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【二階】
[器用に階段を上り、無言で先導する人形の後をゆっくりと歩きながら、いくつか並んだ同じようなドアを通り過ぎる。ふいに人形の足が止まり、突き当たりの部屋のドアを開けた。]
……。
[廊下の奥には、まだ何か部屋があるようだったが、小部屋の中に消えていく人形の後につづく事にした。]
―一階:食堂―
ハーヴェイさん…?
[食堂には、ハーヴェイの姿があった。
一人、カップを手にするその姿は、どこか淋しげに感じられた。
シャーロットはハーヴェイの隣に腰を下ろし、暫し言葉を交わしていた。
屋敷を出た事を聞かれるのなら、用が済んだから家に帰ろうとした……そう、*答えるであろう。*]
[部屋に足を踏み入れ、室内を見回す。人形がお辞儀のようなポーズで一礼をして、部屋を出て行った。
その細かい動きに、思わず感心してしまう。]
…本当に、人間のよう…。
[ふと、ドアを見ると、ドアノブに内鍵が付いていた。ゆっくりと歩き、ドアに近付き、その鍵に触れる。]
……鍵。
何年ぶりかしら…。そう、こんな形でした…。
…私が自分の意思で、かけられる鍵…。
ただ、閉じ込められるだけの物では無く…。
[呟く声が段々と小さくなり、少しの嗚咽が混じる。
しばらくそのまま鍵に触れていたが、指で目尻を拭い、もう一度目を開いた後は元の涼しげな表情に戻っていた。]
[屋敷の主人は暫く会えないらしい。
別に今の自分に主人に会うことは特に重要じゃない。
部屋から出て、回りを見渡すとあるわあるわ人形だらけ]
…ふん。モノは悪いわけじゃないらしい。
こんなもんにはまだ用はないんだが。
(感傷に浸るのは、まだ早いわ…
私は…私の成すべき事をしなければ…)
[部屋のドアを開け、先程奥にちらりと見えた大きめな部屋に向かった]
[ステラが二階を歩き回る前のこと。
自身も二階をぐるりと見渡してみる。奥にやけに大きな扉が目に入り、それを見据えて少し口端を持ち上げる。
どうも廊下に飾ってあるだけの人形でもいい値段はするのだろう。
そしてあの扉の奥。何かありそうだ。
そう思ったのは長年の勘。まだその「必要」はないか、と昨日コーヒーを飲んだ食堂へと]
…おやおや、先客がいたかい。
[そこにいた人に軽く挨拶を交わし]
【二階展示室】
[壁一面、あらゆる所に並べられた人形。
その瞳はあらぬ所を見つめているような、それでいて何かをじっと見つめているような。
視線の合わない人形の瞳のひとつひとつを、じっと見つめた。そのガラス玉の奥を。]
…待ってて。
私も、すぐに…。
[誰にともなく呟き、目の前の一体の人形の頬を、そっと撫でた。]
(あまりこの場所に長居するのはよくないわね…。
何故なら私は、[偶然ここに導かれた修道女]なのだから…)
[頭を軽く振ると、顔に微笑を浮かべる。何事も無かったかのように。
そして、意識して、足跡を鳴らして廊下を歩く。そう、普通の人間がそうするように…。]
【一階食堂】
[ 軽く食事を済ませたハーヴェイは、熱いコーヒーの注がれたカップから立ち上る湯気を眺めながら、やはり物思いに沈んでいた。
連絡の途絶えた妹。
ただ単に、多忙なだけかも知れない。半年やそこら連絡がなかった事などは今までもあった。
「――今度、あの人形を作っている方のお屋敷を訪ねる事になりました。帰ってきたら、また手紙を書きますね。楽しみにしていてください。」
……最後の手紙にあった、その文面。
それがハーヴェイの頭の中で繰り返し思い出された。
――その時、ハーヴェイに声を掛ける者がいた。
はっと我に返り振り向けば、そこにはどこか落ち着かないふうのシャーロットの姿があった。
いくつかの言葉を交わす。
用が済んだから家に帰ろうと思ったとシャーロットは言う。取り乱した姿を見たハーヴェイには、その言葉をそのままに取ることはできなかったが、その疑問は口にせず話を聞いていた。]
[ そこに、見かけぬ男が現れた。
その男は、人懐こそうな笑みを浮かべながら軽い弔すの挨拶を飛ばす。モーガンが言っていた、新たな客人なのだろう。
笑みを浮べ、挨拶を返す。]
初めまして。私はハーヴェイ・ウォルターズ。
こちらには、取材でお邪魔しています。
あなたは……人形が好きという雰囲気には見えないですね。商談か何かでこちらへ?
[廊下を歩いていると、階下から人の話し声のようなものが聞こえた。]
…先程お会いした二人が居るのかしら。
[階段を下り、声のする方に歩いていくと、食堂のような部屋が見えた。
中をそっと覗くと、やはり先程の二人と、見知らぬ青年と女性の姿が見えた。
新しい顔ぶれに少し驚きつつ、笑顔で会釈をする。]
商談?…あぁ、そんなとこ。
[実際自身は商談やらなんやらと高度な取引はできないが]
初めまして、ハーヴェイさんな。俺はギルバート。ギルバート・スペンサーだ。
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