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遅延メモが残されています。
バーサーカー ヘイズレク に 1人が投票した。
アーチャー ミケランジェロ に 16人が投票した。
アーチャー ミケランジェロ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、望月 玲 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、アサシン シェムハザ、リリン リリーリンリン、セイバー 足利尊氏、赤竜パピー (羽鐘辰)、鴻 みちる、バーサーカー ヘイズレク、キャスター メルカトル、アルフレート ローヴァイン、ランサー ディオメデス、兄里ケイ、妹尾柊、「管理人」 鳴木素子、アヴェンジャー かぐや姫、トゥルバドール クレティアン、ブライジンガー 諒 の 15 名。
―南ブロック・ホテル内―
[いつも通りの不快な目覚め。
しかし、いつもと違う点があった。
辰の言葉が伝達されて来ないことだ。]
なあ、辰、まだ怒ってるのかー?
俺たちが喧嘩してても意味無いと思うぜ。
[パピーがそう言った時、何かつぶやくような声が伝達されてくる。
「……私の願いは、住人たちの命に見合うものなのでしょうか……自己保身で、無関係な大勢を犠牲にするとか最低なんじゃ……」]
ゆ、揺さぶられてるーー!
俺が他のマスターを揺さぶるために言った言葉で、辰が揺さぶられちゃってるーーー!
ちょ、ちょっと待て、何でそうなるんだよ?!
俺の発想って辰から発されたものだろ?
俺が口にしたことなんて、想定内じゃなかったのか?
ふと思って、後回しにした事を、あんなにはっきり言われると考えざるを得ない?
考え始めると悶々としてくるだって?
……お前な、片翼の言葉、真に受けすぎだろ。
どこまで本当なのか、解ったもんじゃねぇぞ。
だから、あの2人に情報をまいたんじゃないか。
怪訝な顔してたから、それぞれで真相を追究してくれるだろ。
それが見えてから、悩むべき部分は悩めば良いんだよ。
[力ない生返事が帰ってきたが、とりあえずは納得したらしい。
パピーはそれにホッとする。]
[暗闇がある。
いつからその闇の中にいたのか、今もまだいるのか、そこは闇に包まれた空間なのか、それともただ視界を遮られているだけなのか、時間も空間も把握しづらい状態だった。
感じるのは背中の、いや身体全体かもしれない、軋むような痛み。
伸ばした腕の、指先すらその視界には写らない。
ここに、自分はいるのだとわかるのに。
――、声を発した。
誰にも届かない、誰の音も聞こえない]
「誰か」、
「さくら」
「ねえ」
[出したはずの声が、誰にか届く前に、暗闇に溶けた]
しかし、7騎以上のサーヴァントが出てることって、教会側はどう把握してるのかね。
昨日の2人の話聞くと9騎も10騎もいるって事は無いと思うんだよな。
もし、そうならもっとたくさん目撃されていそうだし。
[パピーはバックの中に入ったままで、*そう言った。*]
―西ブロック・神社―
[昨日は結局近所のお宅にお湯を貰い、風呂を済ませることができた。
かぐやを伴う前に声を掛けられたのは、不憫に思われたのかもしれない。
どこか生気無く映る住人も、ここでは、普通に生きている]
……。
[ケイは、目覚めてすぐに背中の傷跡を探った。
そうしなければならない気がして、どうしてそう思ったのかもわからなかったが]
熱いけど、痛くはないな……。――、夢?
[それは夢と言えるものなのか、単に寝苦しかっただけなのか、それとも]
−回想・二階にて−
[みちるの側まで来れば霊体化を解くが、顔や肩や腕、足からも血が流れて明らかに重症だという事が見て取れる。
みちるの顔を見ると弱い笑みを浮かべて、乾いた唇を開く。]
……、みちる。
私の勝利を信じてくれて、ありがとうございます。
そして、あの激しい戦いの中でも
逃げずにいたみちるは、…本当に、すごい、です。
…ただ、かなり、その……
力を使いすぎて、しまいました。
[それはきっと見ていたみちるも同じ事なのだろう。こちらは宝具を使用したのだから。]
……、帰りましょう。
[血に濡れた手は伸ばせず、首を垂れれば再び霊体化して下の階層へ。**]
― 神社 ―
おお、ぬしさま御目覚めかや?
