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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
神楼学園教師 ナタリア に 10人が希望した。
学級委員 田中美智子 に 2人が希望した。
神楼学園教師 ナタリア は生徒会に転校させられた。
今日は転校生がいないようだ。せんせーは転校指示しなかったようですよ。
楽しかった神楼学園での学生生活も終わりを告げた。
やがて卒業のシーズンを迎える……。
/*
どーいたしまして壁|◎`Д´)ノシ
モテなかったのを理由に仕事に逃げてますが体調不良とかそういうのではないです、落ち着いたらまたきま〜す。
みんなお疲れ様、ありがとう、あんまりこれなくてごめんなさい!
― 文化祭の日 ―
[スマホをしまって、長い長い溜息。
教室を抜けだして、一人屋上で。周囲の喧騒から離れて、佇む。
最近一人でいられる時間がなくて、そのままにしてしまっていたけれど。
――心は、決まっている。]
……しょうがないよね。僕が、悪い。
[かつりかつりと、階段を下る。
あの夏の日から、わざと世羅と逢わないようにしていた。
できるだけ考えないようにしていた。
それで消えるのか、消えないのか。僕は僕を信じていないから。
教室に戻って、その姿を探す。]
いたいた。耶白。ちょっと話があるんだけど。
[みつけて、その手をとって強引につれだした。]
[考えないようにしていた。していたけれど。
ずっと見ていて、可愛いと思って、そばにいて。
――大好きな、はずなのに。 心の中で、消えないものがあって。]
ごめん。殴っても、なにしてくれてもいい。
……ごめん。
[脳裏から、世羅の笑顔が、苦しそうな顔が、全部が消えないでいた。いつも。]
―― 文化祭の日 ――
ん?どうしたんだ、智
[多少暇もできて教室で何か手伝いでもするかと、そんな風に思っていた時。
智からきゅにお声掛け>>2。その顔は、なにか決意したような顔で]
まぁ、別にいいけど……ここじゃダメなのか?
[何かの話かは分からなかったけれど、強引に連れ出されれば、手を引かれてそのままついて行くように。
そして連れてかれた場所で聞かされた智からの言葉>>3]
……。
[その言葉を聞いた時、なにか足元が崩れるような感覚がして、少しふらついたかもしれない。
ただ、それでも倒れるような座り込むような真似だけはしたくなかった]
……なぁ、俺、智に、悪い事、したか?
[声は震えていたかもしれない。自分でもわからない。ただそれだけを確認するように。
ダメ押しの謝るような言葉>>4にはもう何も言えなくて]
耶白が悪いことなんか、なにもないよ。
悪いのは、僕。なにも決められなかった、僕。
……耶白のことは、好きだよ。でも、恋人では居られない。
――一番で、いられないんだ。
[ふらふらと他入れそうな耶白を、支えそうになって。ぐっと手のひらを結んで、それをこらえる。
そこで支えてしまったら、またいつもの僕の、ままだ。]
……
うん。
[歯をくいしばって。掌を握りしめて。
招かれるままにその前に。]
そうか。
……そうか。
[智の言葉に自分の右手で左腕をおさえる様にして腕を組みます。
私が悪いわけではなかった。じゃあなんで?そんな言葉が内側から漏れ出そうになるのを抑え込みながら。
智がこちらへとやってきました>>8。それが手が届くくらいの距離になれば、やおら彼の襟元へと手を伸ばして掴み引き寄せます]
せめて、これくらいは……許せよ。
[彼の唇へと自分の唇を重ねます。そっと触れる様に一瞬の事ですけれど]
……俺が智を殴れるわけないだろ、ばか。
[そう言って手を離して、突き飛ばすように自分から離れます。そして、後ろに体ごと振り返りながら]
……さっさと行けよ。
誰か待たせてるんじゃないか。
[ただそれだけ言って、智の方を見ないままの姿勢]
[なにをされても受け入れようと、目を開いて、それを受け止めようと。
身構えていれば襟首を掴まれて。
そっと、ついばむような口づけ。]
……うん。
[抱きしめそうになる手を、ぶるぶると音がなりそうになるほどに。
抑えこんで、手を握りしめて。
頬を伝わるものは、見なかったことにして欲しい。]
僕が耶白を嫌いになるわけがないくらい、当然だったね。
ありが、とう。
[掌が痛い。握りしめすぎて、ぽたりと血が流れるほどに。
けれど、この痛みは、手の痛みなんて。……どうでもいいほど。]
ありがとう、耶白。
[そっと、頭を下げて、振り向かずに。
走ることはなく。ゆっくりと、ゆっくりと。]
これで、いい。これでいいよ。
――だらしない僕は、僕を信じる。
[その姿がみえなくなった頃、倒れこむように壁にもたれて。
喧騒のなか、ただひとり、長い長い溜息。]
――
From:渡良瀬
To:世羅(返信以外禁止)
Sub:逢いたい。
どこにいるかな。
--
[血の滲む手で、それだけを。]
[智が行く直前]
ああ、そうそう。 ・・・・・
また今度激辛パニーニ作ってくれ、わたちゃん。
……それでチャラだ。
[呟くように言ったこの言葉、はたして彼に届いたでしょうか]
―― わたちゃんがいなくなってそれからしばらく ――
[ ……初めてでした。こんなに誰かに想われて、誰かの事を考えるようになったのは。
……初めてでした。こんなに誰かの事を想って楽しくなったり嬉しくなったりすることは。
……初めてでした。こんなに誰かの事を想ってたが故に、こんなに苦しくなることは。]
……初めてだったんだぞ、ばかやろぅ……。
[ ……初めてでした。こんなに苦しくて涙が止まらなくなることなんて]
― 文化祭 生徒会室 ―
[おにぎりを持って一度寄った、生徒会室。
ここにいる美智と少し話していたところに、割烹着のポケットに入れたスマホが揺れるので、取り出し、確認する。
そこにある一言のメールを見ると、覚悟をしていたのに、息が詰まる思いがする。手が震えそうになるのを必死に抑えて、返事を返す]
---------
TO:智
FROM:SERA
本文:
今は生徒会室。教室におにぎりの補充を持っていくところ。
そっちに行くよ
-------------
[返信を送ると美智の方を見て]
明日、ケーキバイキング行こう。
[それはいつか約束したことを今実行しようと。
それじゃ戻るねと一言残し、生徒会室を後にする]
――
From:渡良瀬
To:世羅
屋上で、待ってる。
どこも騒がしいし。
--
[メールを急いで返して、屋上へ。
吹き荒ぶ風は冷たくて、夏の気配はどこにもなく。
秋が、そして冬が近づいてくるのを感じる。]
[教室におにぎりの補充をしてから、もう一度スマホを素確認する。
場所が指定されているのを見るが、返事はしない。
無くても、きっと来るのは解っている。
そう思うから……と言う言い訳で、一言打つのすら、辛いから。
教室を後にし、屋上に向かうまではまるで断頭台への道を歩くようなもの。
いつか美智と話したあの言葉……きっと、自分はそれを実行すると思いながら。
だからだろうか、余計脚が重い。歩みが遅くなりそうな体を叱咤して、何とか屋上に…。
屋上に出ると智の姿を探す。
心の中で、何度も笑顔の自分を浮かべながら、姿を見つけると、内心を悟られないようににっこりとした笑みを浮かべて]
お待たせ〜。
[一言だけになったのは、それ以上の言葉が出なかったから。
呼ばれた理由は一つだけだから…。
ただ、自分から切り出す勇気だけは持てなかった]
[断頭台に向かう囚人。彼らはその道行をどんな顔で迎えるのだろう。
悟った表情なのか、泣き叫ぶのか。あきらめるのか。
いずれにせよ、笑顔で向かうものはいない。
きっと僕も。]
ううん。おまたせ。
いろいろ考えたんだ。ずっと。
[表情ははたしてどうだったのか。静かに静かに、感情を載せないで。
ゆっくりと言葉を紡ごうと。
僕が、僕であるために。]
― 文化祭 生徒会室>>15 ―
[生徒会室に差し入れを持ってきてくれた松原に礼を言う。色々教室であっただろう出来事を聞いているうちに松原の携帯が鳴った。画面を見る松原に緊張が走ったのはすぐに分かった]
・・・大丈夫?
