人狼物語(瓜科国)


1611 who are you?〜そして誰かがいなくなった〜


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酒場の女主人 ヤーニカ

   − 食堂 −

[今の今まで自分達の立場を忘れていた様な
修道女の様子>>87に苦笑する。
その頭を撫でてやりたいが、それは自ら歩こうとする
彼女にするべきことではない。]

 保護してくれるかどうかなんて思わなくて良いよ。
 二度も騒動を生き残る優秀な結社員だ。

 向こうから頭を下げて貰う位の気概で行こうじゃないか。

[命を落とした者に心を向けているとまでは気付かずに
共に行こうと手を差し出した。]

( 92 ) 2015/08/27(木) 22:23:17

酒場の女主人 ヤーニカ

 逆戻りしたくなったとしても。
 戻らないんだよ。

[マイダが人間であれば、
その心はどれだけ傷付いているだろう。
いや、人間ではなく、狼だとしても。
演技では無く、前に進まないのなら。]

 前に進むのを止めたら、駄目なんだよ。

[どちらかしか生き残れないのだから。]

 そうだね。
 あまり振り回せないかもしれないけど。

( 93 ) 2015/08/27(木) 22:30:13

酒場の女主人 ヤーニカ

[武器をと勧める修道女>>90に頷いて、
手斧や鋤があれば良いと思ったが、嵐の中出て行くのは
体力を消耗するだけだ。

使い慣れた包丁と意味は成さないだろうが、
鍋の蓋を盾代わりにそれぞれ片手に取った。]

 ふふ。
 お城の騎士様みたいだろ?

[こんな時なのに、こんな時だからか。
笑顔を見せる修道女に、おどけた様に笑い掛けて、
礼拝堂へと歩き出した。]

( 94 ) 2015/08/27(木) 22:30:19

修道女 クリスタ


 騎士様……
 ……ふふ、素敵ですね。

[相変わらずぎこちない笑みを浮かべたままだけれど。
 >>94おどけてみせる彼女へ、安堵したように息を吐いた。
 これから、ひとを殺すというのに。]

[そうして娘も歩き出す。
 ランスの骸を一瞥し、一瞬瞑目してから、その横を通り過ぎるように。]

( 95 ) 2015/08/27(木) 22:35:29

修道女 クリスタ

[生まれたときは、シャルロッテだった。
 家族の愛情が憐憫だと知ってからは、シャルロッテを封じてしまったけれど。
 ――それでも、家族のつけてくれた名前だった。]

[売られてからは、シャリーだった。
 シャルロッテの愛称であり仕事上の名前。
 そう呼ばれる度に、自分はもうあの頃に戻れないのだと実感していた。]

[逃げた先で、ステビアになった。
 自分には勿体無いと思ったけれど。
 彼女の娘になったような気がして、少し胸が暖かかった。]

[旅の途中で、クリスタになった。
 自分のものでない、他者から奪った名前。
 生き延びられたら、返さなければ。]

( 96 ) 2015/08/27(木) 22:35:56

修道女 クリスタ

[シャルロッテも、シャリーも、ステビアも。
 今は自分の名前ではない。]

[クリスタも、本当の名前ではない。]

[私は、生まれたときからずっと私。
 けれど、その私は、今、]

( 97 ) 2015/08/27(木) 22:36:07

修道女 クリスタ

 ― 礼拝堂 ―

 マイダ様……。
 ……いえ、

     who are you ?
 ――貴女は誰ですか?


[――誰、なのだろう?]

[扉を開けば、正面のベンチに腰掛けるマイダの姿がそこにあった。]

[彼女に投げた問いは、自分への問いのような気もした。]

( 98 ) 2015/08/27(木) 22:36:16

酒場の女主人 ヤーニカ

    − 礼拝堂 −

[礼拝堂で待つマイダか、共に歩くクリスタか。
どちらかが人狼であるのは間違いない。

もっとマイダと話していれば、狼だと思ったのは
クリスタかも知れなかった。

それが心残りだと思わないわけはない。]

 マイダ……。
 1つ聞いても良いかい?

