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──Mundane(現実世界)──
[シシーが、某所某場所にある喫茶店の扉を押し開くと、カラコロとベル代わりに、茶室で燻したしたような渋い色合いをした竹が鳴った。来客を告げる音で現れたのは老婆で、手捻りの器を両手に持っていて、それを乞食のように掲げる。シシーは、放るようにサイコロを転がした。]
[地べたを這う人間達を、衛星軌道上で生きる人間達は、何を思い、見下ろしているのだろうか。衛星軌道上で生きる事は、心理的にも高みから見下ろすものであり、地表で生きる蟻の大きさにも満たない姿の人間達の心は結局のところ、触れえるものにならない。
展望は、高みに在る当人が正しきものと思っていたとしても、
それが幸せに繋がるかどうかなど、誰にも理解りはしない。]
[卵型を模した部屋は、中央に透明な膜──分子レベルで構成された──に覆われた、"何か"、があった。
領域を越す微かな感触を感じて、膜の内部へと入り込むと、蝶が乱れさく領域──普通、3Dホログラムは、身体に当たれば身体の表面を滑らずに当たった向こう側から、また現れるのだが、シシーの身体に当たった3Dホログラムの蝶は彼女の表面を映像として滑り、適当な身体の場所でまた飛び立った。]
[音も無く進む事が出来る靴を履いているらしい。
ふと立ち止まる。]
…兎の耳は、やっぱり子どもっぽいかな。
Teenagerに見られると嫌だからはずそうか。
そもそも、このアバターがJackそのままで改造する時間も無くダイヴしてるって事自体が危険なんだし…。
スクールで、同級生達の前で可愛い物が好きだとか、そう言う事言うの──死んでも嫌だし。つい、拾い物に浮かれちゃった。
[ふわふわの白い耳を外して、くしゃくしゃに丸める。]
──そう言えば。
JackがMamの愛人がモデルだって噂、本当なのかしら。
それとも、JackがMamが唯一自分の子宮で産んだ子どもがモデル…って方が本当なのかしら。
[空中の一点でピタリと止めた指の先には、何時の間にか1mm〜2mmの銀色の端子がぶつぶつと迫り出している。瞬く間に、彼女の手首を這い登る、銀の粒の群れ。]
[シシーは卵型の部屋の中央に置かれた、部屋と同系色の椅子に座った。椅子の傾きは、人間工学に基づき、とても心地好い形に作られている。
彼女をすっぽりと覆う、巨大な白い椅子。椅子から延びるケーブルは、椅子の直ぐ下に潜っている。まるで、地下深くへと根をおろすかのように。]
[目は、空中を舞う無数の蝶の群れを見るともなく見つめ]
[シシーの意識は電脳空間へとシフトした───。]
[目は半眼に。世界を見つめる]
―under/Boulevard―
[トレーサーを使い、この場所までシフトした。
戦いの傷跡もなく、ただ閑散としたこの場所ですでに活動を停止した存在に関する情報収集
…残留情報やシステムログのチェック…
などを開始した。だが芳しい成果は上げられず今後の方針について考えざるを得なくなった]
現地に来てはみたものの、成果無し、かぁ…。
予想の範囲内ではあったけど…
やっぱり接触していた存在を探すしかないのかな。
あんまり危険なことはしたくなかったんだけど…
[その言葉と共に髪に隠れるようにヘッドセットを取り付け、短いコードをこめかみにつなげた。
右目に直接レティクルが浮かび上がる]
最後のほうに送られてきたデータの中にmemento moriってあったけどこれもよくわからないのよねぇ…。
─ UNDER / Boulevard ─
[弾む足取りで敷石を飛び越える]
お嬢様も執事の方も、Luther様も居られないですわね……。
お友達。
お婆さまは沢山の人と出会えと仰いましたわ。
──あら?
[視線の先。先ほどは気付かなかったが、少女の姿]
あの方はお友達になってくださいますかしら。
お茶にご招待できますかしら。
それにしても…世界の根幹となってるあの人は元気なのかな。
元気、って言い方も変だけど…。
すでにこの世界も三度目、一度目は誰もが忘れてしまったほどずっとずっと昔の話。
二度目の世界こそが世界の始まりと終わりがあって…そしてこの三度目がある。
安定したものを望んだはずなのに、形を保持する為の揺らぎの度合いが広がってるんだろうなぁ…。
私は監視するだけだから何も介入するつもりはないけどね。
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