[一応、声はかけてみるが、明日の約束だけ交わして松原は出て行くことだろう]
うん、わかった。明日ね
[そう言って、後ろ姿を見送った*]
あ、やっと答えを出したんだ。えらい。えらい。
[その一言だけで>>19総てを悟る。
いや、メールをもらった時点でわかっていたが、言わずにはいられなかった。
重い空気にならないようにと、少しでも口では軽く、笑顔は作って。
それでも、脚が震えているのが解る。
制服なら、もしかしたら気づかれていたかもしれない。
が、浴衣のおかげできっと大丈夫]
うん。大丈夫。メールにも書いたけど、覚悟はできているよ。
[夏休み中、結局は会う事は無かった。
それは考える時間が欲しいからと思う反面。
避けられているのではと思っていた。
恐くてたまにメールを送ったけど、結局会う事は無く……答えを出せと言っては見たが、それが答えなんだろう――
だから、少しでも相手の負担にならないように、泣かないように、笑顔だけは浮かべているが、はたしてそれは、張り付いたような笑みではないとは言い切れなかった]
うん、出した。
ごめんね、おっちょこちょいでだらしなくて自信がなくて。
おかげで随分、待たせちゃった。
[ふうっっと、息を吐いて。肩にこもった力を緩めて。
掌は、爪が食い込んで血が流れているけれど、それでも解く気にはなれなくて。]
うん、覚悟はきめてね。
……僕も、覚悟はきめた。
[笑顔を作る気には、なれない。
優しく柔らかく、お客様に失礼のないように。
そんな笑顔なんて、くそくらえだ。僕はここにいる。]
世羅。あのね。お願いがひとつあるんだ。
一番ってどんなものか、僕に教えて?
まるで自信のない、ふわふわの僕に、それをわからせて。
――世羅の、一番で、いたい。
いいよ。それが智の智たるってやつだよ。
[軽く言うが、覚悟してと言われると、それだけで息が詰まり、何もかも装えなくなる。
体の震えは大きくなる気がするが、両手を握りしめて耐える]
――お願い?
[泣かないようにと言われるのだろうか?
それしか、思い浮かばないのは、さんざん泣いて苦しめたと思っているからである。
そして間をおいて告げられる言葉に真顔になる。
何を言っているのか、理解ができない。
ただ、真顔でじっと相手の顔を、真意を探るように見つめてしまう。
探しても、何も見つからない。
だから瞳を伏せて、自分の中でその言葉の意味を探す。
とても難しい、謎かけである
でも………
ゆっくり目を開けると、智を見つめる]
それは、智が自分で見つける事だよ。
私の一番と、智の一番が必ずしも一緒とは限らない。
[また言葉を切る。それから口元に少し笑みを浮かべる]
だから………私の一番でいたいと言うなら、自分で見つけて。
だって、自分で見つけないと、智の事だから言い訳するよ。
私が教えてくれなかったから仕方ないんだって。
だから逃げ道なんてあげない。
一番で居たいと言うなら、もう一度言うけど、自分で見つけて、実感して。
そして、私にも実感させて……智の一番で居ていいんだって。
[実感が持てないから、だから、したくなのに泣きそうな表情になってしまう]
――そっか。
……そっかあ……
[視線をはずして、空を見上げる。
秋晴れの空、鱗雲が浮かんで。あの夏の日に見上げた、入道雲はもうそこにない。
季節は移り変わって、秋。
暑さに浮かれるのではなく、吹き荒ぶ風のなか。]
そう、だよね。ここまできて、逃げてどうするんだろうね、僕は。
[吹き荒ぶ風は、冷たい。
けれど、その風は、いろんなものを運んでくれる。花が芽吹くための種を、実を結ぶための、花粉を。
ずっとずっと歴史の昔から、風はそうやって。]
僕なりの答えは見つけてあるんだ。
世羅が気に入るかは、わからないけど。
[溢れる言葉は、いつものように、ふわふわと。
けれど、表情は、凛と。]
世羅。僕の恋人になってよ。
僕にとって一番っていうのは、そういうことだから。
僕でいい、じゃなく。僕がいい、っていうのなら。
――おいで、世羅。僕の一番のひと。
[結んでいた、手。それを解いて。
血にまみれて、傷だらけで。けれど。]
そうだよ。
言い訳になりそうな、口実は許してあげない。
[逃げるのは、苦しくても楽だから。
言い訳をして、見ない事にするのは、楽だから。
それをさせない為に、決断させたのに、それをなしにすることなど、絶対させないために]
――そう……なの?
私が気に入るか、気に入らないかじゃないよ。
智が考えて、智が出した答えなら、それでいいんだから。
[と言いつつも、聞くのが恐いのか、半歩後ろに下がってしまう。
聞いてはいけない、そんな気持ちにもなるから]
………。
[とっさに言葉が出ない。
何とも言えない気持ちがせりあがる。嬉しいのか、悲しいのか、苦しいのか――
罪悪感も入り混じっているのか、何とも混沌とした気持である。
それでも、そんな事は無いと思っていたから、絶対だめだと思っていたから。
だからいまだ信じられなくて、伸ばされた手に触れる事が出来ないでいる。
ゆっくり視線を手に落とすと、傷だらけである。
それだけで、どれだけ悩んで、どれほど苦しんだのかがわかる。
解ってしまうから、言い訳など、自分もできない。
だから誤魔化していたものが総て取り払われ、瞳にはいつの間にか涙が浮かんでいる]
これでいいのか……恐いよ。
でも………
私はずっと言っていたよ?
あなたの一番仲がいい人で居たいって。
お願い。私を選んでって……。
だから、嬉しい。ありがとう……。
[手を取り、傷だらけの手をいたわるように包む]
でも…一つ…ごめんなさい。辛い思いをさせて。
だから……出来なかったもの、これからいっぱい埋めたいよぉ。
[こらえきれずに溢れてしまうのは、ずっとどこかで罪悪感を、寂しさを抱えていたからである]
いいわけなんか、しないよ。
僕はここにいる。ここにいて、僕が動いて、僕が決めた。
あとは、世羅の答えだけなんだ。欲しいのは。
[じっと、押し黙って。その手を取ってくれるのを、待つ。
……あるいは、叩き返されるのを。
けれど、それは、やわらかなぬくもりが答えで。]
……うん。
けど、僕は怖かったんだ。本当に僕でいいのかって。そばに居ていいのかって。
ふわっふわで頼りなくて、何も決めきれなくって、ちゃんづけされるような僕でいいのかって。
でもね。それでも。
[いまなら、笑える。
――こころから、わらえる。]
それでも、世羅がいいって。世羅じゃなきゃだめだって、
思っちゃったんだから、仕方ないよね。
いっぱいいっぱい、埋めよう?いろんなことしたい。
世羅と二人で、いろんなところ行きたい。
――世羅と手を、つないでいたい。
[世羅の瞳からあふれた涙を、すくうかわりに。ぎゅっとその手を握りしめた。]
いいに決まってる。
良くなかったら、こんなにも悩まないし、苦しまないよ。
一つの事で喜んだり、そんなのなんてないんだから。
初めから………きっと初めて会った時から、智は頼りになっていたよ?
[道に迷って一人で不安になっていたあの時。
手を差し伸べてくれたのは、あなただった。
一緒に歩いて、合格の不安を分け合ったから
向けられる笑みは、見たかったもの。
それが見れるだけで、いろんなものが溶けていく]
ありがとう。本当にありがとう。
絶対だめだと思っていたから……ありがとう。
うん。今度こそ、いっぱい埋めて、楽しい思い出作っていこ。
嘘偽りのない、本当の気持ちで……。
[楽しかった遊園地での出来事も、きっとお互いにどこか罪悪感を隠していただろうから。
その気持ちがない、まっさらな気持ちで……。
だから、心の奥から、とびっきり笑顔をむけて、初めのおねだり]
ちゃんとした言葉が聞きたいよ。
[諦めきって、心を決めて。
ただ貼り付けた笑顔でいるために、合格発表を見に行くつもりでいたあの日。
世羅がいた事で、世界は華やかだった。
奇跡を起こしてくれたのは、きっと彼女で。]
お礼を言うのは、僕。
世羅が僕を、灰色の中から救ってくれたんだ。
[握った手を、緩めながら。
あの日の、遊園地の、あの時間のように。]
もう、苦しい思いをして笑いたくはないものね。お互いに。
いまなら、本当に楽しめるよ、きっと。
[どこか作った気がしていた、あの日。
お互いに、最後の境界は踏み込めない、そんな思いを抱えたままで。]
だから、今なら言えるよ?
大好きだよ。世羅。僕の大事な、大事な彼女。
一緒に、大切な時間を過ごしたいのは、世羅だ。
……それと、遅くなったけど。
誕生日、おめでとう。僕の前に来てくれてありがとう、世羅。
[片手を解いて、ごそりと。
ポケットの中から、隅が擦り切れかけた包みを、取り出した。]
[一瞬きょとんとするのは、救ったと言われても、何かをした自覚などないからである。
緩められた手にびくっとするのは、あの時自分がした事があるから。
それでも離れる事は無いから、改めて笑顔を浮かべ]
うん。だからもう一度、遊園地にいこ?
