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ミント に 1人が投票した。
ニッキ に 7人が投票した。
ライム に 1人が投票した。
ニッキ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、ミント が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、レモン、クランベリー、カシス、メロン、コーヒー、ソーダ、ライム の 7 名。
「ああもう……私が寝ちゃうなんて。
人のこと笑えない。ごめんね、みんな。
【ソーダはネズミじゃない】
なかなか見つけられないな。でもソーダがネズミじゃないなら、みんな少し安心できるかも?
……ミントが人形にされたの。そう。
私あなたのこと占ってみたいなって思ってたけど、勘って当たらないのね。」
ボクは目を開けると驚いた。
また人形が増えてる!
そしてボクは昨日、
「おはよう、昨日は色々話す前に寝ちゃったね、ゴメン。
ニッキが眠ったのか。
ミントに入れてたのはボクだから、昨日はみんなが意識を合わせられたんだ。
ライムに入れたのは、ニッキだろうから。
ウン、でもこれって、ネズミも意思を合わせてるよね。」
ニッキはネズミじゃなかったのか、と少し不安になる。
誰が怪しいとも言わなかった、ボクが言えたことではないけれど。
「毎回毎回、眠らせる人と人形になる人って2人ずつ減っていくなら明日は5人。
ニッキとリンゴがネズミじゃないとなると、」
特にリンゴは青い飴の持ち主かもしれない。
「明日は残り5人。ネズミとその従者が3人になると、もう眠らせることはできない。」
(…私、起きてる…?)
グミの山で眠るニッキさんは、どうやら眠る私に声をかけてくれたみたい。あれは、夢じゃなかった。
(荷物……)
肩にのしかかるプレッシャーは、期待だ。これは私にしか出来ないことだと言い聞かせていた。…ニッキさんに、あんな事言われて。心の内側が覗かれた気分だった。
目をこすり、身体を起こす。ねずみにイタズラされた子は、誰?
私だと思っていた。
このまま、ギモーヴの香りに包まれて、眠りから覚めない子は私だと思っていた。
「ミントさん…」
私と感性の違う持ち主。ミントさんの視点には、気付かされること、沢山あったのに。
んっ、おはよ!
あーんミントちゃん。お友達になろ? って言ったばっかりだったのに。
ソーダくんはカシスちゃんの飴、美味しく食べられたみたいだね!
コーヒーくんはメロンちゃんの飴、どうなのかなー?
メロンちゃん、ミントちゃんがお人形にされちゃうかも、なんて言ってたんだね。
予想的中だー! すごいじゃーん! 私はクランベリーちゃんだったとずっと思ってたけどな。
クランベリーちゃん、無事でよかったね。
ミントちゃんは残念だったけど。
クランベリーちゃんのことをお人形さんにできたら、もう正しいキャンディーがいなくなっちゃうから、もう皆の意見もバラバラのままネズミさん超有利ー、ってなりそうなのに、ミントちゃんを狙ったんだね。
トランプ兵士さんを狙ったのかなー。怖かったのかなー。
トランプ兵士のことはあまり喋らないようにするね。
クランベリーちゃん、二人から悪者じゃないって言われてるけど、一応ネズミの仲間の可能性もあるんだよね。それちょっと困っちゃーう!
でも、あんまりないかなーって思ってるよ。ネズミさんたちの仲間なのに、ネズミさんたちとお話しできないんでしょ? それならもっと分かりやすく、私たちのこと邪魔しそうだよね!
クランベリーちゃん、これからもよろしくね?
おっはよー!
今日はミントちゃん、かあ。
うう、みんなどんどん人形になるねー・・・怖いよお。
/*青ざめた顔を隠すように俯く*/
カシスちゃんとメロンちゃん、それぞれの飴玉舐めさせた人は聞いたよー。
メロンちゃんが来て、結果言われてから色々考えよっかな。
「そっか…クッキーの兵隊さん…ねずみ達は、警戒してる筈だもの…」
どうしてミントさんだろうと思った時、一番に浮かんだ理由はメロンさんが占う先だから、というものだった。
一理ある。青い飴の持ち主を狙った様子ではなく、クッキー兵を探していそうだと思った。
「それから…もし、こっそり青い飴を持ってる人がいたら、名前を書かなくていいので…チョコレートの掲示板に、【匿名で、ねずみが眠った時だけ、教えてほしい…です】」
黙っててもいい。だって、人形になるかもしれないから。私でも、同じ立場なら黙ってるかもしれない。だから、名前は伏せてていい。けれど、ねずみが眠った時だけ、教えてほしかった。
おは、おはようございます…!
ニッキちゃんは青い飴の子じゃなかったのか…。
ミントちゃんもなんてこと…。
…でもなんでミントちゃんだったんだろ…。
ミントちゃんは昨日のメロンちゃんの飴候補のひとりで、メロンちゃんはコーヒーちゃんに飴をあげたがってたけど…メロンちゃんがホンモノだとしたらカシスちゃんの候補にあったミントちゃんをネズミさんだと見て飴をあげると考えたネズミさん側が自分たちの隠れるところを減らさないようにミントちゃんを…みたいなことも考えちゃうかな…。
メロンちゃんがニセモノなら、コーヒーちゃんがお仲間で色変わらなかったよって言うから、もう1人の候補はいなくなってた方がカシスちゃんの飴を貰う人に注意を向けやすくなる…のかな?
普通にクッキーの魔法の子を狙ったのかもしれないけど…。
あたしもよくわかんない…!
でもコーヒーちゃんは色変わらなかったでいいかなって。
まだ飴をもらってない子の中にひとりはいた方がまだ赤い飴の子たちに手がかからないと思うの!
多分…。
まだ誰からも飴を貰ってないのはあたしとライムちゃんだけだから、今日あたしが候補に上がったら…うーん、クランベリーちゃんをお人形さんにしちゃえば明日フリーにはなるのかな…
ありがとう〜
ここまで進んでくるとどんどん怖くなってくるわね
今晩クランベリーちゃんをお人形さんにしたいな…
私、もう一度レモンちゃんを希望に出すわね
「こんにちは、ごめんなさい遅くなってしまって。今日は早いうちに希望だけ出して、あまり顔を出さないと思うの。先に謝っておきます、ごめんなさい」
どんどん人が減り、私がしっかりしなければならない時なのに…申し訳なさに気分が下がる。
それでも、私は自分の仕事を全うしなければならない
「掲示板にも残した通り、私はコーヒーさんに飴を舐めていただいたわ、結果は…【コーヒーさんはネズミさんではなかったわ】
そろそろ見つけてもいい頃なのに…ごめんなさいね
それに、よくお話をなさる方だから狙われやすいだろう、くらいの軽口が現実になってしまった。
こんな予想が的中するくらいなら、ネズミさんを見つけたいわ!」
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