1763 【新春ネタ村】あたまのゆるい新年書き出し小説大賞
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屋敷の中庭に一本だけ生えている桜の木を抱き締め、少女は泣きながら呟く。
「生まれた時から一緒だったのに……もうお別れだなんて、嫌……。」
( 59 ) 2017/01/05(木) 17:09:36
>>58ほうほう。
>>50は個人の人生というより世相全体の変化みたいなイメージか。そう捉えると物語の雰囲気が変わるね、面白いなあ。
( 60 ) 2017/01/05(木) 17:15:43
彼は箱庭を造り、たくさんの人間に称賛された。
だが、一番認められたい人間に認められる事はなく、
死ぬまでその箱庭を造り続けたという。
( 61 ) 2017/01/05(木) 17:45:37
最近流行りの映画を観に行った帰路の途中、
階段から滑り落ちて記憶を無くしたらしい僕が、
病院で最初に訊かれたのは名前だった。
( 62 ) 2017/01/05(木) 17:56:06
( 63 ) 2017/01/05(木) 17:56:14
>>61本当に欲しいものだけは手に入らない。切ないね。
>>62映画のタイトルが分かった。
( 64 ) 2017/01/05(木) 18:03:46
満天の星々の下、僕らはタイムカプセルを掘り出した。
時間は流れる。
あの星々にも、この校舎にも、そして若き日の恋にも――。
( 65 ) 2017/01/05(木) 18:10:46
深夜に降り積もった雪は、隣の家の広い庭との境をわからなくする。
この時だけは、憧れの一人部屋をつくることができるのだ。
スコップを片手に、少年は目を輝かせる。
( 66 ) 2017/01/05(木) 18:56:15
白い息を掻き分けた先の標識を見つめた。
この大地でしか生きられない「幌」という字に哀れみを抱いてから、
酷い自己愛だと我に返ったのだった。
( 67 ) 2017/01/05(木) 19:11:47
空は、何もかもを覆い隠そうとするように雪を落としている。
一方、私は白に酔いしれることもなく、ただひたすらチョコレートケーキの大地にシュガーパウダーを降らせていた。
( 68 ) 2017/01/05(木) 19:22:58
彼女は冬の方が美人だ。
もっとも来年の夏には真逆のことを言ってるだろう。
( 69 ) 2017/01/05(木) 19:24:26
深夜に降り積もった雪は、隣の家の広い庭との境をわからなくする。
いまこそ侵略、いや奪還のとき。
…田舎だと勝手に自分ちの山、取られたりするのよねェ
( 70 ) 2017/01/05(木) 19:41:11
もみの木が1週間で松に変わる国なのだから、1年経ったらどうなるのか、彼女が私に問うた。
猿が鳥になるのだと答えると、その高く整った鼻を嗤わせた。
( 71 ) 2017/01/05(木) 19:44:34
しばらく離脱するからもう張っちゃった
みんなの面白いね、時間かけて読むと雰囲気変わったりして。
( 72 ) 2017/01/05(木) 19:49:23
>>70
心の垣根が消え失せるような、清々しい話かと思えばw
>>69
とか、褒めたいの?褒めたくないの?とか思ったけど、笑っちゃったw
( 73 ) 2017/01/05(木) 19:59:15
( 74 ) 2017/01/05(木) 20:02:07
玄関は開かずとも、縁側はいつも開け放たれている。
馴染みのソレはいつも庭先から姿を現した。
( 75 ) 2017/01/05(木) 20:05:10
じゅらるみん小説家 じゃすぱーは、いつの季節も綺麗って言うことじゃない?
( A20 ) 2017/01/05(木) 20:06:36
>>74
きのこたけのこ、腐葉土に不法投棄。
山には色々なものがありますからね〜
( 76 ) 2017/01/05(木) 20:07:05
庭の薔薇の花弁を全て白く塗り替えてやった。
最も叱られた悪戯だ。
( 77 ) 2017/01/05(木) 20:14:47
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