さすがにウォーターコースターは冷たいからやめたいけど、あの時の思い出をもっともっといいものにするためにさ。
[楽しかった……それだけしかないものをさらにいいものにしようと
一言途切れられると、ドキッとする。
涙なんていつの間にか引っ込んでいる。
強請ったくせに言われると、恥ずかしくて、顔が熱くなる]
だーーーい……好き……。
いっぱ大切な時間を作っていこ、智
[名前を呼ぶだけで、声が震える。初めてその名前を読んだ時のように]
え………ぁ、え、いいの?
私に出会ってくれて、ありがとう。
[引っ込んだと思った涙があふれ出す。
擦り切れている包み紙を見ただけで、胸がいっぱいになる。
受け取ればもう一度ありがとうと口にするだろう。
気持ちに、時間に浸っていたいが、文化祭の途中である。
やる事はまだまだ……。
甘い余韻を振りきり、教室に戻ろと声をかけるのであった*]
うん、もう一度あそこに行こう。
二人で、一緒に。あの時よりもずっとずっと楽しみたい。
[あのとき、止まったままの時間。
渡せなかったプレゼント。歩みを止めていた日付。
やっと、時計の針を、進められるから。]
うん、ありがとう、世羅。
二人で、いっぱい、大切な時間をつくろう。
[ぎゅっと握って、もう一度。
言葉にするのは恥ずかしいけれど。それでも。]
好きだよ、世羅。
うん、戻ろう。そろそろ団子も切れるしまた練らないと。
[手を繋いだまま、屋上の扉を開ける。
天使をモチーフにした、ペンダント。次の遊園地の時には、隣の恋人はそれを付けてくれるだろうか。
そんな幸せの余韻に、浸りながら*]
-文化祭終了後 クラスの打ち上げ-
打ち上げは、駅前の「カラオケ キャッチー・アイ」ですよ。6時から田中の名前で予約してあります。会費は税込1,500円で、現地で集金します
[学級委員まとめで打ち上げを企画していた。場所はもちろん狛江手配]
部長、先に行っててもらえる?わたし、ちょっと生徒会に寄ってから行くから。ごめんね
[狛江にそう言って両手を合わせて教室を辞した]
―― 文化祭終ってから ――
[文化祭は、あの後誰にも会わずに帰りました。
兄に心配されましたけれども、何でもないと一蹴して。
後から聞いた話だと、クラスの打ち上げがあったようですが>>43行く気にはなれませんでした]
-文化祭終了後 クラスの打ち上げ-
[カラオケ会場には、だいぶん遅くに着いた。クラスのメンツはだいぶん盛り上がっていただろうか]
・・・部長・・・ちょっと・・・いいかな?
[カラオケルームに入ると、みんなとコーラで乾杯した後、狛江の脇をつついて呼んだ。そこに灰谷の姿はあっただろうか]
ここじゃ、あれだから・・・ちょっと
[と、ルームから呼び出して、外へ誘った**]
-文化祭終了後 クラスの打ち上げ-
こ〜んや〜ほし〜をみにゆこぉ〜〜〜♪
[何故か転校したはずの有栖川が打ち上げでカラオケを熱唱。採点は69点]
……!?
[呆然後、アリスをじとーっと見た。
う、うう、歩をちらりと見てから唾を飲み込んで。]
よ、よぉし。
[勇気は出したが歌う曲が思いつかなかった。]
― 文化祭後 打ち上げ会場 ―
[美智は遅れてやってきたようだが、行くんと出て行った。
どうしたのだろうかと思ったが、声をかける事は出来なかった。
見渡せば耶白の姿もない。
それは仕方がないと思いつつ、どうしようかと思う。
背中を押してくれた人、一緒に泣いてくれた人。
見守ってくれた人。いろんな人がいる。
結果がどうか…それは伝えるべきだと思うが、伝えるべき前には、やらないといけない事があると思った。
逃げた事への決着を――
だから盛り上がるなか、一通のメールを送る]
----
TO;耶白
FROM;SERA
本文:
耶白、明日時間がある?
良かったら10時頃、学校の前で会わない?
-----
[と…自分がいける場所で、解りやすい場所はそこしかないと思ったから]
*07天王星*にはまって さあ たいへん
*09西表山猫*がでてきて こんにちは 〜♪
[あれ、私なんでこれ歌ってるんだ?**]
[学園祭から帰って自室のベッドでうずくまっていると、メールの着信がありました。気だるげにそれを確認すれば、世羅>>50からのメールです。
しばらくそのメールを胡乱げに見つめた後、ポチポチとボタンを押して]
----
TO;SERA
FROM;耶白
本文:
了解。
-----
[今日はもう眠い。それを送信し終われば、目を閉じて夢の中へ]**
― 文化祭翌日 学校前 ―
[今日は休みの為、学校に活気はない。
その学校の前に、時間より早くやってきて、耶白を待っている。
正直、緊張で体が重く感じ、逃げ出したいが、それをしたらダメなのはもちろん解っている。
時間通りだろうか?
耶白の姿を見つけると手を振り]
耶白、おはよー。わざわざありがとうね。
[挨拶をしてから、相手の顔を見る。
あれこれ考えていたが、頭を下げて]
耶白、ごめん。
― 文化祭後 打ち上げ会場 ―
じゃあ、次、世羅ちゃん歌おうか〜?
[小春の、大宇宙的などんぐりコロコロが終われば、世羅ちゃんにマイクを移すのです]
― 文化祭後 打ち上げ会場 ―
ふぁ!?私?
え……な、なにがあるの?
[耶白にメールを送り終わり、盛り上げ役に徹しようと思っていたところに振られるので、超おろおろ]
ー打ち上げー
[>>69 有栖川さんに引っ張り出されるようにして、マイクを持たされる。
カラオケに来ることなんてない。それ以前に音楽を聞くこともそう多くないから。曲のレパートリーなんて碌になかった。]
………。
[でも、まぁ。直ぐに決めねばなるまい。小春のように入れられるよりは早く。
…とはいえ彼女がどんぐりころころを歌っているのも可愛らしく思ったからそれはそれで良かったけど。]
じゃあ、これにするかな。
[変なテンションになっていたというのも、ある。
人前で歌うとしてもあまりに真っ直ぐすぎるのかもしれない。
でも、それでも自分は自分だから。それで良いかな…とも思うのだ。
選曲したのはFUNKY MONKEY BABYSの『告白』。
音痴ではないが、歌唱力は46程度なので如何なものか。]
――文化祭/屋上――
[休憩時間、お互い浴衣姿のまま。
歩の手を引いてやって来たのは、夕暮れの屋上だった。]
ここだったら、誰もいないかなって。
さすがに皆の前だと、恥ずかしいというか……。
[小首を傾けて微笑む。]
あのね。
もうすぐ、バスケ部、秋の試合が始まるって聞いて。
私に出来る応援って何かなって考えて。
……これ。
良かったら、歩さんの傍に。
[胸元からハンカチを。
手のひらの上で開くと、シンプルな形のお守り入れが姿を現す。]
[紺地に薄紫色の飾り紐は彼をイメージしたものだった。
一針一針、想いを込めた。]
中には、お守りが入っているの。
……神楼神社にお礼と一緒にね、御願いしてきたんだ。
[恥ずかしげに目を細め。]
歩さんが、怪我や病気をしませんように。
目指したいものへ、あなたらしく――歩んでゆけますように。
[瞼を伏せ、今一度お守りに願いを託そう。
そっと両手で差し出した。
その時、涼やかな秋の風に、かすかに香るかもしれない。
お守り袋に忍ばせたのは、
青い月の薔薇のポプリ、ひとかけら。*]
ー文化祭・屋上ー
[文化祭も、もう終盤。夕暮れ時の休憩の頃に、小春に手を引かれて屋上へ。]
2人になれるのは、歓迎ではあるけど。
[>>-71 どうかしたのか?というように首を傾げれば。
浴衣の胸元から取り出されるハンカチ。]
あぁ、再来週の日曜から毎週末毎だな。
……側に。
[お守り入れと、彼女の顔とを交互に見つめる。
紺の飾り紐が本当に丁寧に縫われていて。その手間や想いを、感じれば心が満たされるような。
そっと両手で差し出されるそれを、自分も両手で包み込むようにして受け取れば。]
ボールケースに、付けようと思う。
……俺は、うん。自分らしくというのを失わないようにしたい。その中で、小春の全部を受け入れたくて。
そして、受け入れてほしいって気持ちもあるから…日曜だし、来てくれると…嬉しい。俺が其処で見ているものを、見せられられると思うんだ。
[ボールケースに付ける、その理由は。
シューズは最悪無くても、ある程度気をつければ楽しむ分にはプレーできるだろうけれど。
ボールが無ければ、始める事さえ出来ないから。そして、一番大事に出来ると思うからだ。
これから、きっと。格好悪い姿を見せることが以前より増えるんじゃないかと思う。
でも、それでも。偽るようなことはしたくない。隠すようなこともしたくない。全部を見せてほしい、受け止めたいと思うのに…自分が隠そうとするのは問題外だと思うから。
そして、1つ言えるのは。]
ありがとう、これで…俺はもっと頑張れる。
[そう言って微笑めば、ふわりと漂った薔薇の香りに再び目を瞬かせることになったのだった*]
[自分の全てを受け入れる。
その言葉に目を瞬かせながら、心の中を過ぎるものがある。
中学時代のあのことも、いつか彼に語ってしまえるだろうか。
――きっと出来る。
穏やかに、微笑みながらそう思える自分がいた。
そして何より。
彼のことをもっと、もっと、知っていけたらと思うから。
試合を見に行きたいと確りと頷いた。]
……うん。
ちゃんと見に行くよ。行かせてください。
[夕陽に照らされる歩の姿を、純粋に、綺麗だと思った。
容姿の問題だけではなく、その心の在り方が。
真っ直ぐに瞳を見上げる。
遠くの明るいざわめきと、風の音と、自分の鼓動、息を吸って、]
それなら、尚更頑張れるな。
[>>75 頑張らないと、ではなくて。頑張ることが出来る、だ。義務とかではない。自然と湧き出るような力だ。
行かせて下さいという彼女が、愛おしくて。
ふつふつと湧くのは独占欲。その心があることは、もう否定もしない。それが全てでは、ないから。暴走することもなければ、これだって大事な感情だろうと理解したから。
見上げてくれるその瞳を見つめ返していれば。
くい、と引かれる浴衣の袖。
……此処には人がいる訳でもないのに、どうして更に内緒話になるのだろうかとも思うが、それは…話を聞けば分かるかと求められるままに顔を寄せる。]
[身体が一瞬で沸騰するかと思った。
頬が一瞬で真っ赤に染まったのを感じる。
頬に触れたその感触は、柔らかくて、熱くて。
あぁ、悔しい。卑怯じゃないけど、なんか悔しい。それで良いのだけれど…うん。]
………あぁ、戻ろうか。小春。
[そう言えば、手を取って歩き始める。
こういうのに、自分はあんまり強くはない。
でもこの分は絶対、同じだけドキドキさせようと…分かりやすく顔を赤くしたまま思うのだった**]
【業務連絡】
村建てです。明日ですが、昼から深夜まで顔出せませんので、卒業式は明日午前中に落とす予定ですが、いかがいたしましょうか?
