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― 南ブロック 住宅街、古びた洋館 ―
[抱きしめていたみちるは洋館に辿り着いた時には既に意識は薄かった。けれど命令>>431通り家に辿り着けば、遅れて倦怠感と焼けるような痛みがやってきた。血は既に止まっていたが、抱きしめていたみちるの可愛らしいうさぎのパーカーに血が付着していた。
抱きかかえたまま、みちるがいつも寝ている寝室まで運べば、着ていた服を脱がせて寝間着に着替えさせた。噴水前にはマスターも多くいたのがみちるの左目を見れば解る。]
疲れたでしょう。
少し横になっていてください。
[布団の上から、子供を寝かしつける親のように、ぽんぽんと右の手を打つ。]
みちる。
そのままでいいので少し聞いて下さい。
前に言ったのですが…私は戦う事はできますが
ああいった戦士のような相手に不得意なサーヴァントです。
さきほどのセイバーのように、
魔法ではない武器で攻撃をされた場合、
正直、対応しきれなくなります。
ですから、みちるの判断は正しかった。
…ただ、そうですね。
今度からは相手をちゃんと知ってから戦いましょうか。
[初戦は見事なまでに完敗ですと、情けなく眉を下げる。]
[みちるが眠りに落ちたのを確認すると、
水道で傷口を流すため着ていたジャケットを脱ぐ。
見事なスリットが腕に出来上がっていた。]
この国の英霊――…セイバー。
まさか、私がそういう英霊と会えて戦えるなんて
思ってもみませんでした。
[思い出し浮かべる表情には笑みが浮かぶ。
地図製作に生涯を捧げた英霊。戦に不向きと誰もが解る事。
それでもこうして召喚されたという事実。
名のある魔術師ならば選ばない選択なのだろう。
けれど、――と、召喚された時に
マホガニーの机の上に広げられた紙――古地図を思い出す。]
私は本当に感謝しているんですよ。
マスター…みちる。
[ここにこうして存在している事に、
意味や目的があるようにすら思えば、
ふと、教会での事を思い出す。*]
― 回想・教会にて ・1―
[>>318照れた素振りを見せる素子を見る表情は、変わらない。
>>328「塔」が舞台以外にも目的を持って作られたという言葉には興味を示す。
―― 一体、誰が、どのような目的で、と。眼鏡の奥は思案顔だ。
>>332 しかし詳細は語られず、そこまで、と両手を広げる素子の姿。
あくまで彼女は、管理人という立場なのだろうと思う。]
人工物ではないというなら、
一体どのような地殻変動があったと…
[大地から聳え立つ塔の生成理由が気になり始める探究心。
横の親方はどういう顔をして聞いているかは確かめずのまま、]
― 回想・教会にて・2 ―
>>340
[教会の窓の外を眺める素子につられ、こちらも外へ視線を向ける。]
人として存在は許されても、
それはまるで…
違和感を抜き取られて――。
――…役割、ですか。
[聖杯戦争の舞台として用意された場所。聖杯の存在。
自然現象だけでは説明しきれない構造物。
その生成に必要な魔力、―――。
そこまで考えた時、眉間に皺が寄った。
>>356頑張ってと手を振る素子の姿。
教会を出る前、深く一礼をしてから扉の外に*向かった。*]
― 南・住宅街 古びた洋館の屋根の上 ―
[霊体化し、屋根の上に立ち塔の中の街を見下ろす。
ここもまた大地の、地球という星の一部には変わりない。
けれどどこか異質である事は地の魔法を使った時の違和感で気付く。
メルカトルと言う男は、地球が義と平和が宿る繁栄した地になる事を信じていた。
同時に、創世記を初めとする聖書の創造の記録を支持する証拠を見出したい、
そういう願いも生涯持っていた男性だった。]
――…はじめに神は天と地を創造された。
[神により天と地は分けられたというのに。
上を見上げ、苦笑いを*浮かべた。*]
― 2F・廃墟 ―
[槍の柄が獅子の騎士の剣を受け止めた。
>>470斬り結んだまま、睨みあう。
「――ぐ、―― ッ」
騎士――イヴァンは歯を食いしばり、
ぎりりと踏み込んだ。
拮抗、否、押されている。腕の傷が在って漸く互角。
速さ。筋力。
鍛え上げられた筋肉の躍動感。
足の運びたるや疾風と呼んで余りあった。
――やはり、見立てと異なる。
自身が戦場に立つ武人ではない故の落ち度?
否、獅子の騎士もまた、先ほど剣の間合いを見誤った。彼には何かある。きっと、其処に在るのは彼の持つ物語の筈だ。]
[槍の柄を刃が滑る。>>471
崩壊する瓦礫の中、受け流された剣と柄が生み出す風圧にか、魔力の奔流にか、そこだけ光の当たったように土埃が一瞬開けた。]
「――ち っ!!」
[交差。槍が貫く。
騎士の体を捕えたかと見えた刹那、
土埃の中の獅子が飛び出した。
槍兵めがけて――ではなく、物語の縁より付き従う騎士を槍の間合いから引き離すために。それはこの戦争における役割で謂うのなら「騎乗兵」の在り方に似ている。
――しかし速い。
完全にかわすより前に槍の穂先が
騎士のわき腹に傷を作る。]
っ、……!
