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[朝、君たちは見ただろう。
学校の昇降口の前、通る者すべてを噛み殺さんばかりの、修羅のような表情…
入口の傍で、腕を組んで、入る者出る者すべてを監視していたユリウスを。]
[夕方の見回りと、書類作業を終えた。
何の目的もなく、談話室の扉を開ける。
そこは少し前、数日前まで、たくさんの人に溢れていたが…]
……誰もいないのか?
[静かな談話室に声が響く。]
お、セリナ君、居たか……っと。
[ソファーに居た事に気付かず、飛び起きたセリナを見れば、そちらにも軽く手を挙げて挨拶しようとしたが。それより早く、飛びつかれて軽くひるむ。]
こらこら、ほのか君の目があるだろう。はは!
まあ何より、元気そうで良かった。
[そう言って、わしわしとセリナの頭を撫でようと。
ほのかへ顔を向けて、]
無事でいることが、私にとって最も助かることだよ、ほのか君。
じっとしている事が嫌なら、風紀委員の真似ごとでもしてみたらどうだ?
見回りが増えるだけで、男は怯むんじゃないかね。
お……おう。
な、なんだ?何かね?
[いいもの、と言われハテナを一つ。
いや、それよりも、何よりセリナの動作に驚いた。
少し前までは考えられないような、積極的で活発なその動作に対し、何とも言葉に表せぬ暖かい気持ちが浮かんだ。]
[誘われるがままに、一つの席につく。もしや、と漠然とした予想はあったが、持って来られた者は、予想を上回るもので…]
…こ、これは。
セリナ君、君が作ったのか…!?
[驚きの表情で、座ったまま、セリナを見上げる。視線を、コーヒーゼリーとセリナの顔に交互に動かす。]
[コーヒーゼリーを視線で気にしながら、]
ううむ、そうだな…。
なるほど二人以上ならば、片方に顔を見られて逃げられるのを警戒するだろうな。
君は、一緒に入れるような人は居るかね?
[ほのかの顔を見やった。]
ほう、プルネラ君に。
彼女…そういう事も出来たのか。
[素直に感心。セリナの一瞬の少し沈んだような表情に、軽く眉を顰めて疑問に持つが。すぐに、戻ったのにこちらも表情を微笑に。]
うむ、頼む。
[給湯室へ向かうセリナを視線で追う。少し後に顔を出したのには、微笑ましくつい、はは、となんて笑う。]
[ぱく。
口の中で少し転がして、ひんやりとしたゼリーの味を味わう。]
………
美味しい。
[プルネラに教わったとはいえ…まるで、信じられない。とでも言うような表情で一言。]
……
[少し口を開閉させて、中に残った味を感じる。
しながら、ほのかへちら、とだけ視線をやって。]
少し、難しい質問だ。
…そうだ。
"自信は持とうと思って持てるもの"……とでも言っておこうかな?
[どうだ?なんて。]
[膨れたセリナに、少し慌てて立ち上がったが、すぐに、冷静にその表情を見ておかしくなったらしく、少しにやけて。]
美味しい! 本当に美味しいよ、セリナ君。
ちょっと……いや、大分見直した!
よく頑張ったなあ。君には、花丸だ!
[べた褒めを始め。机ごしに手を伸ばし、よしよし、と、言葉の勢いとは裏腹に優しくセリナの頭を撫でようとする。]
……
…ぷっ、 ふふ…… ふ…
[自分でも、あざとすぎた。と感じた。その上に相手が笑いだせば、こちらも笑わざるを得ない。つられ笑いを起こして、笑いをかみ殺す。
こちらも落ち付いてから、セリナを見つめ返す。]
…
「その」?
… 特別さ。勿論、特別さ。
君が特別じゃなかったら、昨日……。
[ふと視線が僅かに上がる。昨日の接吻が脳裏に浮かび、僅かに紅くなる。]
ふふ。
意地悪……か。
「このゼリーは、セリナ君が私に作ったのだ!
だから食われてたまるものか!!」
[拳を作り、叫ぶ。
姿勢を直す。表情を戻す。
涙をこぼし始めるセリナを見つめて。]
そんな幼稚な言葉じゃ、君への私の気持ちは伝えきれない。
だから、いっそ…隠しきっただけ、だと。
私の弱ささ。
[それ以上は言葉じゃ伝えきれない、だから、テーブルを回って歩み寄って、セリナの肩を両腕で抱いて耳元で、「ありがとう」と囁く。]
セリナ……。
[君、とつける余所余所しささえも忘れた。
囁き返して、首を縮めて口づけを返す。
長く。口からセリナの暖かみが伝わってくる。]
[ほのかの視線やら、場所やら、勿論何もかも忘れていた。]
…………。
……。
[記憶をたどる。確かに、調べられた。
狙われてはいけないと今まで黙っていたが…
覚悟を決めたのだろう、と、考え。黙って頷く。]
ミユキ君が……うむ、 そうか…。
……そうか。クレール君が。
[彼女、 いや、彼か。
彼は追放されたが。とりあえず、色々頭で纏めてから。]
一応、聞いておこうか。
探し回って見つけた証拠とは………
[真顔でじっとセリナの顔を見つめて。]
[ぽかぽか叩くようすには、軽く笑った。
はは。なんて。しかし。]
──── ……!!
[次のセリナの言葉。それは、まず許せないものだった。
聞いた瞬間、笑っていた表情は、セリナに対して見せた事もないような、修羅の、怒りの表情。ぎり、と、歯がみする音が、すぐ近くにいるセリナには聞こえただろう。]
……ふざけるなよッ!!!
[怒号。それは憤りのあまり、談話室を易く突き抜ける。両手で、セリナの肩を強くひっつかむ。]
私の言葉を覚えていないのかっ!!
護ると──
お前の身は、渡さないと── !!
[目を見開いて。相手を思い過ぎるゆえの怒りのままに。]
[くず折れそうになるセリナを、倒れさせない。
肩を掴んでいた手を一瞬だけ離して、体を抱きとめる形にする。
倒れさせない。少し屈んで、相手の肩に首を置いて。]
お前からもう、離れない。
今晩……いや……
ずっとだ……!
お前を、男なんぞに………
[力の籠った、小さな声。]
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