エピもあまり進んでいないようなので、無理に卒業式までもっていく必要もないかなと思うのもありますが。
ただ、何もないのも締まりがないようにも思います。
ご意見ありましたら、お願いします。
─ 水族館>>3:@98 ─
……この歌は。
閉鎖的な生き方をしていた姫君が、ひとりの男性と知り合って。
そのひとの手を取ったことで。そのひとの隣に立つことで。
今まで見ていた景色がまるっきり変わったことに気付くという。
たったひとりと出逢えたよろこびに満ち溢れている歌だよ。
[短く小さな声で歌ったあとに。寄り添うひとを見ながら微笑む。
指さされた水槽の中の魚たち。つらくない、と断じる彼女に]
そうか。つらくないか。
……そうか。
[はにかむ雰囲気、向けられる笑顔。それを噛みしめながら、足を進める。
建物の中の幻想的な空間を抜ければ、陽射しの眩しい地上へと続く順路。
柵の向こうには何羽ものペンギンの姿。
繋いだ手を、そっと、確かな力で握りながら]
[私ってこんなだったか、と訊かれたけれど。
口を何度か開くが巧く言葉が出て来ない。でも胸は温かい。
この感情をどう言葉にして伝えよう]
今の君が好きだよ。
そして、これからも。
[変わり行け、変わり行け、もっと好きになれ*]
─ 文化祭終了後 打ち上げ会場>>43 ─
[全国展開している会員制で学生割引の利くカラオケ店。
酒の飲めない未成年が取れる飲食可能な個室なんて選択肢があまりない。
掛かる田中の声に頷いてパーティールームを予約した。
クラスメイトを誘導して始めれば、神楽>>44の姿がないことに気付く。
確かに全員が参加している訳ではないが。曲を入れる]
佐藤! 長谷川! よし前に出ろ!
[三人横一列に並べば勢いよく曲が流れる]
女々しくて!(佐藤が指を差す)
女々しくて!(長谷川が指を差す)
女々しくて!(狛江が指を差す)
つ〜ら〜〜〜いよ〜〜〜〜〜〜♪
[とりあえず定番曲。振付はひとり完璧なダンス技能98*]
-文化祭終了後 クラスの打ち上げ(建物の外)>>84-
[狛江を呼び出して、そのまま建物の外に出る。できるだけ人通りを避けて、裏側に隠れるようにして立つ]
ごめんね・・・盛り上がってるとこ・・・
最初にゆきちゃんに報告しておきたいと思ってて
[久しぶりに、ゆきちゃん呼びをしたかも知れない。二学期に入ってから、教室では委員長、部活では部長と呼んでいたから
一呼吸置いて]
さっき・・・ね。生徒会室で・・・その・・・吉田先輩に・・・告白されちゃって・・・その・・・おつきあいしてほしいって・・・
[吉田先輩は現在の書記で、来年の生徒会長候補。もちろん狛江もよく知っている。背も高く、体格も良く成績も優秀で2学年のトップだ]
─ 打ち上げ>>86 ─
[どうしたいと、首を傾げられた。相談をもちかけられたと思われたらしい。ああ。もっとしっかりしないとダメだなと、心の中で鞭を打つ]
・・・っていうか・・・もうお返事してきちゃったんだ。
お願いします って
[と、少し恥ずかしそうに言い]
だからね、もう、わたしのこと心配しなくっていいからね
[例大祭の翌日に送ったメール。そのせいで背負わせてしまった重荷。いつかそれを軽くしてあげたいと、ずっと思っていた。防災公園で会った後に送ったメールにそんな気持ちを乗せたつもりだったけれど、それはどこまで届いただろうかと
まさかこんなに早くにそんな機会が訪れるとは思ってもいなかったが
そんな言い方はできないから、心配しなくていい、という言い回しになってしまった]
雛はね。巣立ちすることになりました
・・・ありがとうね。ゆきちゃん
そして、これからも、よろしく
[そう言って、深々と頭を下げた]
―― 文化祭翌日 学校前>>54>>55 ――
[文化祭の翌日は学校が休み。そんな日に学校に来る人は変人か訳ありか暇人です。
っ私は訳ありではありましたが。
昨日の今日の出来事で、出歩くのが少々億劫ではありましたけれども、約束した手前すっぽかすわけにはいかず、時間ぎりぎりにつけばそこに世羅はいました>>54。
こちらに手を振る姿に苦笑しつつ、手を軽く振り返します]
いや、別にいい。
で、わざわざこんな休みの日に呼び出して何の用だ?
[言外に、今は外に出たくなかったという言葉を込めながら、呼び出した世羅を胡乱げに見つめます。
そこで謝られれば、何のことだと首をかしげて]
ぶつかるのを逃げてたってどういうことだよ。
あの時の勝負の事か?
[あの時はピンと来なかったが、けっきょくあの勝負というのはなんだったのでしょうか]
それだけ!
[頭を上げて、起立の姿勢]
じゃ、戻ろうか?委員長?
[手を差し出しかけてやめた]
何歌おうかな・・・
[まだ盛り上がっているだろうカラオケルームに一緒に向かうだろう*]
[顔を上げ、ぴしっと背筋を伸ばす姿が眩しい。目を細める。
戻ろうか、という言葉に頷いて、彼女の隣に並んだ。
何を歌おうかな、と呟く田中に、どんなアーティストが好きか尋ねながら。
来月の彼女の誕生日には、花とケーキを贈ろうと思った。
これから新しく産まれ育ってゆく門出を祝うための花とケーキ。
心の中で、どれがいいか思いを馳せて*]
ー11月上旬の某日ー
『To:小春さん
From:村松 歩
Sub:11/11について。
Main:
家の都合があると思うけれど、放課後の時間貰えないかな。』
ー11月10日ー
これと…これ、下さい。
[小春の実家に隣接するフラワーショップに、彼女には気づかれないようにそっと訪れている姿が目撃されるだろう。
保水ゼリーを態々使ってもらって、箱にも入れてもらうなど色々してもらっていたし。その上に制服であるのっぽ。どれほど記憶に残るものなのか。
それともこの時にはもう、紹介されていたかもしれないけれど*]
ー11月11日の放課後ー
ちょっと用事を済ませてくるから……15分後くらいに、校門の前か何処かで待ってもらえるかな。
[本日部活は調整日によりオフ。
だから放課後デートをしようと思っていた。
だがしかし、渡すものは…一日中学校で持っているわけにもいかない。
ダッシュで家に戻って、スクールバッグの中身を入れ替える。色んなものを出して箱を鞄を上手く持つことで縦になるように入れた。
そうして再びダッシュで学校へ向かい、裏門に当たるところから入って。一先ず一旦家に帰ったことはバレないようにしたかったのだ。なんか恥ずかしいから。]
ボーリングって行ったことある?どうかなって思ったのだけど。
[1つ、微笑んで。
手を繋いでから尋ねてみた。折角の誕生日。新しいことだけど、ハードルも高くなさそうなもの。それで思いついたのはそれ。
休日なら紅葉狩りとかも良かったけど部活は勝ち進んでいた。つまり日曜は試合だ。]
─ 文化祭終了後 打ち上げ会場 ─
おそくなりましたー!
