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[広場の近くで、やっと足を止めた。切れた息を整えながら]
ぜー、はー……。
また、泣いてる顔…。
[初めて出逢った時と同じように、肩をそっと叩いた]
[冬東の演劇が始まる少し前に配られたパンフレットにはこう書いてある。]
ーーオズと秘密の愛ーー
崩壊(コワ)れたセカイ、狂乱(クル)うキミ
キミが来るのをずっと待ってたー。
虹の向こう側のどこかに
素晴らしい場所があるんだ。
そこではどんな夢も叶えられる。
でもねーーーーー…………。
キミの「すべて」を
捧げないといけないんだってさ。
ねぇ…それでも鍵が欲しい?
01:ハルト
02:チカゲ
03:ケイサ
04:シアン
05:テンマ
06:アイル
[あらすじのようなものの下には、番号が振られてその横には役者の名前がある。どうやら章分けをして一人一人担当箇所があるらしい]
[いよいよ、幕が開ける]
[
ふと気がつくと、見知らぬ場所にいました。
ここがどこなのか酷く不安な気持ちになりました。
恐る恐る出口を探し、歩き回ることにしました。
どうしても先に行かねばならぬとあう、強い思いに駆られたからです。
けれど、先へと急がねばならぬ理由ははっきりとしません。
とにかく、先へ先へとあなたは急ぎます。
すると、その時、
“鍵を得よ”
どこからともなく不思議な声が聞こえてきました。
“先に進みたくば、鍵を得よ”
深い霧がかったような視界の中、よく見ると目の前には大きな扉があります。
その扉には、鍵穴が6つ。
そうして鍵を探して歩き回るうちに、森に出ました。
そういったナレーションから物語は始まる。
舞台にはヒロインらしき女の子。
[
そのヒロインがまず出会うのは、自分に心はないと思っているブリキ人形のハルト。次いで、類稀なる才能の持ち主で妖艶なマジシャンのチカゲ。気に入らないことがあると、すぐ手が出てしまう凶暴なライオンのケイサ。うまくいかないことはすべて人のせいにする、堕落を極めたカカシのシアン。口は悪いが賢い漆黒の狂犬のテンマ。そして最後に、欲しいものは手に入るまで気が済まない、世界を統べる魔法使いのアイル。
(因みに、揃いも揃ってイケメンである)
ヒロインはこの6人の登場人物たちと一人ずつ出会う。
ヒロインに恋をし、先に進むことに協力することを決心する登場人物たちは、やがて鍵になる。
そしてその鍵を手にすれば、ヒロインは彼らと過ごした時間を全て忘れてしまう。
そうしてひとつひとつ集まって、最後に6つ揃った、最初に見た扉の鍵。
先に行かねばという思いに突き動かされて、6本の鍵を使い扉を開く。
ここで演劇は終演。幕が降りる。
この先にあるのは、希望かはたまた絶望か。
どちらになるのかは観客それぞれが好みの結末を想像するためか、結局、劇中には示されなかった。]
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