351 滅亡への序曲
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昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
1人目、楽天家 ゲルト。
村の設定が変更されました。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
2人目、司書 クララ。
司書 クララ
妖精さんとかー、喋る猫さんとかー、魔法の杖とかー。夢いっぱーい、ロマンいっぱーい、ですよねー。
妖精さーん、でてらっしゃーい。
魔法使いさーん、でてらっしゃーい。
司書 クララ
あれれ……だれもいない。
まだ、誰も来てないのかなー。早くステキなマジカルワールドが始まらないかしらー。
ん？ なになに？ 『滅亡への序曲』……？
なんだかヘンな立て看板が立ってる……悪質なイタズラですー。
司書 クララ
滅亡なんてイヤですー。だって妖精さんに会えるはずですもん。
『滅亡への序曲・ポロリと妖精さんもあるよ』
これで完璧ですっ。バッチグー（死語）ですっ。
あとは、妖精さんの本を枕にして寝たら、明日には妖精さんに会えるはずですー。おやすみなさーい。
定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。
鏡の声（村建て人）
ようこそクララさん。
なるべく不特定多数の方に集まって戴きたいので、いましばらくご迷惑おかけします。
なお村建て関連は不慣れなので、プロローグ中の発言Ptの回復etcで不自由ございましたらお申し出下さい。期待して待たれても多分気付きませんっ！！
司書 クララ
鏡さん、鏡さん、この世で一番きれーなのは誰かしらー。私ですよね、ね、ね、ね。
ご迷惑だなんてそんなことないですよー。待ち伏せも待ち合わせも待ちぼうけも慣れてますからっ。
ああ、ひらひらの妖精さん。妖精さんたら妖精さん。
司書 クララ
いつの間にか体力が回復していましたー。具体的に言うと、どうやらあと２０回ほどは大声で叫べそうな感じになっていましたー、キャー妖精サーーン。
二十四時間経つと勝手に体力が全快するみたいですねー、さすが不思議な事件の起こる村！ これも魔法のひとつなのかしらー。
司書 クララ
テステス、マイクのテストちゅー。
まちぼーけー、まちぼーけー、あるひせっせとのらかせぎー、そこへ兎がとんでーでてー、ころりころげたきのーねっこー♪
司書 クララ
良い歌ですよねー。
宝くじに当たったせいで人生を台無しにしてしまったウェストバージニアのジャックさんをほーふつとさせる歌です。勤勉こそ至上ということですねー。
一方、カウンティングでボロもうけしたMITの学生さん方のように人生エンジョイ（死語）してるあぶく銭らーもいるみたいですけど……地獄に落ちろ。
司書 クララ
はっ、ついぼうげんが。
話を変えましょう。
先日、私用がありまして中学生に図書館の使い方を指導しにいきましたー。存外、おとなしかったので楽でした。ところがっ、不意に机の下を見ると、半数以上の男女がこっそり手をカップルつなぎしているではありませんかっ！ ……地獄に落ちろ。
司書 クララ
べ、べ、べつに、私、彼氏いない歴＝年齢とかじゃないんだからねっ！ やきもちなんて、やいてないんだからねっ！！
彼氏なんて欲しくないんだからっ、本があれば十分なんだからっ！！
司書 クララ
……寒い。
凍てつく波動が心に吹き荒れるくらい寒いです。
ツンデレなるものが昨今の流行だと聞いていたのに、どうして私はダメなの……。
私がやると、ツンデレというよりはむしろ（人生）詰ンデルです。ああ鏡さん、鏡さんたら鏡さん。どうすれば私は勝ち組になれるんでしょうねー……。
司書 クララ
とまあ、思い切って発言を使い切ってやろうかと思ったのです。でも切なくなってきたのでやめますー……。
人生とは、常に氷河期である。
byクララ
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