[またルームに戻って、改めてみんなと一通り乾杯]
せーらちゃんは、何か歌った?
[松原の隣に座って、尋ねる]
【業務連絡】
今日明日は発言禁止時間は特に指示しません。
(馬に蹴られたくないのでw)
健康に支障のない範囲で、残りの時間まったりお過ごしください。
――11月11日・放課後――
お母さん、11日って何も予定無かったよね?
その日は配達のお手伝い、出来ないんだ。
[メール>>92受け取ってすぐ、携帯も握りしめたまま母のところに向かえば、ものすごくにやにや笑われたのが某日のこと。
妹の質問攻めを躱すのに大変苦労した。
そして、11日当日。
校門で歩の姿を静かに、内心そわそわと待っていたのだった。
姿が見えるとたたっと此方からも距離を詰める。
肩で息をしているような気がするけれどそんなに慌てさせてしまっただろうか、しかしまさか一旦家に帰ったなどとは思わず、焦らなくていいのにと微笑んで。]
……ボーリング?
[知っている。
テレビのバラエティで見たことがあった。あれだ。
つまり、やったことはなく。]
私、はじめて。
行きたい、やってみたいな。
[繋いだ手は大きめに揺れ、ワクワクを伝えるだろう。]
歩さんは、どう?
[自然に、当たり前のように、隣に並んで。*]
ーボーリング場へー
徒歩圏内にあるわけじゃないから…そうかなって思ってたところはあったかも。
[>>97 初めてという小春に、そう言ってはにかむ。
やったことがあるとしても、それはそれで。
2人で行ったことがなければ問題ない…あるとすればそれより楽しませたいなどと思っていた。
男は女の最初になりたがる、という。自分のことを考えてみれば否定できない部分があるのはそんな自分が残念に思えてしまうのだけど。
最初になることより、一番好きである気持ちを伝えていければいいとも思っている。
…まぁ、何にせよ我儘だ。その為に必要なのは自分の想いを形にすることだ。当たり前のことであり、それさえ苦になるはずがないからどうなんだろう。]
中2のときに、バスケ部の先輩の送別会で行ったことがあるかな。まぁ、男ばっかりだったが。
[2人で行ったこととかはない。行ったこと自体がなければ思いついたかは分からないけれど。
大きめに揺れる手は、周囲の生徒の目も集めるけれど。自分には恥ずかしさはあれ気後れとかはない。
人前で踊るのは…と言っていた、彼女。少しは自信がついてくれたのかな?と何処かで思えば心が温かくなる気がした。]
[電車に乗って、数駅。
放課後にこうやって電車で自分が出掛けることになるとは、入学時には想像もしていなかった。
電車に乗っている間は、いつかのように手を外していたのだろうか。何方にせよ、歩く時には手を繋いでボーリング場へ。]
はい、2人で。
[2名様ですか?と聞かれたことにふと擽ったさを感じる。ちょっとしたことであることは分かっているけれど…思う感覚を否定することはしなくて、いいか。]
さて、ボールとか用意して始めようか。
[シューズと、ボール。用意して始めようか、と。]
[受付での、2名様、という言葉が妙にくすぐったい。
ボーリング場で遊ぶ見知らぬ人々からすれば、自分たちは学校帰りに遊びに来た恋人同士、なのだろうか。
歩さんと私は、そう見えているのだろうか。
くすぐったさ、嬉しさ、恥ずかしさと、かすかな不安。
マイナスかもしれない感情もある、でも、それを含めて彼の隣に在れることが、――何より大切に思えるのだ。
少しは強く、なれたかな。]
ボーリング、実は憧れてたんだ。
あのピンだっけ、勢いよく倒れるのカッコいい、よね。
[電車の中では手は離したはず。
流石に、恥ずかしい。
駅までの道のりの自分を思い出せば、ボールを真剣に睨みつけている今でも赤面できる自信があった。]
[手早く靴を履きかえて、制服の上着を脱いで。]
……15? 16?
この数字って何だろ、重さかな?
まさかキロはないか。
[ぽつり。
歩に聞く前に、実は意外に旺盛な好奇心を発揮し――]
[16の数字の書かれたボールに両手で持ち上げようと、]
……、
[持ち上げようと、]
……っ
[持ち上げ、たい、が、]
……。
[諦めたらそこで試合しゅ――――とは言わずに諦めよう。
このボールは私が使っちゃいけないものだ。]
−ナレーション−
様々な出会いがあった。
楽しい、そしてちょっぴり切ない高校生活。
────いつかはそれも終わりがくる。
でも、その終わりは、また次の始まりに続いていく─────
[教頭の開会の辞で卒業式が開始される]
校長の挨拶 1分(恒例)
PTA会長の挨拶97分
来賓1の挨拶94分
来賓2の挨拶20分
在校生代表の送辞75分
[ごくっとつばをのむ。手早く「吉田」という文字を手に書いて飲み込む。あの時に松原に教えてもらったおまじないだ]
はい。
[はっきりとした声で返事をする。もし、入学式の時の挨拶を覚えている人がいれば、その変わりように驚くことだろう]
・・・
[もう何度この動作をしてきただろうか。生徒会長として1年間勤めてきた。登壇は慣れた。その慣れのおかげで、他の人に緊張をみせることはほとんどなくなった。しかし、今日は特別だ。もうこの高校で登壇することはない。これが最後だと思うと、思いもひとしおなのだ
来賓、教師に一礼し、壇上に上がる。手足に緊張はない。そして、壇上に上がる。壇上で国旗、校旗に一礼
そして、ゆっくりとマイクに向かって、また一礼
心臓の音は普段と変わらない。頭もクリア。全校生徒全員の表情を確認できるくらいはっきりとしている]
冬の寒さも和らぎ、春の兆しを感じる頃となりました。本日は、わたしたち卒業生104名のためにこのような厳かで心のこもった式を挙行いただき、誠にありがとうございます。また、ご多忙中にもかかわらず、多くのご来賓の皆様、校長先生を始めとする教職員の方々、在校生のみなさんに、卒業生を代表いたしまして、御礼申し上げます
思い返せば、3年前のこの春、わたしたちは神楼学園高等学校の門を叩きました。合格発表の喜びを経て、入学、林間学校、毎年の文化祭、体育祭、そして、修学旅行。友人たちとの楽しい時間、そして切磋琢磨しての勉学の時間。まさに光陰矢のごとし。本当に充実した3年間でした。特に記憶に残っているのは、1年目最初のイベント、林間学校でした。まだ知り合ったばかりの新入生であったわたしたちがお互いに協力し合い、いろいろなレクリエーションを乗り越え、仲良くなりました。中学時代には感じることのなかった、「友達」という名の宝をわたしたちは得たのです。文化祭では歴史研究会の副部長として、部員のみなさんと共に研究結果を発表してきました。昨年の県表彰をいただいたのは、わたしの誇りでもあり、協力してくださった、同級生、後輩のみなさんに深く感謝いたします
体育祭では、紅白に分かれて優勝を競い、学年を超えた一体感を味わったことが印象的でした
神楼学園は長い歴史のある学校です。その長い歴史の中で培われてきた、校風、「己で考え、行動すること」「先輩諸氏を超える努力をすること」そして、「学園生活を愉しむこと」。それをいつも心に抱きつつ、勉学に励んで参りました。自立した大人になるために、規律を憶え、自ら考えることを先生方には教えていただきました。また、常に先輩たちの後ろ姿を見ながら、その上をいくための努力をすることを教えていただきました。そして、様々な学園行事に、学園生活の愉しみ方を教えていただきました
神楼学園は長い歴史のある学校です。その長い歴史の中で培われてきた、校風、「己で考え、行動すること」「先輩諸氏を超える努力をすること」そして、「学園生活を愉しむこと」。それをいつも心に抱きつつ、勉学に励んで参りました。自立した大人になるために、規律を憶え、自ら考えることを先生方には教えていただきました。また、常に先輩たちの後ろ姿を見ながら、その上をいくための努力をすることを教えていただきました。そして、様々な学園行事に、学園生活の愉しみ方を教えていただきました
