう。
場合によってはそれを逆手に取って罠に嵌めることもできる。
[疲労とダメージの蓄積で昨夜の激戦も察知できなかったため、手持ちの情報から判断した結果だった。]
[みなみに向き直り、正面から見つめる]
聖杯を求める理由。
聖杯戦争に、再び加わる理由は、みなみの中にありますか?
[尋ね、言葉を切り、少年は自分の内心を探る。
同じ問いを投げつつ、みなみへの答えにもなるように言葉を探す]
……私は、本当のところ、今、揺れています。
私と主義の異なる誰かを犠牲にして、私の願う理想を求め続けて良いのかどうか。あるいは、それは間違った手段なのではないか、と。
マスターだけを狙撃して、葬っていくのなら、まだ道は楽でしょう。けれど、”英霊の座”に上げられたのではない――ある意味では一般人でしかない現世の魔術師を、その為だけに殺すのは私には違う、と思えるのです。
……けれど、もし。
みなみが私のために犠牲にならない、と約束するのであれば。
私は、貴女に契約相手たることを望みたい。私はまだ私の理想を捨てきれない。
勿論、そうなれば、他のマスターやサーヴァントからの攻撃対象となるでしょう。その時には、私は全力でみなみを守ります。ただ、完全に守りきれるとは約束できない。
それでも良ければ、私に協力してくれませんか。みなみ。
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