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[厨房にある食糧庫。ほんのわずかのその中身、全てぶちまけ粉々に。一欠けらも残しはしない]
ほっほっほ。さてお客人。飢えて死ぬか生きる為人肉を食らうか。
それか……互いに殺し合うか。
[老人が警察に申し出たのは屋敷の爆破。
期限を設け、その間に「警察官を殺した犯人」を見つけてもらう。
いや、お互いに罪をなすりつけ、でっちあげてもらおう。
この屋敷に満ちる恨みや妬み、感情は既に本物。恐らく主人もこの先長く生きれはすまい
この老人、胸中何が渦巻くか。それを知る術どこにもない。
そして、彼の予想は的中する。
今宵のメイン、主人の首と小さな人形──]
― 二階:ゲストルーム ―
[ 時は既に日も沈んだ頃だろうか。
ハーヴェイは自室を出て、各人の部屋を回り、食事をしないかと声を掛ける。ハーヴェイ自身も昨日からまともに食事を摂っていないが、皆も似たようなものだろうと考えたからだ。
食欲の涌くような状況でもないが、しかし、食わずに衰弱する訳にも行くまい。そして、一人でも多くの者がまともに動けた方が、生き延びられる公算は高いはずだ。
あの冷蔵庫はともかくとして、厨房にはまともな食材もあるだろう。
ハーヴェイの言葉に同意した者と共に、厨房へと向かう。]
[ 厨房にたどり着く。
生首はそのままに転がっている。
食材を探すも、何一つ見当たりはしない。いや、食材であったであろうものの散らばる痕跡だけは、開けられたままの食料庫の中に見て取ることができた。
だが、口にできるものは、調味料、油の類まで残らず処分されている。
誰の仕業だ、と口に出してから、考えるまでも無かった事に気付く。
……狂気を宿したあの眼差しを思い出す。あの老執事以外に誰もおるまい。
無論、冷蔵庫の中身を確かめる気になどならず、一応、砂糖やミルクの類でも残っている可能性もなくはないと、食堂へと移動する。]
―一階:自室―
やめて……っ!
[突然、シャーロットは声を張り上げ、体を起こす。
目に入るのは、簡素な自室。]
夢……だったのね。
[シャーロットは、再び身を横たえ、隣で眠る人形を見つめた。
そして、小さなその人形の、失われた瞳に、優しく唇を寄せる。]
…癒して、あげるわ。
かわいそうに。
痛くても、痛いって言えないなんて。
[自分のした行為に、ギルバートの行為を思い出す。
――なぜ、瞳に口付けたのだろう。
あの時、感じたものは、何だったのか。]
もし、あなた達が言葉を発する事ができるのなら…
もし、あなた達が感情を持つ事ができるのなら…
何を言い、何を思うのかしら。
かわいそうな、お人形さん。
だから、私が護ってあげる。
あなた達を傷つける者、何人であっても許さない。
[シャーロットは、目の前の小さな人形を抱きしめると、静かにそう呟いた。]
あなたを傷つけたのは、モーガンさんだったわね。
[思い出されるモーガンの行為。
一体の人形を、固い扉に押さえつけ、ナイフでそれを磔にした。
お仕置き、という名の行為――。]
今度は、モーガンさんがお仕置きされなきゃ、ね。
[そんな事を思う。
冗談なのか、本気なのか――。
くすっと笑うと、シャーロットは自室を出て、一階の廊下を歩いていた。*]
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