わたしは、入学式の挨拶で、司馬遼太郎先生の一文を引用しました。「自分に厳しく他人に優しく、いたわりを訓練することで自己を確立せよ」と。振り返ってみれば、まさに神楼学園で学んできたことはその通りだったのです。わたしたち卒業生の中には、これから、社会に向けて旅立つ者もいますし、またさらなる高みを目指して勉学に励もうとする者もおります。その中で、この学園で学んできたことは、大人になるための第一歩として必ず役に立つことと確信しております
在校生の皆さん、暖かい送辞をありがとうございました。みなさんとは、部活、学校行事、委員会などの多くの機会で共に活動してきましたね。先輩後輩の中で、切磋琢磨し、みなさんは、わたしたちを追い越すために、わたしたちは追い越されないために、努力をしてきました。次はみなさんの番です。次に続く後輩たちと共に同じ時を過ごし、私たちやもっと前の先輩方の行いを伝え、それを超えていけるようがんばってください
先生方へ。先生方には、わたしたちが自立した個々人として、目標に到達できるための指導をしていただきました。特に受験に向かって必要な大切な心構えも含めた授業でありながら、興味を喚起し、知識を吸収していく楽しみを教えていただきました。また、知識だけでなく、体力の強化、生活に必要な技術など、多岐にわたる人間性を培っていただきました。先生方の手厚いサポートなしでは、それぞれが据えた目標へのチャレンジはできなかったのではないかと思います。本当にありがとうございました
卒業生のみなさんへ。3年間ありがとうございました。一緒に過ごしたこの時間は決して忘れることはないでしょう。協力し合って目標をクリアした時、切磋琢磨して競いあった時、思い悩んでしまった時に、一緒に悩み、お互いを慰め合い、先に進む力を与え合った時。その一瞬一瞬を大切な宝として残していきたいと思います。特に、最初に友達になってくれた、松原さんには一番の感謝を
両親へ。わたしたちは今日、神楼学園を卒業します。高校生になり、自立したつもりでおりましたが、支えられ、見守られてようやくここまで来られたのだと、今では実感いたします。3年間、温かい目で見守ってくれ、時には優しくアドバイスしてくれたことは今でも忘れません。そして、これからもどうかよろしくお願いいたします。これからさらに大人への一歩を踏み出し、家族の一員として家族を支えられるように成長していきたいと思います
最後に、今日ここまでわたしたちを支えてくださった皆様に、改めて感謝の意を表すと共に、神楼学園のますますのご発展を祈念し、答辞の言葉とさせていただきます
卒業生代表 田中美智子
[それから、ゆっくりと一歩下がり、一礼。いつもの通りに手順を踏んで、元の席に戻る*]
[答辞にぱちぱちと拍手を送る]
(入学式の時とは別人みたい。成長したわね)
[他人にどう見えようが。爆発しろと思われようが。自分はそこまで気にしない。TPOを弁えるのは当たり前だが。
好きである気持ちを、色褪せさせないことと。安心を与えられるように出来ることと。その何方もやるのが自分だと思う。どんな想いも受け止めてその分を返したい…と、思う。]
距離はあっても結構いい音するからなぁ…
[>>100 連発は出来ないだろうけどストライクは出さないとなぁ…などと考えた。
良いところも、見せたいからね。]
……………。
[16ポンドのボールを両手で持とうとする彼女に少しだけ遠くからクスリと。
体重の1/10が丁度いいと何処かで聞いたことがある。つまり自分なら15ポンド位が丁度いい筈だから。]
投げてみてどっち使うか決めるかな。
[片手に15ポンド、もう片手に16ポンドのボールを持って微笑んだ。]
[歩の両手に視線を留め、瞬く間、見つめていた。]
……。
[15と16のボール。
先程自分が両手でも持ち上げるのが難しかったそれ。
彼は軽々とでも言うように両手に抱えている。
ふいに湧いた感情はなんといえばいいものか。
少しだけ、悔しいような。
ほんのり、安堵したような。
違うんだなぁ、と思って。
自分たちはどこも似てなくて、一緒ではないのだと実感して。
それでも隣にいるから。
心を擽られる不思議な感覚とともに、
思わず笑みが零れていた。]
私はこの桜鼠◆色のボールにしようっと。
[自分たちのレーンまで戻れば。
さて、まずは歩から。]
せっかくだから、ふたりで勝負っぽく、してみる?
[結果は見えている気もする。
楽しげに苦笑して。]
がんばれっ
[小声で応援の言葉を投げかける。
さて、注目の第一投の結果はいかに――?*]
― 観覧車 ―
[一緒にいれば楽しいことは当たり前であるが、水族館から出てきたときの彼女はことさらに機嫌がよかった。
理由はもちろん>>82である。
行が望む望まないにかかわらず隣り合って座り、ゆっくりと動き始めると、抑えきれない喜びがさっそく爆発したようで肩にもたれかかって甘えだす。]
もし言ってくれるならチャンスは観覧車でかなーって思ってた。
びっくりしちゃったけどとても嬉しかった。
あ、一口飲む?
[わざわざストロー2本差ししてもらったトロピカルジュースを眼前に差し出した。
なおたいていの観覧車は飲食禁止だが気にしない。]
[>>117 両手に視線を向けられているのは、自分では持てないのに…ということであるとは思う。
でも、バスケ部とはいえやっぱり鍛えているし。合わせて高々14kg。普通のものとは違うとはいえこれくらい持てないのに…小春を抱えることは出来ないだろう、なんて。それは内心だけで。
思わずと言ったように笑みが溢れる彼女。それに応えるように自分も微笑む。言葉にもならないのに、それだけで心が温まるのを感じた。]
…可愛らしい色のボールもあるんだなぁ。
[因みに、自分の持っているボールは15ポンドの方は柴染◆色、16ポンドの方は柳煤竹◆色である。]
勝負、か……でも楽しんでやりたいかな?
[そう言いながら16ポンドのボールを持つ。色が此方の方が対照的であるからだ。
さて、第1投。投球のモーションに入って、ある程度狙いを定め…]
………!
[頑張れ、との声に一瞬びっくりした。
さて、その結果は_____1(10)本。]
うーん。
[倒れたのは1本。ストライクを狙ったものの端が倒れただけで非常に情けない結果に終わって、頬を掻いて苦笑する。
頑張れ、と言われたことに。不意打ちだったこともあり頬が朱に軽く染まっていた。1本であることの恥ずかしさもあったのだろうけど。]
…さて、じゃあ2投目頑張るか。
[そう言って投げた結果は____5(9)本(但し*11凶*が大吉以上であれば先に出た本数にかかわらずスペア)だった。]
……これ、普通に負けるんじゃないか?
[スパットボウリングとやらをしているつもりなんだけどなぁ…などと思いながら苦笑いしつつ、彼女に投球を勧めた*]
そっか、歩さんのいつもの勝負は、遊びではないもんね。
[バスケの試合を思い浮かべ。
でも、と付け足す。]
私と遊んでて、の勝負は。
そうだなぁ、勝ち負けにアイスがかかってる、くらいでいいの。
一緒に楽しみたいし。
[ボールの行く先より、歩のフォームばかりを見つめていたのは内緒。
1本という結果には、次の私は2本かな?と。
まさか自分の発言が動揺させているとは知らず。]
よぉし。
[気合だけは十分です。]
目標は、ボールが前に進んでくれること、かな。
[なんて言いつつ。
不器用に送り出したボールは1(10)本のピンを倒したのだった。]
……私以外の力が作用しているような気がする。
[突如神がかった真っ直ぐさでボールが進み、スペア。
ボールが有り得ないカーブを描いた気がするのだが、ボウリングの神様の気まぐれだろうか。いやまさか。]
今の、すごかった?