[壁際のベンチに腰掛けたマイダ>>91に目を細め、
静かに問い掛ける。
彼女はその手に何か持っているのだろうか。
血の匂いがこびり付いた神などいる筈の無い場所に、
当然の様に座る姿こそ異様だった。]

( 99 ) 2015/08/27(木) 22:36:39

酒場の女主人 ヤーニカ

 ……マイダ……いいや、キリク……。
 あんたは……神に何を祈ってたんだい?

[宿を手伝い笑っていたあの時から、そうだとすれば。
何を思っていたのだろう。
それだけは知りたかった*]

( 100 ) 2015/08/27(木) 22:36:56

酒場の女主人 ヤーニカ

[   who are you ?
 ――貴女は誰ですか?]

[修道女の問い掛け>>98に目を閉じた。
静かな彼女の問いは、誰の上にも降り注ぐ様に聞こえて。
ゆっくりと開いた目は何1つ見逃すまいと、
マイダを見つめていた*]

( 101 ) 2015/08/27(木) 22:40:45

傷病者 マイダ

― 礼拝室 ―

 私……?
 『私』は私にとっての『私』で、クリスタさんと、ヤーニカさんが『マイダ』って呼ぶ人だよ?

[2人から発せられた問いは、予期していたものとは違った。
反応を装う必要もなく、小首を傾げて考える]

 クリスタさんは……どうして今私を『マイダ』って呼んだの?
 私の、顔でしょう?だから、この顔の私は『マイダ』だよ。

[足を小さくゆらゆらと揺らしながら、自らに確かめるようにぽつり、ぽつり、と答えた]

( 102 ) 2015/08/27(木) 23:05:13

傷病者 マイダ


 でもヤーニカさんは、私を『キリク』って呼びました。
 それは、どうしてですか?

 ううん、聞かれていることに答えなくちゃだめよね。

 私は……あの人が何を祈っていたのかは知りません。
 でも、神様はいつも目をつぶってるんだよって言ってました。

[2人はもう心を決めたのだろう。ならば]

( 103 ) 2015/08/27(木) 23:05:28

傷病者 マイダ

 もう、決めたんですね。
 2人が決心したなら…私はもうそれでいいの。
 ここを……

[弱弱しく笑いながら、胸に手を当てる。
主のない心臓がまだ脈を打っている]

 さいごに私からも一つだけ聞かせてください。
 この雨は、もうすぐ止むとおもうんです。
 そうしたら2人は、どうするのですか?

 雨が上がって、秋が来て、雪が降って花が咲いたら……
 どこへ行って、何をするんですか?

 ……わたしは、もうそれを見ることは出来ないから。 
 あなたたちの、これからを知りたいの。

[諦めたように微笑みながら目を閉じる]

( 104 ) 2015/08/27(木) 23:06:08

傷病者 マイダ

[しばし呼吸をして、再び瞼を開く]

 クリスタさん。
 あの日、礼拝室に来てくれたとき、嬉しかったんです。
 いつも下を向いていても、本当は前を向きたいんだって分かったから。

 約束してくれますか?
 自ら命を絶ったりしないって。誰のことも忘れないで。

 ヤーニカさんも……元気でね。
 アップルパイ、美味しかった。とっても懐かしい味。

 だからね、ヤーニカさん。
 ヤーニカさんをおかみさん、って呼んでた人の中には……
 本当はおかあさん、って呼びたかった人もいたんじゃないかな。

[そこまで言って口を閉ざし、受け入れるように両手を広げた。
瞼を閉じることはなく、2人をじいっと見つめたまま]*

( 105 ) 2015/08/27(木) 23:06:35

酒場の女主人 ヤーニカ

   − 礼拝堂 −

[マイダは悟った様に。堰を切って話し出す。
儚げな、それこそランスの周りを飾っていた花の妖精と
見紛うマイダに心が揺れそうになった。]

 何故キリクって呼んだかって?

