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[現実にはわかりやすい『敵』なんていなくて、仲間を疑ったあげくにぼろぼろの支部だけが残っている。浅い呼吸がうっすらと白い跡を残した]
最後に本当に皆で食べたのは、いつ、何だったんだろうな……。
[直接触れ合ってミレイユだった憑狼がドラガノフになった黒髪の女と自分は確信しているが、他がそうとは限らない。特にポラリスはテレーズと親しかったから、受け入れがたいのか?>>7とも思う。
アミル、ポラリス、イライダの信じたい部分と信じられる部分と疑わしく思えるささやかな何かがぐるぐると渦巻く。
痛みと悼みを抱きながら冷えた食堂で長い時を過ごして、ようやく微睡むためだけに、自室へ戻ったのだった]
[生きていて欲しかった。けれど彼女はそれを望まなかった。
あの一票を投じたとき、自分が何を思っていたのか、今はもうわからなくなってしまった。
ありがとう、彼女の最後の言葉が聞こえる。>>2:314]
助けて、くれ……
[思わず言葉がこぼれた。
無意味だと知りつつ、心の堰は壊れかけていた]
疲れたよ…なあ…今度は俺を、助けてくれ……
[俺が本当にあんたを助けられたというのなら。
目を瞑り、額を窓に押し付けるようにして、助けて助けてとうわごとのように繰り返す。
窓の上をゆっくりと滑りおちる指が、透明な痕を残した。
先程までの賑やかな声はいつのまにか止んでいた。
代わりに、裏庭の隅から何かが折れる鈍い音が響いてきた]
[ミレイユの鈴を、最後に持っていたのは、
テレーズだったか>>3:180。
痛む胸を押さえ、ふらつく足でテレーズの遺体に近づき、
暫し躊躇った後、ポケットを探る]
…この鈴…
なぜか、私の部屋の前に落ちていたらしいけど、
ミレイユの、唯一の形見だから…。
[ミレイユが、いつからミレイユではなかったのかは、分からない。もしかしたら最初から全部、嘘だったのかもしれない。
けれど、獣がミレイユの遺体の場所に言及していたように、
彼女も、殺され姿を奪われた犠牲者だ。
兄の為にも早く一人前になりたいと、話していた少女。
朝の食堂、柔らかな紅茶の香りに包まれた笑顔が、脳裏を過る。
耳に馴染んだ、微かな鈴の音が聴こえた錯覚がして…
見つからないかもしれない遺体の代わり、
鳴らない鈴を、そっとトロイに差し出したのだったか]
[ 冷え切った震える指先で、
何度かポイズン・リングの蓋を開けようとするも。
テレーズの遺体の前でのように>>4:10、なかなか上手くいかず]
――…っ。ごめん、なさい。
ポイズン・リングの、蓋を…あけて貰っても、いい?
[アミルの労りの言葉>>26の後ろにある、
イライダへの内心の問いかけには気づける由もなく。
彼に頼めたか、自分で開けたか。
ポイズン・リングに残る 2粒の青い粒薬を、数瞬、じっと見つめ。
覚悟を決めるように、一瞬だけ瞼をきつく瞑ってから、
あと1粒を残し、1粒だけ口に含んだ。
もう、1粒ではすぐに痛みの治まる筈もなく。
明日の惨劇も予感しているのだろうアミルの、無理はするなの声に。整わぬ呼吸で力なく頷き、片づけを頼んだのだったか*]
─ 朝・廊下 ─
[やはり、静かな支部内は冷え冷えと寒い。気温や天気に対してそう思うのか、欠けた誰かの影に対して思うのか。
残された者たちを探しながら、重たい頭で少しずつ考え始める。誰が欠けたか、あるいは現状のままであるか。
昨日は捨て鉢に誰かまた犠牲になるだろうと思っていたけれど、そういえば最終局面ではあえて喰わずに疑心暗鬼を煽る手があったっけ、とようやく思い至っていた。まして憑狼が相手とあらば、策はいくらもあろう。
イライダは、無事だろうか。誰の色を見たのか。
少なくとも、昨日の彼女は本人であると信じたかった。そっと差し出してくれた鈴>>25が、脳裏でだけちりんと鳴る。
最後は、結局皆を自分の目で見て判断するしかないのだが。『信じたい』と『信じられる』が、心の熱い部分と凍った部分とにしんしんと積もっていく]
―翌 明け方/ 自室―
[[翌日の明け方。
胸の痛みを堪えながら、
両掌に紫水晶の耳飾を包み祈り続けて、
何時の間にか、意識を失っていたらしい。
一昨日のトロイの昏く深い苦悩と悲痛の滲む瞳>>4:21
は、人間のものだと、心が信じていた。
トロイの“用心しろ”>>3:159と、
シュテファンとドラガノフの最後の言葉>>4:92のことも。
けれど、ドラガノフの姿を奪った獣に止めを刺したアミルと、
止めを刺すか尋ねていたポラリスに比べ。
一昨日には殺しかけた獣に、実際には刃を下さなかったトロイ。
テレーズから憑依した憑狼ではないかと、
信じたい気持ちと、訝しむ気持ちの間で、不安の振子は揺れて]
―翌 明け方/ 自室―
[まだ薄暗い室内に、差し込む一筋の淡い曙光が、
煌く暁色の石の表面を照らしていた。
星のような形の、白い光が浮かんでいる。
トロイ・ボールドウィンが、
占った昨日の時点までは“人間”であると示していた]
ー 資料室・昨晩 ー
[ポイズン・リングを差し出されれば>>27、頷いてそれを受け取った。
小さなリングにやや苦労する。リー・リーの首にかかった縄を解こうとした時と似た感覚だった。
蓋を開け、転がり出た青い薬がたった2粒しかなかったことに、ハッとイライダの顔を直視してしまった。
彼女はフィグネリアと仲がよかった。
リー・リーのことを信じていたらしい。
ドラガノフを還せと叫んでいたか。
うしろめたさから思わず目を逸らした。
薬とリングを相手の手のひらに押し込むようにして返すと、未だ呼吸の整わない彼女から逃げるように片付けに加わった]*
―翌 明け方/ 自室―
……良かった…。トロイはやっぱり人間、よね…。
占ってしまって、ごめんなさい…。
憑狼を見つけられなくて、ごめんなさい…っ。
[微かに瞳が潤んだ。
次いで、恐怖に近い翳に暁色が曇る。
今日の遺体のないのを、まだ知らぬがゆえに。
ドラガノフのように、もし今日、トロイが憑依されていたなら…]
[それから、彼女からいくらか話を聞いたろうか。問われたならば同じく答えて]
あんたは、昨日はアレの処刑で終わるかもって可能性>>1も考えてたみたいだが──オレは、たとえ今日死んでる奴がいなかったとしても『テレーズ』として潜んでた奴を逃がす気はない。
オレはアレがミレイユからドラガノフに移ったと考えてるから、まだ終わってなんか、ないんだ。
[彼女の淡い瞳に、何か浮かびはしただろうか。見逃さないようにじっと見つめる]
もう、誰かに任せたり躊躇ったりしない。この手で、やり遂げる。だから、一通り見てきたら……また話に来る。ポラリスの意見も、聞きたいから。
[もしかしたら投票すらまだるっこしいと行動を起こしてしまうかもしれないが、やりそこなうのは一度で充分だ。もう間違えられないのだから。
『ポラリス』が刺繍を施されたクルミの袋について何も触れなければ、探るように見つめただけでその場を去っただろう]
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