[吟遊詩人は、はく、と唇を浅く開いて
一瞬だけ息を詰めた。
されど歌は続くのだ。
騎士は獅子の背に跨って、
一度槍兵から距離をとる。
剣を構え、獅子の騎士は武勇を称えるかのよう。
彼に護られるかのように、物語を編む吟遊詩人は在る。]
見事な武勇、灰色の君…――
されど、未だ貴方は朝靄の向こうに在るかようだ
[判然としない。何らかの隠ぺいか、認識のずれを呼ぶなにかの術科。いずれにせよ、それが彼の出自に関する事ならば。]
――貴方の名前を知りたいな。
なかなかそうもいかぬのがこの戦争だけれども。
[詩人は戦場で微かに笑む。
クレティアンは、ケルトの伝承に造詣が深い。
何処からそれを伝え聞いたのか
未だに謎であるとされている。
若しかすると、この吟遊詩人は本当に“湖の乙女”に通じていたのかも、しれないなどと囁かれていたものだが、それは今は重要ではなく。
吟遊詩人が有する知識に在る槍の名手。
そのいずれとも違っている。
例えばもっと、もっと古い時代の――**]
貴様、わかっているな!!
[敵マスターに意識を向けている所に聞こえる問いかけ(>>488)
釘を刺さねばと思わず大きな声となる。
これまでの動きを見てると名乗りかねない危険があったのだ。
最も端的なこの言葉で何処まで真意が伝わったかは不安だが。]
― 2F・廃墟 ―
[まさに貫かんとしたその時、土埃の向こうより現われたるは見覚えある形。視認するが速いか、僅かに口元が緩むのが先か――]
――獅子ながら。
その魂の重きは、傍に控える騎士と見える――。
[――やはり、直撃には至らない。
穂先を掠めた感触は、肉を少し裂くばかりで、騎士に忠誠を誓う獅子によって距離が離される。その突進の巻き添えを避けようと、ランサーも仕切り直すように後ろへと跳んだ。
距離を取り合う直前、
騎士と、鬣をもつ騎士と、確かに目があった。]
――――、朝靄か。
あれは陽を浴びて輝くものだ。
少しばかり修飾が美しくに過ぎるな。
我が身を纏うは土くれの匂いがした粉塵だ。
[静かに。しかして腕には確かな傷を負いながら。
歌うように告げる彼の者を見やる。]
[彼の者の歌によって騎士と獅子は動く。
それは、彼らの在り様についても同じ。
槍で弾かんとしたその時、確かにあの騎士は
注ぎ込まれた『歌』によって、存在を濃くしたのだ。]
――なるほど。
やはり、死線を交えれば多くのことが分かるというものですな。
魔物と呼ぶには苛烈に過ぎる。
精霊と呼ぶには壮烈に過ぎる。
化身とするには礼節に過ぎる。
差し詰め。
数ある理想と夢想を束ねし者――とでも呼ぶべきか。
さて、我らが駆け抜けた戦の時代には
死地にて名乗りを挙げる習慣は然程無かったのでな。
性に合っていると言えば合っているが――、
貴君はどうやら、そうでもないようですな。
[元より廃墟に在る土煙か、男を纏う薄い砂塵の影響か。
土いろをした風が、互いの姿を隔てるように霞ませる。]
[想い起こされるは、想い起こさずとも。
眼前に在るは、輝かんばかりの彼の者の双眸。]
――――……、束ねし者よ。
[或いは。
戦には不向きに過ぎる身体で、それでも
死地へと追いすがった、愉悦の表情。]
――貴君が焦がれているのは、夢想そのものか。
それとも。
我もまた夢想の住人たらんと戦の場に立つ、
今この時――奇跡そのものに焦がれていたのか。
如何に土埃に塗れようと
輝きは失われまい
その武勇は輝き照らされるであろう
[――歌うような声は続いた。土埃の向こう側からも、朗々と。>>491 ]
――戦場を駆ける者は
そうやって言葉以上のものを交わすのですな。
[>>492 “数ある理想と夢想を束ねし者”
そう評された詩人は、静かに笑みを口元に敷いた。]
……そう、仰るように。
時代が変われば作法も変わる。
分かっていながら
強請っているのですよ、私は。
[鋭く制する槍兵のマスターの声、当然予想できるものだが、それでも。問うは自由だ。>>489 ]
――私はの血潮は詩歌(うた)だから。
[比喩なれど真実の一端だ。
理想を歌いつづけて。
彼の時代になしえなかった理想を
鮮やかに描き出しながら。
そして、今も。
餓(かつ)えている。
金萌葱の眸にひかる、深く頑なな信念の色。欠乏に、落胆してはならない。誠の心と意志によって自ら選ぶ、それこそが。]
今、この時にしか交わりえない
奇跡≪ものがたり≫を求めて私は此処に在る。
――灰色の君。
貴方は。
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