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これはオレがキャロットな国を旅していた時の話だが…
キャロット国には『ペーター』という少年がいてな。
何故かしらんが…しょっちゅう『ピーター』と名前を間違われていたんだ。
その少年が言うにはだな…
「ジムゾンさんの事をついジムソンさん…って言ってしまったりとか、ディーダーさんて間違えるのはわかるよ?」
「なんでピーターなんて言われるんだろう。ピーターなんて名前の人はいなくなっちゃえばいいのに…」
このままでは、全『ピーター』の命が危ない。
…そう思ったオレは、ペーターを慰めておいたんだ。
この間に久しぶりにキャロットな国を通りかかった時にペーターに会ったら…
「最近、僕の名前を間違う人が減ったよ。」
「よかったじゃないか。」
オレはホッとしながら少年のために喜んだ。そしたら少年は暗い目をして…
「最近、みんな僕の事『年』って呼ぶんだ。ピーターさんは……まだ名前で呼ばれてるんだよねぇ?」
オレは…あの少年の目が忘れられないんだ。
オレの推理では…
ピーターを葬り去った犯人はこの中にいる。
そう。
【犯人はペーター。お前だっ!!!】
[ニコラスはペーターに指をビシィっと突き付け……ようとして空振りした。]
ありゃりゃ?
この村にペーターいないじゃん。
あっはっはっ(照れ隠し
え〜と…こほん。
じゃ…気を取り直して…。
オレの推理では…
ピーターを葬り去った犯人はこの中にいる。
そう。
【犯人はヤス。お前だっ!!!】
[ニコラスは相棒のヤスに指をビシィっと突き付け……ようとして空振り(略
『ヤス』なんて…みんな知らない事くらい知ってるんだからねっ!
別にあなたのために言ったんじゃないから…ネタがわからなくっても構わないんだからっ!!!
あたし…馬鹿みたいじゃないの。
あなたのためにコミットまでしようかと……思って…たなん…て。
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