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神楼学園教師 ナタリア に 9人が希望した。
迷子体質 藤村衣梨 に 2人が希望した。
神楼学園教師 ナタリア は生徒会に転校させられた。
今日は転校生がいないようだ。せんせーは転校指示しなかったようですよ。
楽しかった神楼学園での学生生活も終わりを告げた。
やがて卒業のシーズンを迎える……。
― 第三幕 ―
[織姫と彦星は惹かれ合い、結ばれて楽しい日々を送る。
2つの異なるかたちの劇で表されたストーリーは、天帝の怒りに触れて引き裂かれる展開になる。
その本筋が捻じ曲げられることは無いのだが、演出方法が大きく異なった。
真っ暗闇にされた教室、照明が小さくステージ上を照らせば、そこには天帝姿の彼が。
手をポケットに入れたまま俯き、そのまましばらく動かない。
やがて、ぽつりと零して、第三幕は始まる――]
天帝です……
私の娘の織姫が適齢期になったので、いいお婿さんを探すことにしました
見つけた交際相手の彦星、午後イチのとき女の子だったとです…
天帝です……
てゆーかそのとき逆に織姫が男だったとです…
しかも出来が良かったとです……
[本筋にはまったくもって関係ない話だが、いじらないのは彼の沽券に関わる話だった]
天帝です……
ふたりがいちゃこらしすぎで機織りと牛飼いの仕事サボり始めました
おかげで布製品が生産されなくて、私のパンツに穴が空いても換えが無いとです……
おかげで牛が病気になって、行きつけの牛丼屋が豚丼に切り替えたとです……
天帝です……
織姫を家に連れ帰って、年1度しか会わせないことにしました
そうしたら頑張って働くようになり、平和な世界を取り戻せました
私の手柄なのに、離れ離れの理由がいまいち伝わってないせいで私が悪役っぽく思われてるとです……
天帝です……
天帝です……
天帝です……
[照明が明るくなるとホワイトボードが設置され、マーカーを手にすれば、カタコトの日本語を話す外人のテンプレみたいな口調に変わって]
ストーリーはこんな感じデース
ここからこの逢えるのは1年に1回という決まりについて考えていきたいと思いマース
人間にとって1年はとても長い時間デス
そんな長い時間で1回しか会えないのはとても辛い話デース
じゃあ星だったらどうなの?って話を考えていくヨー
織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル
これとはくちょう座のデネブを結ぶ線が夏の大三角形って呼ばれているヨー
[そこから恒星の寿命は質量が関わる話、その質量の基準となる太陽の寿命から換算するといくらになるかという話、そこから現在の推定年齢を引き、恒星の残り時間を計算したものをホワイトボードに書きだして]
1年に1回のペースで逢ったとして、残り寿命で何回逢えるでショー?
はっはー、まったくピンと来ないネー
わかりやすくするために、人間の寿命80年で換算すると……
[さらに計算式をホワイトボードに書き出し、はじき出された答は――]
『 織姫と彦星の1年 = 人間の約6.3秒 』
WHHHHHY
JAPANEEEESE
PEEEEEEPLE!!!!!
1年に1回しか会えないなんてロマンティック〜なんて思わせておいて、こいつら人間の感覚では実は6.3秒おきに逢ってちゅっちゅしてるとんでもないリア充カポーデスヨー!!!
これだったら1年に1回逢えりゃ充分デース!
てかワタシだってサイコーの彼女とこんくらいいちゃいちゃしたいデスヨー!
日本人のせいとはあんまり関係ないけどツッコミの勢いあるからこのネタ選んだネー!!
[なお、いっぺん千秋みたいなキレ芸をやってみたかった、が真の理由]
[舞台は再び暗くなり]
最後にもうひとつだけ、天帝です……
織姫のベガは、約1万2000年後に、地球の天頂に来るとです……
つまり、織姫が北極星になるとです……
私、もうすぐ天帝ですらなくなるとです……
皆さん、来年の七夕ではちょっとくらい私のこと思い出して欲しいとです……
天帝です……
天帝です……
天帝です……
[そのままブラックアウト。
微かなBGMが少しずつ大きくなり、足音をかき消せる間にみんなをステージ上に呼び込んで、大きく頭を下げた状態で明転]
本日は、神楼学園1年B組『喫茶【可愛いウエイトレスに接客されて、激辛で異世界に行ってみた件】』にご来場、誠にあざっした!
最後に本日この舞台この空間を作り上げた1−Bのメンバーを紹介します!
第一幕、織姫役、鍵谷千秋! 彦星役……
[舞台に立った者も、裏方や接客に専心した者も、あるいはこの場にいなくとも――ひとりひとりの名前を挙げて。
ただ、自分で自分を紹介するわけにもいかないので、何もなければ彼の名前は挙がることは無いだろう]
本当に、本日はご来場、誠にあざーーっした!!
[もう1度深々と頭を下げ、それぞれがそれぞれの創造性を発揮した今年の文化祭は幕を閉じて行く]
― 閉幕後 ―
なーなーなーなーなー
「織姫役 鍵谷千秋」のところで笑わなかったオレってすごくね?
[ただし閉じたとしても、日常に戻るのにトリガーが要るのはいつも通り。*]
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