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……………。
その時は、私も"愛"というものを、幾許か知るでしょう。
その時こそ、私は
真実の愛に包まれ、喜んで覚めぬ安寧へ落ちましょう
[天使の囁き>>-267が、確かに耳に届いた。
アメシストは背中に背負った楽器を持ち、メロディに隠して囁き返す
その後は戦いの終わりを祝福するように、高らかに歌うだろう。
誰も知らない、即興の凱歌を]
[ナジは天使が去りゆく先を見送った。
最後の天使の囁きは、アメシストに向けられたものであり、ナジに喩え聞こえていたとしても、ナジは反応しなかっただろう。]
[ナジもまた、巨骸の剣の柄より手を離した。
今、一時は戦いは終わり、護るべきものは護れたとするように。
ナジは、アメシストの祝福の歌が歌い上げられる中、エルラムへと歩み近づく。]
終わりましたね。
神の令も、凍れる英雄を止めることも、そして……
この地を護る為の第一歩を踏み出すことも。
[ナジは、肩に乗していた陽の仔を突付いて触れ、返すように、ぽよんと指先で弾こうとして、息を呑む。]
…………。
[ナジは、エルラムから差し伸ばされた手をゆっくり握った。
少しだけ、恥ずかしそうに微咲み返す。]
[のたん、と揺れる陽の仔を一度見てナジの薄い色の髪へ瞼を細めた]
ナジ
[触れた指の花
ひらと蝶が翅を休め
──淡く鱗粉を震わせた。
行こう、と集落の方を指差す。
踏み出したのはまだ一歩。
これからも道は続く 一歩一歩を、人と共に**]
[ナジは耳元に片手を差し入れ髪の毛を払う。
徴の群れが今もまだ刻まれているか、ナジからは見えないけれど。]
エルラム
[萌の庭、神樹の如き蔓樹より落ちる花びら。
光は差し、花びらは黄金の粒を纏い、舞う。
明るきさき、未来に至る階(みち)へ一歩を足を掛ける。
人は歩む。未来には禍福が待っている。
けれども、歩む者がひとりではないなら、それは何時か大きな道となる。]
[其れは砂海に向かう前の礫砂漠の境界にあり、其処では、誰もが、飢えることなく、乾きもなく、翼あるもの蹄あるもの、四ツ足も地を這うものも全てのものの、一時の【憩の宿】ともなっただろうか。
今はまだ、北東の地一帯「神のちからが及んでいない地」は、【萌の庭】しか緑は見られないだろう。
されど。
人の手により、日々は積み重ねられ、北東の地はやがて緑を宿しゆくこととなる。一年では短く、二年でも更に短く、十年でも短い。
百年、二百年、三百年と、歳月は積み重ねられ人々の努力は続けられ報われ、何時しか北東の僻地は【緑豊かな地】>>68と口伝されることとなる。
神々の力ではなく、矮小であり愚なる者である人の手が、この地に緑を齎した。其れは誇れることだろう。]
[【神代】から【人間の時代】を拓くその時、この地も争いに巻き込まれる事になるやもしれない。然し、その時でさえ、この地は【緑】溢れ、戦いによる大地の傷跡も、何時しか人の手で癒されゆくだろう。
其れが、一歩ずつしか歩めない鈍(のろ)い人の業だったとしても。どんなに愚かであろうとも。人は手を取り合い、艱難の道さえ歩み続けるのだから。**]
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