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[回る所は召使の詰所。台所等表よりも緊張感の薄れる場所の筈なのに人の気配が全くしない。一番生活感が溢れる場所でなければいけない所がなぜこうも新品同様な状態なのか。
どの引き出しもどの棚も飾り物の食器はあれども使用された形跡は見当たらない]
マイセン、バカラにミントン…いいもの使ってるもんだ。
悪趣味な屋敷のくせに。バカらしい。
流石にここには人形は置かないか。
[注意深く周りを見るとそこは人形の修理工房も兼ねているのか。
ゼンマイが巻かれていないメイドやボーイが数体並んでいる]
[置かれている調味料も使われている厨具も特に不審な点はない。
毒殺やらは心配しなくてもよさそうか]
毒殺は皮膚が変色するしなぁ。特にヒ素やらトリカブトやら。
ムンクのような人形を作りたいなら別だろうけどさ。
[まるで見たことがあるような口ぶりで呟くとその奥にもう一つ、扉を見つけたが…]
……なんだ、あそこは…。
[そこはモーガンが入って行った保冷庫への扉。何か、とてもいやな空気が流れ込んでくるような。
足が進むことを躊躇するのは初めてだった]
[ドクン、と胸が高鳴る。もちろん期待やそんなものではなくて。
行ったら何か、空恐ろしいことを知ってしまいそうな]
「行ってもいいわ?貴方がどうして逃げられないか、きっとわかるから」
[くすくす、くすくす…]
[脳裏に響く声。理解するには余りにも漠然としたその声]
[保冷庫への扉を開けて…そこで多分今まで一番といっていいほど後悔した。大きな保冷庫扉の前に転がるそれ]
……っ!
[流石に顔がひきつった。ビキリと頭に、胸に鈍く深い痛みが走る。
凍っていたのか、恐ろしい形相でこちらを睨む水にまみれた…生首]
………これ…は……
[暫しまた昨日と同じような、奇妙な時間をそこで過ごしただろうか…*]
[胸が、頭が痛い。なぜだ?何があった?あんな生首程度で]
「 それはね。貴方がもう ───るから 」
「私達のお父様が」 「思い出してしまったかしら?くすくす」
[あぁ思いだした。あの時、地下室で何があったのか]
「私の望みは小さなこと」 「だから取引をしましょう」
「私達 人の魂がほしいの」 「それまで貴方を───…してあげる」
「これは契約。代償は魂。代償は心」 [くすくす くすくす]
[転がる鈴の声音。目の前の生首の不気味さとは裏腹に]
[さざめく声は耳を澄ます]
「……もう一人…いる…ね……。くすくす」
もう…一人?お前達は一体誰なんだ?まさか…
[「人形なのか?」とは紡がれず]
[初めて発した声。これは肉声か。それとも心の声か。
心の声ならば間違いなく彼女らのいう「もう一人」にも聞こえただろう]
「貴方が壊れないうちに…早く……*]
―回想―
[幾度目かの再会を果たしたシャーロットは、その晩、''かたかた''と音が鳴り続く、暗い空間で眠りについた。
以前のシャーロットなら、この場所で眠る事など、決してなかったであろう。
何が、シャーロットをそうさせたのか――。]
私、あのまま、寝ちゃったのね。
……おはよう。
[ガラスに映る、自分自身に呟く。
それが挨拶を返す事はなかったが、浮かべる笑みが、まるで目覚めはどう…と、語りかけてるように思えた。]
待ってて、ね。
また来るわ。
[そう言うと、シャーロットは一階へと階段を上っていった。]
[一階ホールを、自室に向かって歩く。
固く閉ざされた扉には、未だに縫い付けられた人形の姿があった。]
(かわいそうに……。)
[昨日は、畏怖さえ感じたその''もの''を、憐れむように見つめるシャーロット。
片目が抉られたその人形に、小さく震えながらそっと触れる。]
(痛かったでしょう…?)
[シャーロットは、心の中でそう呟いたであろう。
その後、扉に刺さるナイフを抜くと、人形を扉から下ろし、両手で包みながら、自室へと戻った。
シャーロットのこの行為は、果たして何を意味するのか――。]
―回想終了―
[しばし生首とにらめっこをしていた後、あえて冷蔵庫は開けなかった。こんなもんが解凍されたような状態で転がっているということは中身の予想はつく。
進んで気分を悪くする必要もないわけで]
面倒になりそうだ…が。まぁ俺の任務遂行の為にもまだ主人がしょっぴかれるのは困るし。暫く黙秘、だな。
[生首は流石に気分が悪くなるのか、触りもしないでそこに放置。さっさとその場を後にした]
厨房→広間
―一階:自室―
「――車が故障しているから、村に送るには日がかかる。
霧が濃いから、屋敷から出ては困る――」
モーガンさん、まるで、私が屋敷から出るのを嫌ってるみたい。
私だけじゃない。
この子を傷つけてまで、みんなを屋敷に留めさせる理由は何…?
[あの扉に固い封をしたのは、モーガンであろう。
その事は分かったシャーロットであったが、その理由までは分からない。]
「あの森に入ってはいけないよ。
あの森には、恐ろしい化け物がいるからね。」
「あの屋敷に近づいちゃいけないよ。
あの屋敷から、無事戻ってきた人はいないからね。」
[母と別れる前までは、よくアーノルドが口にしていた言葉。
人形好きだったシャーロットを、屋敷に近づけまいと、言い聞かせていた言葉。
そして、村で耳にした、屋敷の噂話――。]
ま、まさか……ね。
[シャーロットは、小さく身を震わせた。
そして、その噂話を聞かせようかと口にした、ギルバートの事が思い出された。]
[食堂を通過して広間に入った後、1階の色々な部屋へと足を踏み入れる。シガールーム、や図書室、人形展示室。
そして広間の近くのもう一つの部屋。そこがシャーロットの部屋とは知らずに…ノブに手をかける]
[――ガチャリ、と。
ドアノブを回そうとする音が聞こえた。]
だ、誰…?
[思わず、声を出す。
と、同時に、ベッドの上に置いた人形を、ベッド下へと隠した。]
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