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−終業式−
ねー。みんな、夏休みはどうするの?
みんなで、海行かない?
ね、委員長?
[終業式の日、逍ちゃんに議事進行を振りました]
[別れる前に、終わったら何処で待っていたらいいかな?って聞いておいたの。あっ、何かあるなら全然その後でいいよ?って付け足してるけどね。
演舞が終わって、少しずつ人が引けていくのをのんびりと待ってから、言われた場所に向かうの。
一人になって目に入るのは、カップル達の姿。
腕を組むようにして歩いていたり、指を絡めるようにして手を繋いでいたり。
仲睦まじく歩いているその光景に、それほど憧れを今までは感じてこなかった筈なのに。今となってはそれを求めている自分がいて。 変わったのだなぁ…って、改めて思うの。
そのまま暫く人の流れを眺めていたら、遠野くんが何かを手にしながらやってきた>>41から。小さく手を振って迎えたよ。]
ううん、それより怪我とかしてない?
[肩と腕とをそう言いながら撫でるけれど、多分大丈夫かなって思えたからほっと息をつくの。差し出された包みにはどうしたの?というように首を傾げて。]
貰っちゃって良かったのかな?これって。
[取り出された花のようなお菓子に暫し目を細めてから、出来るだけきれいに半分に割って差し出してみるの。]
一緒にどう?
[そう言いながら差し出してみたけど、反応はどうだったかな。割っちゃったから…そのお菓子を食べてからまたゆっくりと散策し始めるよ。]
「にーたー」
[そうやって呼ばれた声に遠野くんが反応したから私もそちらを見れば、小さな女の子の姿。そっか…この子が。]
初めまして、希美ちゃん。私は彩莉って言います。
[遠野くんが紹介してくれたから、私も名前を名乗るの。希美ちゃんを抱き上げる遠野くんの姿を見れば、愛しく思っているだろう事がよくわかって私も頬を緩めるの。]
あっ……初めまして、何時も遠野くんにはお世話になっております、同級生の真木です。演舞の美しさには驚かされました…
[でも、そうしていたらお祖父さんも此方に向かって来たみたいだから、私は頭をしっかり下げて挨拶するの。
普段のふわふわとした雰囲気を出来るだけ出さないようにしてみたのは、相対しただけで何となく強い力を感じた気がしたから。
何か話しかけられれば応対していたけれど、希美ちゃんが飽きちゃったみたい。またね?って手を振って二人を見送るよ。]
―拓也くんとお祭り―
[>>460謝る拓也くんにもう一回うそですって伝えるよ。
それに、待つのが嫌だったわけじゃないからね]
そうなの? 普段から和服の人は、なかなかいないよね。
たまにだから良いのかもね!
[綿あめ買った時にもらったお箸に、拓也くんの分をちょっとつけて手渡すよ。
あちこち歩いて回って、買いたい物があるんだって>>462]
うん! 私ばっかり買って回ってるし。 えへへー。
[綿あめ、もう食べちゃったし。次は何買おうかなあと思ってたら、拓也くんが袋を抱えて戻ってきたの]
何買ったのー?
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