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[重なる問いに小さく頷く]
…あの方は、僕が楽に興味を持つ切っ掛けになった方だから……。
[まだまだ幼かった頃。
宮中の宴、大人に混じって一人笛吹く中将―もちろんその頃は中将ではなかったけれど―彼の姿に憧れて。
それを知った姉達が、教えてくれたのが琴で。
今となっては、もう楽から離れられないまでになった]
…とても…中将殿にお聞かせできるような音ではありませんけれど、ね。
[少しだけ恥ずかしそうに苦笑をうかべ]
――刻はその日の夜明けの事。
[――夜明け。
朝焼けは濃紅。
鶏が高く鳴いた。]
[少しばかりの休息をとった後、
式を呼び戻して肩に乗せ、白藤は花山院へと向かった。
葛木が気になるという汐もまた道連れに。]
……なんだ?
[酷く騒がしい。
それは、橘邸で感じたそれと酷似しており。
自然、足は速まった。
鶏はもう鳴かない。]
[門より窺える邸内のようすはただごとではなく。
くらい眼をしたおとこが現れると
警戒を悟られないよう努めながら、
声を潜めてたずねた。]
永漂、どの これは。
[どこか浮世離れしたような様子で、永漂はこたえる。]
[師輔が内裏で、死んでいたのだと。]
――……、
[最も守りが堅いであろう内裏で。]
[なんという皮肉か。]
[千切れた紙片が花びらのように其の場に在ったと聞けば]
……及ばない……ばかり、か。
[俯き、押し隠せない憂いを滲ませた。]
[すらりと抜かれた刃を見る。
その瞳は愁いて揺れる]
…貴方は…それを望むのですか?
それとも、貴方の主殿がそれを望むのですか?
…僕を斬って、貴方は何を叶えたいのですか?
[じっと。
胸の上に右の手かさねて真っ直ぐに刃持つ識を*見つめた*]
─影居の邸─
[びょう、と風巻き、桜花散る、
白き旋風(つむじかぜ)、吹雪のよう。]
[風止んだ後には。
濡れ縁に転がる瓶子と、砕けた杯の欠片のみ、
吹き上げられた花びらが散る中に*佇んでいる。*]
……然ういえば。
[石段へ立てた刀へ手をかけ、身を屈めた。
刀が無ければ、傅(かしず)いて居るように見えるかも知れぬ]
よくぞ私の名前など記憶にとどめて頂いていたことです。
影居さまからご紹介に預かっていたでしょうか。
どうも私の記憶には御座いません……最近すこし、調子がおかしいせいかも知れませぬ。
なにもかもがあやしく、うたがわしく思えるものです。
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