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あっ、やくしょくきぼうのおねがいききわすれちゃった!
とりあえず皆で、出口を探すことにしよう。
それぞれに与えられた役割は胸の中にしまいこんで…。
どうやらこのなかには、むらびとが1にん、うらないしが2にん、しゅごが1にん、よーまが1にん、じゅろーが1にん、ちろーが1にん、やみしゅごが1にん、血人が1にん、魚人が1にん、封印狂人が1にん、照坊主が1にんいるみたい。
[ 詩人が明かりのもとに現れたとき、
グエンはその場にはいなかった。
けれど耳許で囁かれるように、
からだの内から響くように、
声はしっかりと届いた。 ]
[ 顔を斜めにしながら杖で地面を叩く。
猫ふたりが顔を上げ、グエンを見た。
色違いの毛並み。
おそろいの瞳。
四つの目、まっすぐな視線が、
グエンの二つの目に向けられていた。]
ほかのみんなにも聴こえているのかしら。
あの子たちは、どこへ行ったのかしら。
行きましょう。
じっとしていると、こころがざわざわする。
こら、オーキィ。
とびつくのではないと言うのに。
ごめんなさい。
ヤコヴレは、ひとりになりたかった?
ひとりになったら、何か見つかった?
あの声は、聴こえた?
[ グエンは瞳を瞬かせながら、
いくつもの問いを重ねる。
歩みにつれて長い髪が揺れ、
ときおり猫がじゃれついた。
静かな森を、通り抜ける声。
くらい中を、進んでゆく。
見える明かりはだんだんと大きくなり、
グエンは大きく杖を振った** ]
[夢の中。確かに声が響いていた]
…詩人か。
ゲームの為に力を授ける、と?
お主…一体何者じゃ?
[詩人が術を使えるのは、この森ならではなのか
彼の言霊はいつしか自分を包み込み
目が覚めると、感覚が前と違う気がした]
(ゲームの開始を告げる声に促されるように湖を後にしたが、ティータの言葉を思い出せば苛立ちが、苦しさが揺り返してくる。
…それは、その不安は森が呼び起こすものなのか、失くしてしまった何かがそうさせるのか。…は小さくつぶやいた。)
好き勝手な事を…。
(しかし次の瞬間、背後からかけられたティーダの言葉を思い出し、苦い表情がわずかに緩む。)
しょうがないか、実際忘れてしまってるんだものなぁ。ふふっ、見つかると…いいね?
(と、その時!いきなり紫の猫が顔に貼りついた!)
[ふいに開ける視界。薄ぼんやりと光る湖から、さえずる歌が聞こえた
覗き込むと水中には小鳥の影。そして、水面は鏡のように自分の姿を映し出す]
………。
お?あ?わぁっ!
…あれ?目の前がっ!ってオーキィ?
君は…よっぽど俺の顔に貼りつくのが好きなんだね?
(猫の毛並みの柔らかさと暖かさは、それまでの苦い気持を吸い尽くすかのように優しかった。
すっかり穏やかな元の気持ちに立ち戻れたようで、あとからやってきたグエンの声に少し嬉しげに、困ったようにこう答えた。)
これ。取ってくれる?
>>6
ああグエン。うん、そうだね、俺は一人になりたかったね?
光る湖を見つけたんだよ。うん、そこであの声を聞いたね。
それで、そうだな。俺は今グエンと猫を見つけたね?
それはたぶん…俺が会いたかったからだろうなぁ。森の魔女が叶えてくれたんだね?
(目を輝かせて話しかけるグエンに、…は小さくありがとう。と付け加えた。しかし*聞こえたのかどうかはグエンにしか解らない*)
皮肉な事だな。
[自分の姿が映った湖を、杖でばしゃりと打つと水面はゆらゆらと揺れ。鳥の影は散っていった
揺れた水面は暫く経つとまた再び周囲の景色を鏡の様に映し出し
...はため息をつくと、皆の所へ*戻って行った*]
[もぞり。
目を覚まして半身を起こす。
周りに人が増えているのを見て、ごしと目を擦る。]
おかしな夢を見たんだ。
ゲームをする、とかなんとか…
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