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―広場―
……必ず両手で、と。
[クリスからの教えを、反復する。
歩き彷徨いついた場所は、広場。
そこに見える、アリシアとジャン、そしてミリア。
彼らに手を振り、歩いていく。銃は懐の中。]
メノちゃん……。
[メノミリアに涙を零させているのは自分の言葉。だから自分には声を掛ける資格などない]
ジャンクスさん…メノちゃんを庇ってくれてありがとうございました。
[素直にそう思い頭を下げた]
[アリシアが薬を受け取るのを確認して、安堵の息を吐く]
……ああ。まだ未完成の代物だが、アリシアさんならきっと良い方向に導いてくれると信じてるから。
死んじまった、検死官候補の青年バイトや銀髪の義手の人たちの分までさ。
[広場に現れた少年の姿が見え、そちらを向く]
…検死官候補?
[ジャンの声に、きょとん。]
銀髪の、義手?…おっさんのコト?
…それが、どうしたんだ?
[こちらを向いたジャンに、問う。
ジャンはダンテについて何か話していた?
それはダンテを殺した者に繋がる?]
ジャンクスさんも随分わたしのこと、買い被っているんですね。
[くすりと笑ったが、その後の言葉に息が詰まる]
死んじまった青年バイトって…
もしかしてメディクスくんのことですか?
[検死官であると告白された日から姿を見ていなかった]
よお、ちょっと見ねえ間にいい顔になったな、雛、いや、ケビン。
ああ、そうだ。メディクスって言ったな。
……知らなかったのか?あの銀髪の義手の男が殺した。で、あいつは俺が殺した。
[晩御飯のおかずを伝えるような気軽な口調で、二人に告げた]
…ミリア?
あ、ああ、ミリア…丁度おめぇを探してたんだが…。
[その力ない笑いが、どこか悲しい。]
……ミリアが俺に似てる、だぁ?
…まあ、その、だ。学校の体制に反するアウトローってトコは、同じ、だな。
……なぁ、ミリア。
なんか…ヤバいコトでもあったか?
[心配して問う。]
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