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[さて、老婆の言った通りの方向にきた娘だったが。]
……あんの婆さん……!!
[怒りに震えていた。
老婆には道案内の駄賃を渡したというのに、やってきた方向にはユウヅキと泥棒の姿どころか目撃情報もありはしない。]
もうここの人なんか信じないんだから!
[吐き捨てると、きっと上を見上げた。視線の先にあるのは監視カメラだ。]
怪しいからあんまやりたくなかったけど、
[と、監視カメラの設置されているポールをつかみ、よじよじと登っていく。下からスカートの中を覗き込む輩には気づいていない。スパッツをはいているからと安心しきっている。
ポールを登り切ると、監視カメラにそっと触れ、目を閉じた。]
あなたの記憶、見せて?
[問うと同時に娘の意識は監視カメラに入り込んでいった。]
── スラム街 ──
……ふぅ。
[降りようと下を見ると、大勢の人々が娘を見上げていた。]
ちょっと、盗んだりしないわよ!
降りるから!どいてよぉ!
[ポールを滑り降り、なんとかかんとか人垣を抜けていく。]
だからやりたくなかったのにぃ!
[涙目でブラックマーケットへ駆け出した。]**
ベリティさんには、いつもご贔屓いただきまして。
[そう言って、男は彼へ、ニコリと笑う。
営業スマイルというやつだ。
男の店には子供が良く来る。
その理由は男が、そこらへんの小石でも、ガラス瓶でも、
なんでも買い取るからだ。
たまに武器を持ってくる子供もいるが、その時は買い取りはするも、
次からは持ってくるな。場所だけ教えろと伝え、
武器はすぐに壊し、分解してしまう。
教えられた場合も同様に。
ベリティはそんな中の一人だったか。]
―回想―
[威勢の良い声が、聞こえる。この声はお得意様のベリティだろう。]
いらっしゃいませー。
たまには、買ってくれてもいいんですよ。
[兄妹喧嘩のようなやり取り>>90を見ながら、男は笑いながら、
そう言う。]
はーい、またー。
あ、この前の"あれ"は中々良い値で売れたので、またよろしく。
[そんなことを言いながら、またねーと言うベリティに手を振った。店のものをくすねていたことは、
逞しいな、と。この世界では盗まれたほうが悪いのだ。
掛け合いを続けながら去っていく二人を見ながら]
仲いいねぇ。
[男はそれをどこか懐かしそうに見ていた。]
上層のやつかもしれねぇだろ?
[下層か中層、そう言う彼に、男はそう言う。
上層の人間がスリをする必要など、確かにないだろう。
可能性の高いものから、考えていくのが効率的。
それは、分かっているが。]
…あぁ。
ごちそうさまでした。
[非常食がまるっと消えた、その言葉に、男はにんまりと笑う。]
なんてね。
たまにガキどもが、店に来るんでね。
スティーブから!!って。
[ちゃっかり、人に売りつけるのは忘れないのは、
やはり逞しい。*]
―アデルと―
どーも。
アデルさんも。いい名前だ。
[ここはスラムだ。いちいちそんな人間の名前など、
上層の人間は覚えやしない。男はそう思っていた。
それに、男は元々名前はない。
名を持たずに育った。
昔はいろいろ名前はあった。
が、今はスティーブで通している。
男の名を好き勝手に決めていた妹が、
最期につけた名が、スティーブだった。
それだけだ。]
[そうして、ドンパチ探偵が、やってくれば、
アデルの興味はそっちにうつったようだった。
好き勝手に、探偵の頬をツンツンとしている。
それに対して、血がつくぞと、動揺している様子の男>96。
まさか、アデルを女性と思い、その反応を見せているとは思わない。
男の顔はよく見れば引っかき傷だらけ。
どんなドンパチをやったか、非常にわかりやすい。]
んじゃ、俺にはもう用はないよな?
[アデルにも男をみせる様子だが、
男は特にそれを確認することはなく、
そう言うと、歩きだす。]
じーさん、ばーさん弔っといてって、
あいつらに、言っといて。
[店主は先程見た道端で、動かなくなっていた。
ここでは日常茶飯事のことではあるが、馴染んだ人間がいなくなるのは、やはり良い気分はしない。
あいつら、とはスラム専門の葬儀屋とでも言おうか。
実際葬儀を行うわけではないが。
そうして、先程のアデルからの支払いを渡してしまうと、男は去っていった*]
んー、いい触り心地。
あぁ、アタシ?アタシはただの通りすがりの者よ。
そいつがどこの誰かも知らないわ。
[振り払うそぶりのないユウヅキの頬をしばし堪能した後>>97、我に帰るように質問に答えた。]
ところでこの人何かしたのかしら?
