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副担任 ダグラス に 11人が希望した。
剣道部 遠野護 に 1人が希望した。
副担任 ダグラス は生徒会に転校させられた。
今日は転校生がいないようだ。せんせーは転校指示しなかったようですよ。
現在の在学者は、神楼学園教師 ナタリア、学級委員長 平野柚奈、写メら― 久方逍、バレー部 真木彩莉、赤いベレー帽 南沙絵、迷子体質 藤村衣梨、オリエンタルなポエマー 鳥飼蘭、剣道部 遠野護、不愛想 鍵谷千秋、不思議ちゃん 小野寺大吉、病弱 新垣拓也 の 11 名。
ー海ー
うぅん?これでも運動部だもん、何もしないで疲れちゃうほど体力ない訳じゃないよ。
[>>2:261 落ち着くため、って言うのは素直に言えなかったけれど、疲れてるかどうかは否定するの。そう思われちゃったら遊べなくなっちゃうように思うからね。
上に着ていた羽織るものを脱いでみたけれど、あんまり反応とかしてくれなかったな。
最初に見てくれたときは、確かに可愛いって言ってくれた筈なのにな。]
えっと…これ、どうかな?
[ちょっと気恥ずかしいから肩紐を手でちょっと弄りながら尋ねてみることにしたの。感想は言わせるものじゃないって分かってる筈なのにね。
波打ち際まできたら、遊び方が分からないって言われたけれど…私も全然経験ないから分かんない。]
うーん、取りあえずそれに乗って沈まないか試してみよう?
[取りあえず塩辛蜻蛉の前の方に乗ってもらおうとしてみよう。そうしたら私も後ろから乗ろうかな…って、実は思ってるの。]
― スイカメット割り会場 ―
[千秋が海から戻ってきたのなら]
――――決着(ケリ)つける?
[スイカメットを片手に穴の隣に立って尋ねた。
勝つ気らしい]
― スイカメット割り会場 ―
逍ちゃん、なにそれ!?
[穴の隣に立っているし、穴の中に埋まるとは前から宣言していたので、なんとなく想像はつくのですけど]
気ぃつけてね。
[とだけ言って、あとは様子見です]
−夏休み−
[夏休みは、みんなで海水浴に行った他は、バイトと逍ちゃんとの図書館デートに明け暮れました。
そして、夏休み終盤のある日]
逍ちゃん、これ。
[と言って、差し出したのは、お弁当箱ほどの大きさの箱が入れられた紙袋。中にはリボン付きの包装紙に包まれた箱が入っています。どう見ても素人手で包まれた包装紙]
遅くなったけど、誕生日プレゼント。の本番。
やっと、バイト代貯まったからね。
[中には、逍ちゃんの持っているスマホの最新型が入っています。SIMフリー携帯です]
逍ちゃん、スマホ酷使してるから、もう結構な感じじゃん。だから、さ。それに、カメラもずっと綺麗になってるらしいよ。
ちなみにさ、うちも...おそろにしたんだ。
[そう言って、自分のも見せます。ピカピカの新品です]
― 夏休みその後 ―
[海水浴のあとは実家の手伝いで小遣いを稼ぎながら、蘭と会うときは主に図書館。
学年トップだからと言って勉強を手を抜くつもりもないし、そもそも努力の量だって誰にも負けていない――なにしろ、次の試験、2人で決めた目標があるのだ。
夜中といえば、予告済みな千秋への誕生日プレゼント制作に時間を費やす]
――最近のオレ、マジでカッコ良くね?
[自撮りするたびに思う、蘭が傍にいてくれるようになって、自分の成長を感じる。
毎日こうして達成感と自信の源が得られれば、恋も学業もその他諸々もいい方向に回るに決まってる。]
[終盤のある日。
蘭に渡された紙袋から取り出してみればリボンが結わえられた箱。
プロの仕業ではない包装が、蘭がやってくれたということを感じられてさらに嬉しい]
そっか……
毎日誕生日プレゼント貰ってるようなもんだぜ?
でもそういう約束だもんな、あんがと
開けていい?
[取り出してみれば、一瞬で理解。
確かにそろそろ機種変更時かなとは思ってはいたが、完全に予想外で]
……いいの?なんて聞くのは筋じゃねーってわかってるけど、オレそこまでしてもらえる男になれてる?
オーバーしてると思ってるぶんは、毎日ちょっとずつ返すよ
いつもよりたくさん蘭ちゃんと楽しんで幸せにしてく
ありがとう
大切にする……じゃねーな、とことん酷使するよ
オレのだけ先に壊れたらごめんな?
[今まで以上にふたり密接に――スマホの使い道は言わずとも、もっと使うことはもっと楽しく幸せな日々が訪れることと同じ。
強く誓ってみせて――お揃いの新たなスマホで撮った記念の一枚は30点。]
んで……やっぱ、オレだけ知らねってマズいよな?
知らなかったら、オレがプレゼントあげたくなったときにあげれるなーとかも思ってたりしたんだが
[やっぱりちゃんとした誕生日プレゼントは渡すべきだよなと反省]
― 夏休み終盤のある日 ―
よかった、喜んでくれて。
うん、どんどん使ってね。
[そして、お互いに最初の記念撮影。うちのスマホでもパシャリ84点]
ん?
[逍ちゃんだけ知らないって...ああ...]
いいのよ、逍ちゃんがあげたくなった時でも。うち、365日歓迎だし。
[いつとは聞かれなかったので、そういうことにしておきました]
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