[珍しく得意げに。
歩の元へと戻り、弾んだ声を上げたのだった。]
楽しいけれど、遊びとは少し確かに違うかも。
[>>125 巫山戯ることが遊びというわけでもないのだが、そう答えれば。彼女から提案されたことに軽く目を瞬かせる。]
……ん。そういうのは、今まで無かったかも。
でもそういうのもいいかもしれない。勝っても負けても楽しいってはしたいからね。
[それだけ、何かを一緒にしたいということでもある。
それは同じ気持ちだろうとは、信じることが出来ていた。]
さて、頑張れー。
[カチカチになっているところにそう声をかければ…うまくいかなかったのか、同じ一本。
何だか嬉しそうにしている様子に…小さいことなのにな、とは思いながらも自分も嬉しさを感じてしまった。うん。
そこまでは、いい。そこまではいいのだ。]
………なっ。
[一瞬。彼女のその投げる姿に…天使が舞い降りているような気がして息が止まる。
可愛いと、何度も思ってきたけれど。美しいと思ったことは何回あっただろうか。
錯覚だったのかもしれない、人に言ったら幻覚だと笑われるかもしれないけれど。新たな小春の一面を見た気がして、心を改めて奪われたのだった。]
……あぁ、凄かった。
[ちょっと今は直視出来ません。
片手で頭を抱えるようにしたのは、スペアを取られた悔しさだって思ってくれるかな。]
…気を取り直して頑張ろう。ストライクは先に取りたい。
[平静に戻った後に、そう呟いて挑むことにする。
結果としては。5(10)回と5(10)回、5(10)回にストライクを放ち、8(10)回にスペアを叩き出したのだった。(1が出た場合と10以外で被ったら無効)
さて、勝てたかな。負けてしまったのかな?*]
― 文化祭翌日 学校前 ―
[時間ぎりぎりにやってくる>>88
言葉に、含まれるものをなんとなく感じるが、仕方ないかと気づかぬふりをする]
そうだよ。
あの時の私は、耶白に自分で気づいてほしくて、何についてかは言わなかった。
もしかしたら、不思議で、意味が解らないから、ぶつかる事は無いのかと思ったのかもしれない。
でも……今は、しっかりぶつかるべきだったのではと思ったの。
[言葉を一度きると、じっと見つめて]
私は智が好き。だからあなたに負けない。
ってね。
[それは傷をえぐるものかもしれないが、きっぱりと言い切る。
言い切った後、首を傾げ]
ねぇ、私はいまだに不思議に思っている事があるの。
言いたくないのなら、いいけど、良ければ教えてほしい。
[相手の真意を探るように瞳を見つめ]
私、お茶会の前日アリスの好きな人について話していた時、耶白は澤くんの事が好きだと思ったよ。
しっかり踏み込まなかったけど、あなたは、そういう態度を見せていた。
だから智と…って言うのが不思議だったのよ。
元々澤くんへの気持ちは智への気持ちを隠すカモフラージュだったのか…それとも………。
[一応そこで止めるのは、それ以上言うのは追い詰めるかもしれないと思ったから。
だから、どうなの?と問うように見つめる]
ーボーリングの後にー
[既に秋も深まりつつある頃。日が暮れるのは大分早くなっていて。ボーリングに熱中したこともあって、空には既に星が瞬き始めていた。]
……帰る前に、ちょっと駅近くの公園にも寄りたいんだ。
[歩きながら手を繋いでいない方の…鞄を持っていた方の手を一度。鞄を肩に掛けることで鞄からは放して制服上着の胸ポケットを軽く探る。
ある筈の感触が手に触れれば安心して。そのまま公園の中の、先に目星をつけていたベンチへと向かっていった。]
……ほら、ここからなら星がよく見える。
[人工の光はあまり届かないけれど、月や星の光は今日は綺麗に降り注いでいてそこまで暗さは感じない。
月明かりに照らされた中、暫く空を見上げてから。]
改めて。誕生日おめでとうと言いたくて。
俺を受け入れてくれてありがとう……って気持ちを伝えたくて。どうしたらいいか考えてみて。
言葉を形にするにあたって。この形が小春に一番伝わるんじゃないかって思ったから。
[そう言って、スクールバッグから取り出したのは花が入っている箱。箱は、明日渡すのだと言ったら入れてくれていた。
それを開いて取り出したのは…薔薇の花束。
本数は11本。10本の赤い薔薇の中に1本の白い薔薇。でもその白い薔薇はほぼ枯れて変色している。]
……詰め込みすぎて全部合ってるかは分からない、けど。
産まれてきてくれて。こうして…今一緒に過ごしてくれて。本当に…ありがとう。
だから、受け取ってほしい。
[そう言って、その花束を。彼女に両手で差し出した。]
[片手で頭を抱える様子に、ふふ、と口元に笑み。
悔しがっているのかな、驚いてくれたのかな、そう思って。
まさか別の理由とは考え付くはずもない。
ボウリング、楽しいなぁ。]
っ、すごい。
[歩の5回目の投球に息を飲む。
ボールはピンに吸い込まれるように転がり、軽やかな音が響く。
思わず立ち上がっていた。
ぱちぱちと拍手をして、頬を赤らめる。]
お疲れ様、歩さん。
ボウリング初めてだったけど、とっても、楽しかった。
[程よい疲れに身を包まれて。
さて帰路につこう。
ボウリング場を出、導かれるままに公園へと足を運ぶ。
日が暮れればもう寒さを感じる時期だったから、
繋いだ手の温かさも、より感じられた。]
ーちょっと前・ボーリング場から出た後にー
[1ゲームで終わることは無かっただろうが、1ゲーム目は負けてしまった。完璧だった5回目の後、6回目が2ピンしか倒れなかったのもその原因だろう。
きっと、その後は勝つこともあっただろうから。結局は何かを贈り合うことで決着がついた筈だ。]
楽しめたのなら、それが一番。…また行こうか。
[それは、未来の話だけれど。
繋いだ手の暖かさを感じながら…そして、自分自身も、彼女のことも信じてそう言うのだった*]
[ベンチに並んで座り、夜の空を仰ぐ。
そうしていて思い出すのは、数ヶ月前の歩の誕生日のことだった。
あの日もこんな風に月が浮かび、星が瞬いていた。
ふわり、バラの香りがして。
記憶と今が混ざり合う。
歩が言葉とともに差し出してくれたのは、鮮やかな、]
……あ、
[そっと手を伸ばし、花束を受け止めて。
込められた想いごと、抱き締める。
声がなかなか出てこなくて細く息を漏らす。
潤んだ瞳に歩だけを映し、それから暫く、瞼を伏せ、]
― 文化祭翌日 学校前>>130>>131 ―
……ああ、そう言う事か。
[わたちゃんが言った事、そして世羅が言った事を総合すれば自ずと、起こった事は形作られます。
だから何かをするわけでもないですけれど。答えは既に出て、結果が今なのですし。分かった所で今更です]
――それで何を教えて欲しいって?
[こちらを見つめる世羅の顔>>131を見返しながら、彼女の言葉を聞き終れば]
……なるほどな。
答えるのは別にかまわない
そうだな……。
[当時の事を思い出そうと目を閉じながら語ります]
あの時はナツキが好きって言うよりも気になる……だったんだと思うな。
正直、好きって気持ちがどういうモノなのか分からなかったから
だから、最初わたちゃんに誘われた時は、確かに驚いた。良い奴だなって思っていたし、嫌いじゃない奴だったけれどな・
で、その後ナツキとも話してみて、誰かを好きになるって気持ちを知りに行こうと俺は思ったから
それで一緒にわたちゃんと行ったんだよ。
それで段々と、これが好きって気持ちなのかっていろんな事がわたちゃんと付き合って思い始めて……あとはこの結果だ。
まさにひと夏の思い出って所だったな。
結局の所、わたちゃんは世羅を選んだわけだし
[最後は自嘲気味に言い放ち]
それで、聞きたい事は聞けたか?
[確認するように世羅へと視線を]
[>>138 嬉しくて、幸せだという小春に。我慢が利かなくなって。自分の長い腕で軽く抱き寄せた。]
…好き、なんだ。小春のこと。
此処が好きとかそう言うのじゃなくて、君の全てが。
今みたいに幸せそうな顔を見ると…俺も、本当に嬉しくなるしね。
[改めて、ゆっくりと。つたない言葉でも伝えられることを願いながら。一息置いて話を再開する。]
もう1つ、用意したプレゼントがあるのだけど。今思うと、余計だったかもしれないって思っちゃってるなぁ…
[そっと後ろに手を伸ばし。両手でもう1つ準備してきたネックレスを彼女につける。
地金はシルバーで、アクセサリー部分の小さな部分にブルートパーズがあしらわれているものだ(http://image.rakuten.co.jp/gin...)。自分でも手の届く範囲だからと買ってしまった。]
…重いって、嫌がられるかもしれないと今になって緊張してるけど。
これからも、一緒に色んなことを楽しみたいと願ってる。
[花を潰さないようにしながらも、身体は寄せたままに。
そう言って彼女の瞳を見つめた*]
―― それから ――
[文化祭が終わった後しばらくして髪を切りました。
髪は短く肩にかからない程度に。あとは女子バスケの方へと集中し始めたことでしょうか。
高校で自分ができる事。それは、小さい頃は出来ずに、今はできるようになったバスケット。
時々男子のバスケットの方に混ざりに行ったりして、自分の技術が通じるか試してみたり、他の対外試合に出てみたりと積極的に、がむしゃらに。
勉強の方は、まぁ留年しない程度には。
ある程度 昔の復習も大事だと友人たちとの勉強会でも学んだりしたので、それが生きて留年落第などしない程度の成績は保てたつもり。
高校生活、3年間、そう言った方針で過ごしたでしょうか。
ただ、目下の悩み事は]
……進路どうするか……。
[悩みどころです。かなり悩みどころです。がん者らにバスケットボールに撃ちこみましたが、それを生かすか、それとも無難な生活を選ぶか、もっと別の道を行くか。この時期の選択肢は無限にある分、悩みどころなのです]
こればかりは天を運に任せるわけにもいかないか。
[部活も休まざるを得ない3年後半悩み続けるのでした。
運を天に任せる、が正解なんてことも気づかないくらい混乱しつつ]*
わっ、ぁ、
[抱き寄せられれば伝わってくる、自分のものではないあたたかさ。
花束を抱えたままそれを感じていた。
安堵したように、息を吐く。
今は恥ずかしさよりも、ただ、穏やかに。]
……ネックレス?