[真っ直ぐに見詰めてくる瞳から逃げないように、
何度か深呼吸を繰り返して退くものかと力を込めた。]

 この騒動の始まりが「キリク」だったからだよ。

[それはそのままマイダが人狼だと告げている事に等しい。
逸らすわけにはいかないと、前を向いたまま。]

( 106 ) 2015/08/27(木) 23:14:24

【赤】 傷病者 マイダ

 ああ、長かった。

[声が震えたのはやっと待ち望んだ時が訪れたからだ]

 君たちのこれからを……
 知ることが出来ないのだけ本当に残念だ。

( *3 ) 2015/08/27(木) 23:15:26

酒場の女主人 ヤーニカ

 神様は目を瞑っている。
 だったら、あたしは見続けてやるよ。

 人狼は化け物かもしれない。
 判り合えない。
 判り合えないだけで、あたし達と同じ。
 生きようとしている。

 どちらかしか生きられない。それだけだ。

 だからあたしは人間の味方だけど。
 人狼の生き様も見届けようと思う。

 見届けて、人狼が生きられなかった分も全部ひっくるめて。
 あたしは生きる。

[先が無い事を悟り、抵抗も諦めた様に命を差し出そうと
すら見えるマイダに必死に揺るぐまいと耐えて、
自分の逃げ道を塞ぐ様に口にした。]

( 107 ) 2015/08/27(木) 23:18:46

酒場の女主人 ヤーニカ

[遺される言葉の重さ>>105に包丁を持つ手が震えた。
だがその言葉が、どうしようも無くキリクだと。

笑いながら薪割りを手伝ってくれて。

風呂を沸かすのに火が煙たいと涙目になって。

自分のアップルパイを美味しいと言ってくれて。]

 ……また。
 あの宿であんたに会えると思っていた。

 子供が産まれたら、あんたに洗礼を頼みたかった。

 お礼に少しのお酒とアップルパイと、
 一冬の宿位は提供したかった。

( 108 ) 2015/08/27(木) 23:24:40

修道女 クリスタ

[ああ、そうだ。
 ここに居るのは、“キリク”なんだ。
 否――もしかすればキリクですらない誰かか。

 彼女の呼ぶ名>>100に、今更のように思い出す。
 事件が起こるまでは、確かに“キリク”として自分達と生活を共にしていた。

「もし欲しいものが何もないのだとしたら、なぜあなたは今も生きているのですか?」
「自身を見つめ、何かを望みたいと願いを探ることもまた祈りだと思っていますよ。」
「赦されないと思うなら、まずは赦されることを願えばいい。」

 礼拝堂で聞いた言葉。
 あれは、もしかしたら、彼自身へ向けられていたものでもあったのだろうか。]

( 109 ) 2015/08/27(木) 23:25:34

修道女 クリスタ


 ……それでいい?

 本当に、いいのですか。
 抵抗しなければ、死ぬのですよ。

>>104それでいいと言う彼女へ。
 未だ鉈を抜くことなく、問いかけた。

 なぜ自分は彼女の抵抗を望む?

 無抵抗の者を殺す罪悪感から?
 否、無抵抗の者を殺したことなど一度や二度じゃない。
 ならばどうして。]

[“キリク”だったものからは、確かに人間への強い悪意を感じたのに。
 なぜ彼女は、何もしてこないのか。
 考えているうちに、また困惑するような言葉を投げかけられた。]

( 110 ) 2015/08/27(木) 23:26:11


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生存者 (3)

修道女 クリスタ
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傷病者 マイダ
21回 残2028pt 飴飴
酒場の女主人 ヤーニカ
46回 残1065pt 飴飴

犠牲者 (3)

茶屋 アリス (2d)
牧師 キリク (3d)
彫師 ランス (4d)

処刑者 (2)

墓守 マコト (3d)
妹 ニイナ (4d)

突然死者 (0)

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