[兄里ケイが目覚めれば、そばに控えていたかぐやが声をかけた。ケイくらいの魔力供給があれば、そもそもサーヴァントである自分は眠る必要が無い]
汗を拭くためのタオルは用意してありんす。
[実は寝ている間、うなされている時もそばについていた。が、特にその部分には触れる事は無い>>5]
[畳んでおいた衣服などを用意しながら]
そろそろいくさの色も濃くなってまいりましょう。
とはいえいくさ支度と警戒はわらわが担いますゆえ。
ぬしさまはまたぬしさまの心の赴くままに動かれませ。
[なお、自分は自分で買ってもらった服を洗濯してまた着ていた**]
うん、おはようさくら。
、ありがとう、寝汗かいたのなんて、久しぶりだな。
[額に浮いていた汗をタオルを受け取り拭き取る]
そうだな……、そろそろ脱落者も出ているのかもしれない、知らない所で。
ただ、8騎目が気になる。
昨日の話だと、なんというか、今回のこの聖杯戦争で呼ばれた側、にしては知りすぎていると思うんだ。
どこまで本当かわからないけど。
全部嘘で、相手を動揺させる為っていうのは、あるのかな。
[監理人なら知っているだろうか、そう思いながら立ち上がり、かぐやを外へと促した]
― ??? ―
兵が、鎧を剥いでいた。
地に伏すは、通常の戦士よりも何倍あろうかという巨大な身体。鎧を剥がんと揺さぶる兵の手によって、砂利に腕を裂かれ、胴に空いた創傷からは生命の証がこぼれていく。
鎧を剥がんとする兵は、その逞しい腕をあらゆる汚れに浸すことを厭わない。血に、土に――。討ち取られた兵士より武具を奪うは古来よりの慣わしであったが、兵の瞳はひどく血走り、どこか狂気に満ちていた。
「――――、」
――ならばこそ。兵が顔を上げたのは、外的要因に他ならない。
近付く足音。近付く気配。チャリオットの震動は僅かに大地を揺るがし、時を追うごとに大きくなる。兵は鎧を剥ぎ取る手を止め、双眸に自らへ近付かんとする者の姿を収めた。
「…………灰色の槍。灰色の鎧。そして、その手に持つ土色の槍は。……なるほど、貴様か。あのいけ好かん女神のお気に入りは」
兵は、血にまみれた手で自らの頬についた土を拭い、僅かに笑う。
――対峙する男は、眉を僅かも上げずに、静かに答えた。
「……聊か誤解があるようだが、貴君が捉え易いならそれでも構わない。しかし、貴君は見たところ神と呼ばれる者のようだが、このようなところで我が軍の死体に何をしているのだろうか」
一陣の風が吹き来れば、荒野の砂塵は巻き上がり、対峙する二人を霞ませた。答え、そして問う男に、血濡れの神はいよいよ以って高らかに笑い出す。
「――――何を言い出すかと思えば! ワシの目的は偏に貴様だ、テュデウスの倅よ!! トロイアの兵に飽き足らず、彼の美しき女神でさえ傷を負わせおって……。何たる不敬。何たる不埒。かのいけ好かん女神に力を与えられたからと言って調子に乗るな。思い上がる貴様に、神に戦を挑むということがどういうことか、思い知らせてやろう!!」
相対するは、神罰を口にする兵。――否、それは人の形を借りた神。大地に舞い降り、その力を抑えぬままに死の暴威を撒き散らす、一騎にして強大なる軍勢。
「――やはり、聊かの誤解があるようだが、今は置いておこう」
口上を聞き届けた男は、僅かに両目を細め、槍に握る手へ力を篭めた。眼前に立つ死の理へと、穂先を向ける。
「暴虐なる戦の神と呼ばれし者よ。――不敬ついでに申し訳無いが、その首、我が槍に貫かせてもらう。俺が俺の目的を果たすためには――、そうだな。軍神の一人や二人、超えさせて貰わねば、ならんのでな――!!」
地を蹴る足は躊躇い無く。不敬なる灰色の兵は、鋭き双眼を以って、眼前の威光を捉え――。
― 1F北・オフィス街(ホテル屋上) ―
[幾度目かの風。幾度目かの夜明け。
どれ程の戦が起ころうとも、朝は変わらずやってくる。
街の目覚めを見渡す中。ランサーはゆっくりと頭上を仰いだ。]
―――――、
[彼方には地表。
白む空に透けて見える、『塔』と呼ばれる最上部/最下層。
夜明けと同じく、昇る月と等しく、幾度と見たその光景は。]
これは…………、…………、
[遠ざかっている。或いは、空に映る地表の色が薄い。
――それが、アーチャーの死を礎に築かれた新たなる階層であることには、サーヴァントの身である彼に気付くことは出来ず。
ただ、漠然とした違和感に、見上げるのみであった。]
[外に出て顔を洗い、いつもより木漏れ日が薄い気がして見上げた。
木々の間から見える空、地表は、いつもと変わらずそこにあるように見える]
暑くなりそうだな……。なんとなく。
[車に乗ろうとして]
上に、行ってみる? 会ってない組は8騎目も合わせて後2騎。
ここまで会わないとなると、何か企んでそうな8騎目は別として既に落ちているかもしれない。
それなら、戦闘の跡が残っているかもしれないし。
[問いかけたが、かぐやが特に反対することはなく、上へ行く為に人目につかない場所を探す]
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