情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[
身構える魔術師に、さして動揺の色はなく。むしろ、戦う気でいるようだった。
余程の自信があるのか、どうか――どうやら、一つ、確かめねばならないらしい。
]
――……ゴドウ様、でしたね。
戦うにせよ、何にせよ。一つ、伺いたいことが。
あの仮面の主従とは、どういった御関係でしたか?
[
昨晩、あの少女を看取ったのは、この男。
もし仮面の主従と協力関係にあったのならば、自分の情報を得ている可能性があった。
宝具は兎も角として、真名を知られているかどうかだけは、確認しておく必要があった。
]
何だと?!
[蒲生に対して油断していた左之助は、切り払いへの反応が一瞬遅れ、脇腹を浅く切り裂かれる。
身を翻して体勢を整え驚愕の目で蒲生を見るが、やがて目の色に喜色が浮かぶ。]
ハッ……アハハハハ!
こいつあ、こいつあ……面白れぇ!
あんた気に入ったぜ!いいぜ、遊ぼうか。
[改めて蒲生に向かい、槍を構えなおした。]
[ 左之助に斬りかかっていったガモウの姿に一瞬動揺を見せるも、顔には出さない。二人がかりで左之助を攻撃するのも、確かに有効な戦法だと考えたからだ。
だから自身へと相対し話しかけてきたキャスターの姿には、背筋にひやりとした汗が流れた。
――参ったね、キャスターが全力でこちらを狙うとなると流石に厳しすぎる。]
さてね。それを聞いてどうするつもりだい?
[ 元より答えられるほどの関係を持っていたわけでもない。そして何を意図した質問なのかから読めなかった事もあり、時間稼ぎを兼ねて質問を質問で返した。]
[自身も強いものとの対決を願っていたが、果たして人の身で英霊と戦うと言う発想が出来ただろうか。
そう左之助は自問する。
すぐに答えは出ないが、実際にそれをやろうとしている男が目の前にいた。
その事に喜び、左之助の気持ちが享楽に傾いていく。
すぐに決着をつけるのは勿体無い気分だ。
相手の腕前を見ようと、軽く踏み込み、浅い突きを放ってみる。]
[髪を撫でられて、ひゃぅっ、と小さく叫んでしまう。]
…くすぐったいからやめてよっ!
[大きな声で怒鳴ってしまい、はたと気付き、手で口を押さえた。
ふくれながら、数歩歩くと―]
……っ。
[妙な違和感を感じた気がして、立ち止まる。
神妙な顔で、隣を振り向いた。]
…待って、ここいら一帯に結界が張られている…。
[
どこまで自分の情報を得たのですか――まさか、馬鹿正直にそう訊ねるわけにもいかない。
仮面のサーヴァントと、交戦もせずに同行していたことから、少なくとも敵対はしていなかったことは確かだが。
]
――ええ、まあ。
あの少女は、あの歳で、私の主を圧倒するほどの才能を持っていました。
そんな彼女が、他者と慣れ合ったというのは、少し興味がありまして。
さすがはサーヴァント、今のをかわすか……ッ!
[手応えがあったと思われた一撃をかわされ、驚きと共に歓喜の声を上げた。槍を構えなおすランサーに対し、正眼に構える。]
気に入ってもらえて光栄だ。
[笑みを浮かべて得物を構え、再びランサーとの距離を詰める。]
怒鳴るな怒鳴るな。
[茜が己の口を押さえた手を、上から押さえる。]
まったく、純な奴だ……っ。
[その時、体全体に違和感が走る。]
ああ……、誰か仕掛けてるな。
[距離を詰めたところに襲う突きの一撃。常人であれば避けようも無いが、日頃の鍛錬が延の身体を動かし、キャスターの強化が助けた。]
――ッ!