アナタと喧嘩、というわけではなさそうよね。
[切り傷とは思えないが、やたら傷だらけのユウヅキに対して問いかけた。]
上層のやつかも、か
わざわざ自分の手を汚すより下請けにさせそうなものだが…
可能性としては切れんか
[スティーブに上層部の者の犯行の可能性を言われ>>104少し考える。上層部出身者があんな雑踏の中にわざわざスリに来る可能性は考えていなかったが…視野から外すのは一つお門違いというものか]
[そしてニヤッとした笑いと、ご馳走様の言葉。その後に続いた言葉にユウヅキは非常食たちの運命をなんとなく察した]
………はぁぁぁあ……
スティーブ、あのバカを止めてくれてもいいんだぞ?盗まれた回数をカウントするのも飽きた……
[そのため息の深さからどれだけべリティという少女に振り回されているのかがよく見える。ドンパチ探偵とはいえその上を行く破天荒な少女にはかなわないらしい]
─ 中層区域 ─
[ソノランが降り立ったのは3つの区域の中で一番ブロックの多い中層区域。
住人も多く、それに伴い様々な施設も雑多に集まる場所。
その中にあるカフェの一つ、そのテラスに並ぶ椅子の一つに腰掛けると前髪の奥の右眼を開いた]
アイスコーヒー、ミルクと砂糖たっぷりで。
……え? 新しいのが入るって?
へー、まだ届いてないの?
なぁんだ、また今度にするわ。
そーいえば倉庫街で盗難騒ぎがあったんだよなー。
盗まれてなきゃ良いね。
[ケラケラと笑いながら余計なことを言うと、マスターは不安げな表情をする。
品物が何であれ、価値があると見れば盗む輩も多い。
あまり出回っていないものだと知れればその確率も上がることだろう]
[マスターを怖がらせた後に届く注文の品。
アイスコーヒーに口をつけつつ遠くを見遣る。
右眼に映るのは都市内のあちこちの光景。
どこで何が起きているか、ランダムに眺めるのは暇潰しの一つだ]
…いつも通りっちゃあいつも通りかなぁ。
[都市内はおおよそ平和という言葉は程遠い。
上層区域であれば静かな時もあろうが、そちらは水面下がどうなっているやらで。
中層区域以下は表立った騒ぎも裏側での暗躍も何でもござれだ。
この暇潰しであれこれ見える時もあるが、今日は休暇なので積極的に動く気はほぼない]
──…まぁ、何とかなるっしょ。
[見えたもの全部に対処してたらキリが無い、と割り切るのは早かった。
しばらくは観察を繰り返して、カフェのテラスでのんびりしている*]
―男について―
[男は生まれも育ちもスラムだ。名前もない。
が、男には妹がいた。
名前のない二人は、互いに適当に名をつけた。
妹が名前を思いつく度、男の名前は変わる。
男も名前を考えるが、]
『おにーちゃん。下手』
[そう言って良く怒られていた。]
[異能については、男にとってはそれは、
食べ物が手に入る。としか考えていなかった。
盗みを繰り返す生活。
そこで出会ったのが、飯場の老人だった。
案外、事情があって、護衛を雇えない奴は多い。
そういう人間への護衛。
妹はスラムで物を売り、
男は外で護衛をする。]
[けれど、とある事件。
なんてことはない。ここでは、よくあることだ。
日常茶飯事の諍い。
たまたま店頭に並んでいた、武器。
それが、諍いの中、取られて。
運悪く。
巻き込まれて、一人、スラムの人間が死んだところで、、
日常茶飯事の中。
そんなこと、誰も気に留めやしない。
外から帰ってきた時、
おかえりと、迎える声を失った人間が一人増えるだけ。]
[妹が倒れていた、その場所に
丸くなって、身体の影に。
赤く、血文字で、
"すてぃーぶ"
なんて、俺が殺ったみたいじゃねぇかよ。
と、ポツリ呟いた。]
ー アデルに ー
[スティーブを見送りつつも顔をつつかれ、ようやく返答が帰ってきた>>108。 どこの誰かも知らないという言葉に頭を悩ませた]
そうか…この男どうしたものかな…ここに放置するわけにもいかないし…
[何かしたのか?という質問に対してはユウヅキは正直に答える。彼が倉庫街で盗みを働いたこと、それを追いかけてきたらどういう訳か気絶したこと]
この傷はこいつにやられたわけじゃないから気にしないでくれ…こっちのやつだ
[左腕に抱える猫の入ったゲージを見せ、傷の理由も説明する。相変わらず血は固まらない]
[少しユウヅキがよろめいた気がした]
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