[少し体を離し、手のひらにペンダントヘッドを乗せてみる。
ハート型のシルバーが月明かりに煌めく。
薄水色の石に目を留めると、ハッとしてから。
重いなんて心配しなくていいのに。
その言葉の代わりに、もう一度、ありがとうと囁いただろう。
今見上げれば、夜空ではなく歩の瞳がある。*]
ーボーリングの後ー
[ネックレス?という言葉にゆっくりと首肯すれば。
第一に聞こえてきたのは感謝の声。
贈りたいと思った気持ちを、他の気持ちで覆い隠そうとしていたのかもしれない。小春に対してだからこそなのかもしれないが、それは…良くなかったのかな、と。]
…どう致しまして、だな。
[そうは答えながらも。見上げられる視線は少し離れたとはいえ近いことに変わりなくて。唾を、一度飲み込むのだった*]
ー卒業式ー
[PTA会長と来賓の1人目で3時間などといった異常と言ってもいい時間を乗り越えた後。
田中さんの言葉を聞きながら思うのは、やはり小春のこと。
学校生活を送る、その合間に色んなところを回ったと思うのだけど…まだ足りない、もっとこれからも行きたい場所があるなぁ…って。行くたびに思わされて。
その折々に、今…きっと今までで一番好きだと思った途端に、簡単にそれを更新されるような、そんな日々だった。
「バスケも他のことも全てを。やれるだけやろうと思うから…筑波に行こうと思っているんだ。」
そんな話をしたのは、3年になるかどうかの頃。此処を離れようとしていることに、衝撃を与えたような表情をさせてしまったことは忘れることができる気もしない。
自分は自分の道を征こう。
大学に行って、目的に合わせ細分化していくのは仕方ないから…小春が此処に留まろうとも、時間さえあれば戻ろうかと思っていたのだ。]
[でも、そんな自分の考えは甘かったらしい。2ヶ月近く経ったころに、行きたい旨を伝えてくれるまで、分からなかった。
…そのときになって初めて、自分がブレかけていたのを感じた。
自分は、自分。得たいものは全て正面からぶつかろうとするのに。一歩踏み出させるとしても、その前に手をしっかりと伸ばすのに。
今回はそれが、足りなかったのだと。
悲しさと嬉しさで涙が止められなくなって。ありがとうと何度も繰り返したことを覚えている。]
……そのお陰で、今がある。
[前期試験が終わり、結果待ちの今だけど。小春と一緒に勉強してきた結果は形になっている自信があった。
バスケも、今となっては彼女の存在は本当に必要だ。自分の立てた目標や、練習。その全てが自分の礎になっているのは理解している上で。
その上で、彼女が応援してくれていると思えること。それは…その相手が小春だからこそ。必要不可欠な想いとなっていた。]
[…だから感謝も、好きである気持ちも。その全てを伝えたい。
かっこ悪いところも、見せるようになってしまった分。いいところも自然と出せるようにしていきたい。
だから、一緒にいたい想いは増えていく兆ししかないのだ。]
…此処に来れて、良かった。
[そう。
だから、だからこそ。
卒業式が終われば、また真っ直ぐに。
未来へ向けて、彼女へ想いを伝えに行こう。
自分に自信は持つようにしているけれど。その上で座して待つのは…自分では、無いのだから*]
―― 卒業式の日 ――
[>>#5入学式の時もそうでしたが、ここの校長先生の挨拶の時間を考えると喋りたがりの人多すぎじゃないでしょうか。
PTA会長と来賓の話は目を開けながら眠ると言うこの高校生活で会得した妙技を使って切り抜ける事に+裏+(表:成功)
これまた長い在校生の送辞を、それで過ごそうとしながら、田中さんの答辞が始まりました。
この時はさすがに、ちゃんと起きます。……もちろん起きてますよ?>>113
104名という言葉に、そう言えばアリスは転校したんだったかと思い出し
おもしろい……もとい、おしい人物を無くしたと悔やみます。パチパチと拍手がおこれ>>115ば、それにのるように小さく拍手を]
……もう、卒業か。
[思えば、最初の一年目から色々な事が起こりました。
それでも、苦い経験はありましたが、苦笑一つで教室へと歩き出しました]
苦い経験もまた一つの味。
この経験する前よりかはいろいろ分かったしな。
[なんだか最近苦笑することが多くなった様な気もします。きっとひねくれ癖がこじれてきたのでしょうか。こうなると直すのは困難なような]
とりあえず、大学には受かったからいいけど、ここからまた大変か。
やること多いし、バスケも続けなきゃだしな。
[そこでまた、新しい出会いもあるでしょうか。ひとまず、大学に行って選択肢を増やしつつ、、バスケの道も諦めないルートへと。
大学で結果が出せたなら、頑張ってプロの道も目指せればと。
それが成就するかはまた別の話]*
−ナレーション−
『え、これにて、第○回神楼学園高等学校卒業式を終了いたします』
[そして、彼らの3年間が終わった─────────]
<キャスト>
(登場順)
田中美智子 ……………… mofmof
澤夏希 ……………… μ
灰谷早紗 ……………… Yuun
松原世羅 ……………… shiya
神楽耶白 ……………… はしむ
村松歩 ……………… Nemuri
渡良瀬智 ……………… MakotoK
狛江行 ……………… souka
時雨小春 ……………… soranoiro
神代アレク ……………… ash_xechs
壬生珈月 ……………… さり
有栖川アリス ……………… NPC
ナタリア ……………… NPC
ダグラス ……………… NPC
――3年後・春――
[トマト入りオムレツと、ポテトサラダ。キュウリとハム。
サンドイッチをランチボックスに詰めて、完成。]
『今日のさそり座は、11(12)位!
ラッキーカラーはivory◆ですよ。』
[テレビの女子アナは今日も軽やかに星座占いを告げる。
耳を傾けているのかいないのか、鼻歌を口ずさみながらベッドを整え、服を着替え、髪をゆるく三つ編みに編んでいく。
今日のモーニングティーはこれにしようと決めていた。
ヌワラエリアにダージリン、ウバを6:3:1で。
紅茶を淹れながら、ひと息つくと。]
[春らしいあたたかな陽光が差し込む窓辺。
キラリと反射するのは、写真建て。
卒業式の日、1-Bの友人たちと撮った写真をつい覗き込めば、鮮明な記憶が次々とよみがえってくる。]
世羅ちゃん、驚いてたっけ。
[美智子の答辞。
彼女らしい真面目で芯の通った言葉は入学式と同じでもあり、さらに前を向く強さを感じさせられた。
その中にやはりあった名前を思い出す。
そして連鎖するように、耶白、早紗、みんなの顔が浮かんできて――ホームシック地元バージョンかな?]
って、いけないっ
[隣の目覚まし時計が示すのは、待ち合わせ19(30)分前。
勿体ないけれど一気に紅茶を飲み干す。
そうだ。今度休みが重なったら。
一緒に地元に帰って、親や皆に会って、アリスの家のケーキを食べたり、渡良瀬のお店にも行ってみようと誘おうか。]
いってきます。
[一人暮らしのワンルーム。
ベッドの上の柴犬に向けて小さく手を振って、部屋を出る。
写真建ての横。
サボテンは、淡い桃色の花を咲かせていた。]
[歩いて、早足になって、最後は駆け足で。
首元でシルバーの鎖がしゃらしゃらと。
大丈夫。
人混みの中でも、あの人の姿はすぐに見つけられるから。]
おはよう、歩さんっ
[短くなった前髪が春風に揺れる。
笑顔で名前を呼んだ。
そして手を伸ばし、手を取って、何度でも繋ぎ合おう。**]
[部屋に遺されたガラクタの中に、少女を描いた水彩画があった。
それは、かつての美月のようでもあったし、かつて教鞭を取っていた頃に出逢った誰かのようでもあり。
此方に振り返ろうとしている少女の、なんとも言えない嬉しそうで、悲しそうにも見える表情。透明な色遣い。
彼の他の絵は本人の手で処分されていて、その一枚しか遺っていない。
その絵の評価は、さて**]
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