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【業務連絡】
こんにちは。村建てです。
明日朝エピ入りします。今のうちに希望をナタリアにセットお願いします。よろしくお願いします。
── 11月のある日 ──
[文化祭も体育祭も終わって。
学校行事のお祭りが一段落した頃。
私はドキドキするような心臓がぎゅーってするような
ソワソワと落ち着かない日々を送ってた。]
うあぁぁ。
[何事か思い出しては一人で頭を抱えたりして。
多分挙動不審だったことでしょう。*]
― 11月の下旬ごろ ―
うーん。準備足りてるよね。大丈夫だよね?
[部屋で、ゲームもせずにデスクに座ってしかめっ面。
もってく物は整えたはず。おねだりされたプレゼントに手土産、服装もきちんとしたの用意したし母親通して話はしてもらってるしえーとえーと。]
……落ち着かない。あー落ち着かない落ち着かない。
もういいや出よ。うなってるとどうにもなんないよ。
[ばりばり頭かきむしってうなり声。
約束の時間にはずいぶん早いけど部屋にいると落ち着かないんだよ。*]
── 待ち合わせ ──
[待ち合わせ場所は駅前で。
二人で初めて待ち合わせた場所。
あの時は一枚で着ていた、水色に青い小花柄のワンピース。
それに白いカーディガンを合わせて。]
桃君。
[いつも必ず先に来てるあなたに。
微笑みかけるだけで、胸がいっぱいになって。
頬が染まって、眦が和んでた。*]
― 駅前 ―
[あの時みたいに、先について、ぼんやりと街を眺めてた。
待ち合わせに遅れるのが好きじゃない。
愛里ちゃんに逢える時間を遅れて削りたくなんかない、っていう自己満足。
あの時とは違って、スラックスとワイシャツにきちんとネクタイまで絞めて。]
愛里ちゃん。待ってた。
[いつもやってきて微笑みかけてくれる貴女を見るだけで、心が穏やかになって。
でも、かわりにどきどきしちゃって。
毎日やっぱり、惚れ直しちゃうんだよな*]
[きちんとした格好のあなたを見ると、心臓がドキドキして。
待ってたって言われたら、頬が染まった。
何でこんなに緊張するのかしらって。
今までたくさんデートを重ねて来たはずなのに、狂おしいくらい緊張してて。]
あいたかった。
[て、呟いて。そっと手を差し出したの。
あなたは繋いでくれたかしら?]
ど、どこか、行く?
[約束の時間より早かったから、そんな風に尋ねて。
二人でただ街を歩くだけでも、いいんだけど。*]
[白に水色を散らした愛里ちゃんをみて、眦が下がる。
あのとき着てたワンピース。白いカーディガン。僕のために着飾ってくれたんだ、ってわかるからさ。
だから、そっと差し出された手を取って、しっかり指を絡めよう。あのときみたいにね。]
あいたかったし、あいたいし、いつでもそばにいたい。
[にっこりと、その瞳を見つめながら小さく。
きっとそれはおなじだとおもってるから、さ。]
……ゲーセンいってプリクラとろうか。
散歩するだけでも、いいんだけど。
[ん、って唇に指をあてながら考えて。
一緒にいられればなんでもいいんだけどさ*]
[手を繋いでくれて。指が絡まって。
淡く染まった頬で繋いだ手を見詰めて微笑んだ。]
ゲーセン行きたい!
……今日の記念になるね。
[恥ずかしそうに笑って。
覚えててくれたんだって、嬉しかった。
桃君を見上げて、その目を見詰めて、ニッコリ笑ったの。]
── ゲームセンター ──
[相変わらず大きな音が流れるゲームセンター。
プリクラのコーナーに行ったら、可愛いフレームを必死で探した。
せっかくだから、顔だけじゃ無くて、全身が映るタイプの機械を選んで。]
手、繋いだまま映っていい?
[尋ねて。ちょこんと肩口に頭を寄せた。*]
[ぎゅって手をつないで。できるだけ体温がわかるように、体を寄せて。
少し寒くなってきた季節なのに、隣の恋人がいるだけでぽかぽかする。
こぼれた微笑みなんか見たら、心臓が跳ねて暑くなるくらいだよ。]
いっぱい記念、つくろーね?
ふたりで、これからも、さ。
[少しだけずれるようになっちゃった目線の高さ。
身長なんか無駄に伸びなくてよかったのにな。愛里ちゃんの顔をまっすぐみたいんだから。
ほんの少し膝を落として、その目をまっすぐに見つめて、嬉しそうに笑ったんだ。]
― ゲーセンで ―
[一生懸命どのフレームがいいか探してる愛里ちゃんを嬉しそうに、嬉しそうに。
どれにしようか、なんて声をかけながら、その横顔をみてた。
……やっぱり天使だよなあ。地上に降りてきてくれてありがと。]
もちろん、お姫様のお願いはいくらでも聞くって言ってるじゃない。
あ、でも。
[ちょこんと乗った頭を、軽く触れて、小さく囁いた*]
― なんてことない日常 ―
[裁縫で通っているうちに昴の家族ともすっかり仲良くなり]
こんにちは
栗が沢山手に入ったので
栗ご飯と、栗きんとんと
渋皮煮を作ってきました。
渋皮煮はシロップ漬けだから
けっこう日持ちしますよ〜
[自作のお菓子やおかずなどをなにか持っていくと喜ばれるので頑張って作っている。*]
[並んで歩くと、少しだけあなたを見上げる形になる。
きっと知らないんだろうな。
男らしくなっていくあなたに、どきっとする事が増えた事。
手を繋いで街を歩くとき。
頬が勝手に染まる事。
少しだけ膝を落として、目線を合わせてくれるあなた。
どうしていっつも、そんなに優しいんだろうね?
どうしていつも、そんなに私をドキドキさせるんだろう。
私もあなたの優しさに見合うだけの、女の子でいられたらいいな。]
[ゲーセンでも、彼はわがままを聞いてくれて。
肩口に寄せた頭に、優しく触れてくれる。
囁かれた言葉に、私の頬は蒸気して。
勝手に心臓が飛び跳ねるの。]
― 10月25日 ―
[朝、教室に入って風音を見つけると]
おはよう風音ちゃん。
はいこれ
[と言って封筒を渡す。
中には、Happy Birthdayと風音と悠の似顔絵を描いたカードと、
konozamaのギフトカード。
可愛げなくてごめんね、と書き添えてあった。**]
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