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……っとと、その前に……
[ユウヅキは、着信を確認する。自分の通信機の番号が目に入り、エイミーから連絡が来たのが分かる。あとは何故かソノランからも来ていたことがわかる]
[歩きながら片手で操作し、エイミーに連絡する]
僕だ、今からB-607の小拠点を殲滅させる
それから…エヴァンス氏が、ウロボロスに捕まっている
なんとかして居場所を突き止めて保護したい、そちらからも何か情報が出れば教えてくれ
それが終わったらどんどん小拠点をつぶしていくぞ!
[その声はとても晴れ晴れとしていた]*
[エイミーの死のイメージがぶわぁと膨れ上がっているのが伝わっているだろう。
エイミーの端末の連絡先を聞き出す]
ユウヅキが行くまで、遠くからやれよ?
陽動で機械を引きつけた後で、襲われないようにやれよ。
ひとりで突入するのは自殺行為だからな?
[大群の元へひとりで行こうというような、朧げなイメージだけが男には今は伝わっているだろう]
『ユウヅキ。
ゲート近くでカブトムシ型の機械共が大量発生だ。
センセが現場へ向かっている。
援護に行け。
暴れて陽動し、動きやすくしろ。
ひとりで突っ込ませるな。
陽動役は役目を果たせ、ドンパチ野郎』
[ゲート付近の、エイミーが向かうであろう住所を記し、メッセージを送信した]
[スティーブに向き直る]
俺達は、このまま旧地下道を進むぞ。
陽動役にはきっちり働いてもらう。
でなきゃ、別れた意味がない。
そうだろ?
お前だけトばして後で追ってもいいんだが、悪いな。
今の俺は、お前がいないと不味い。
嫌な想像ばかり巡る。
[予期不安と呼ばれるようなもの]
ー下層区域 B-620あたりー
[スラム街を抜け、目的地の下層区域B-607に向かうとちゅう、ヴェスからメッセージが届く>>22>>23]
は、ハア?!カブトムシぃ?!!
嘘だろ、あのサイズが飛び回ってる、ってどのくらいの規模だよ!?
場所は……B-612…>>1:196
……おいおい嘘だろ通り道じゃないか!!!
ノエル、行くぞ!!!
[遠回りしてカブトムシを回避している時間はない。しかもユウヅキたちのいるB-620地点からではB-612地点を通らなければ目的のB-607にたどり着けない]
[ユウヅキはノエルの手をしっかり掴むとエイミーのいるであろうB-612地点へと走り出した]
[合流したら、朱い目はすぐにでもカブトムシ駆除に入るだろう]*
―― 少し前:ゲート ――
[カブトムシ騒ぎ>>4が起きる少し前の事。ユウヅキから着信が入る>>21]
もしもし?そう、B-607……
エヴァンス氏って、ノエルの家族かしら?
わかった。
こちらはウロボロスの偽バグ・シングの標的に
ならないですむチップを手に入れたわ。
解析してうまく使えないか試してみる。
なんだか、元気そうでよかった。
[口元が緩む。]
あ、でも身体は回復するから!
3分くらいこのまま切らないでおいて。
[しばらく電波を通じてユウヅキにエネルギーを転送する。1度くらいの無茶には耐えられるだろう程度の量。]**
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