[右に避けながらさらに距離を詰める。避けきれず、左の脇腹を掠める穂先。
痛みにも怯まず、ランサーに切り上げの一撃を放った。]
[ 何かを、誤魔化したな。
説明された理由に心の中で否を唱える。主が生身でサーヴァントと相対しているこの期に及んでその質問は悠長すぎる。
考える。この状況下でわざわざ質問してきたのには勿論、意味があるのだ。察するに、何かを危惧しての確認なのだろう。であれば――このキャスターは、ハルカたちに正体を知られているのではないか。ならば…。]
そうだね。こんな立場での出会いでなければ、もっと判り合えただろう。惜しい奴らを亡くしたと思ってる。
[ どういった関係だったか…その質問に、軸をぶらした回答を返した。]
キャスターの眼から見ても、立派だったかい、彼女の才覚は。
[ そして、会話を延長するように質問を投げた。]
[蒲生の切っ先が体をひねった左之助をかすめ、服の一部を裂く。うっすらとにじむ血。]
かわしたつもりだったんだがなあ。
[どうやら相手は魔力による強化が行われているらしい。
軽くステップを踏みながら左之助は距離を置く。]
これは、なめていると危ない……か。
じゃあ、ちょいときつめに行くぜ!
[今度は思い切り踏み込み、わき腹めがけて槍の柄を振る。
鋼の塊が風を切り音をあげながら蒲生を襲った。]
…キャスターね。
[先日の戦いの時に、踏み込んだ結界と同じ波動を感じる。
さすがに、不利な土地の上に、結界まで仕掛けられていては、手も足も出ない。]
…出来るかどうかはわからないけど、解呪してみる。
このままでは危険だもの。
[そう言うと、大きく深呼吸してから、印を組んだ。]
――……そうですね。驚くほどに、魔術の展開が早く、巧かった。
あの歳であれならば、長ずれば、どれだけのことが出来たのでしょう。
それに、私の主は、彼女の術を"魔法"と呼びました。本当かは判りませんが。
この時代には、"魔法"とされる術は五個しかないそうですね――私の時代には、まだ二桁ほどはあったものですが。
兎も角、私などより余程、魔術師らしい魔術師であったと思います。
[
魔術師が立ち位置を変えるのを、特に意味があるとも思わず。
名を知ることもなかった少女の評価を、淡々と口にした。
]
…神は社殿 仏は仏殿
山の神は山へ
水神は川へ
身膚を離れて
眷属集めて
白紙 御幣 花べら
花みてぐらへ
[いつもなら、足元からわずかながらにも補助してくれる、大地の力が無い。加えて、魔力はAランクのキャスターの敷いた陣。
じわり、と、額に汗が滲む。]
[目を、ぎゅっと閉じて、念を込める。]
…奥々九奥かんぴら
いかずが山へ 御引きのけを
(お願い、届いて…)
―― 頼み 参らする
[一瞬、青い光が茜を取り巻き、どこかでパシンッと乾いた音がした。]
ふ、加減などするからだ。
[ランサーの軽口に答える。しかし言葉とは裏腹に、ランサーの身のこなしから己の攻撃がこのままでは通用しないことも悟った。]
結界は、まだか……。
[ちら、とキャスターの様子を伺う。
――と、そこに襲ってくるランサーの一撃。咄嗟に蒲生正宗で受けようと試みたが間に合わない。]
グ、う――ッ!
[ランサーの一撃が脇腹を抉るのと同時に、身体ごと吹き飛ばされた。
そのまま河原を転がる。]
―中央ブロック・ホテル―
[少年は怒っていた。昨夜の聖の行動は、マスターとしての一線を踏み越えていると明らかに感じられたためだった]
――魔力の消費よりも、問題は行動の意図です。
相手はキラー。アサシンの能力がベースとすればマスターに
とってはどのクラスよりも危険な相手です。
何故、自ら隠れ場所を明かすような真似を?
[生前の軍歴からしても――或いは、魂に刻まれた苦い罪の記憶からしても。戦いにおいて、自軍の損害は当然のもの。だが、それを自ら招くような事は。罪、だった]
――ヒジリの魔術、拝見しました。確かにそれなりの威力はある。
しかし、私にとっては脅威ではありません。
この身に帯びた、主のご加護の前には。
あの程度の詠唱規模の魔術では、貫通できないのです。
同様の能力があの場に居たサーヴァントに備わっていたら、
どうする心算だったのですか?
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新