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『 怨向 け る は 京へ よ 』
『 京 想う 者 よ 』 『 ぬ し がァ 父 怨む はわれ らの ひ と つ よ 』
[そして、さも厭そうに眉根を顰めた。]
『 おうお う 厄 介な 今も術 師の護 りが効いておるわ 』
[立ち上がる動作に、口元を歪ませて。だが…]
『 は は は は … ふ ぁ か は …』
『 あああああああああああああああああ 』
『 何 も 分 か っ て は お ら ぬ ゥ !!! 』
[哄笑上げ、一転、激怒。ざぁっと蟲音を響かせて立ち上がった。]
そうですか。
[す、と唇を揺らす音]
しかし、あなた方がこの街を――ひいては父を恨むと言うなら、それを僕は見過ごせない。
だからといって、僕は――――――
僕はまだ、死ねない。
[凛と響く、音]
[鈴の音 響く音を包む澱み]
[廃屋を覆ってゆく 闇 … ]
『… く はは は は 』
『 死 なずとも よいぞえ 』
[にた…り]
[半眼に 上目遣い 季久を舐めるような視線]
『 京の者 皆(みな)狂死させるより そなた
そなた一人 吾と共に在らんなら …』
『 狂死させ ず とも よい 』
―花山院邸・奥座敷―
[百鬼夜行の怨の声。
狐は小さく身を丸め、じっと震えておりました。
その経の帳の中だけは、乱されぬまま。]
…守りたきが、ため?
[内よりそっと帳に触れて、狐は小さく呟きます。
例え封じの為であろうと、確かにこれは己を守ってくれていたのです。]
あの方も、あの方も…守りたいと。
[乞いし心は怨みとなると、狐は恐れていたのです。
けれども転じた愛おしさは、守り抜きたいと言う思いとなると。]
…あまねさま。
[それを教えてくれたのは、彼の童の死にざまでした。]
[怨みの声は天を突く。
澄んだ声は闇を祓う。
いつしか廃屋の入り口へ立ち、静かに成り行きを見守っていたが]
[舞い至った木の葉、恒仁の想いの綴られた文を指でつまんで取り出し、唇を近づけた。]
――つねひと、お前はどうするのかな
[辺りに響かぬ程度に囁く。]
『 吾 はの ぉ… この京 牛耳るが 夢 よ 』
『そなた 一人おれば そなたの内に憑き 夢見んも叶うやもしれぬ …』
[ぼとん ][蟲がおち 小さな黒い手が蠢く]
『 ぬし の傍の者 全て 死 した であ ろ 』
『 吾 と 共にありゃ あ もう殺さんぞや 』
[罅割れた笑み]
[最早、話す時に保っていた僅かなりの形良き面はなく]
『 頑固 よ な 』 『… の ろ う …』
[何かを想起させるか醒めた声音][被さる別のおとこの声 呪詛]
『 救 う て欲し かっ た 』『 気づ き せぬ 』
『… に く し …』
[廃屋を覆う 黒 ]
[朽ちた床板 …伸びる黒い手と角のある頭 …]
『 毎 日 猿の血のようにあかいあかい櫻の宴 』
『 愉しかろうに 』 『 嗚 呼 』 『 愉しや 愉しや 』 『 民 草 の血 』
『 ぬ しも 所詮 形 代 よ』
『… 器に 過ぎ ず…』
『 心 は あのおとこのものであろうと 』
『 その身 体 は 吾 の も の よ 』
…僕は。
守られて、守られることしか知らなくて、こうして、だから、生きている…ううん、生かされて、いる。
だから、僕が、僕一人の満足のために死ぬわけには行かない…。
[微かに唇を噛む。
両の手で銀の煌き支えて、恨みを増す黒をまっすぐに見て]
『 嗚 呼 …』 『 そ れ も に く い 』
『 病で滅び 飢饉で滅び 水で滅び 』
『 何 度 滅 ぼ し て も 足らぬ 程 … に く い 』
『 幸 … 転じて 禍 … 荒ぶり … 』
[廃屋 揺ら揺らと幾つかの影が ]
[助けなく その気持ち 何時まで続くか … ]
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