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[灯石で足元を照らし、慎重に光のもとへと近づいていく。それに誰かが一緒に来たかもしれない。やがて光のもとへたどり着くと]
これが、動く光……。
[弱弱しい光。だけどとても安心する光。しばらくぼーっと見つめていたが、自分の近くに一つ寄ってきたので、ぱっと手に取る。]
これは……そうか、蛍か…!
[自分の故郷にもいた、光る虫。故郷から離れていてその存在を忘れていた。]
ー東の小川ー
[心地よい夏の空気に包まれながら、小川への道を歩く。
ウキウキした気分に本来なら、飛び跳ねるようにして歩きたかったが、今は大切な友達ー金魚ーの存在。
少しでも金魚を驚かせないように、胸元近くに袋を持って、揺らさないように慎重に歩く。
道中で他愛のないお喋りをしたかもしれないが、頭の中は空飛ぶ光のことが大半で]
にゃあ。
水の音がするにゃー
[サラサラという清流の音に耳を澄ます。
ときおりパシャンと水音を立てるのは魚か蛙か、それとも未だ目にしたことのない生き物か。想像を膨らませながら、ぐるりと視線を一巡すれば]
[ゆらゆら ふわふわ
夜闇の中、音もなく舞う小さな光。
まるで無数の星が間近へと降りてきたようで、この光景を壊さぬよう、邪魔にならぬように。と、その場に静かに腰を下ろす。
幻想的なその光景に、何かを言うこともできず、ただゆっくりと呼吸を繰り返す。
瞳は光を*おいかけたまま*]
[アスが出かけた頃、眼下の小川には、種々の灯と点々と舞い飛ぶ蛍光が幾らか見られるだけだった。
気の早い星がひとつ空に輝いているが、
空はまだ明るく闇に染まってはいない。
アスは、小川に添い>>35、上空を移動する。
やがて下流で、白い矢印の形した花を見つける。
白い矢印の花は道標のように続いていた。
青色の岩が見え始め、磯音がし始め、白い砂浜が見えた頃、アスは地上へと降りた。
海に半ば沈んだ廃墟が見えている。]
[白い砂浜には足跡が全く付いていないようだった。
アスは半ば沈んだ廃墟へと歩みを進めた。
真白い砂浜に足跡が付かないままに。]
人がこの星から去ってから、
数年どころではないようだな。
少なくとも十数年以上、長ければ百年は経つか。
[曽ては入口と思しき場所も崩れ落ち、残骸を晒すのみ。
満潮の時には此処も更に沈むのだろう。
アスは入口を微かに見上げ、それから続く曽ての街の路らしきものへ視線を向ける。確りした造りだったろう其れらは朽ちてはいたが原型を留め、満潮時には魚達の良き住処となるのだろう、海草などが根付いていた。]
そうだにゃあ。見つける……
捜すために旅をするのも
悪くはない。かもにゃー
[野良という身分。主を持つものからは、羨ましげな視線を投げられることもあった。
けれども目指すものも、終わりも見えない自由に安らぎは見出せず。]
不自由のない自由は
孤独でしかないからにゃ……。
[ならば、主を探すために動いて見るのもいい。
そんな思いを抱き始め]
アスさんを……かにゃあ?
それも、面白いかもしれないにゃー。
求めてもらえるのなら…だけどにゃ。
[悪戯っぽく、けれども満更でもなさそうに
くるると喉を鳴らした。]
孤独を感じるとは。
か弱きいきものだ。
[哀れむようにしかし愛おしむように思念を向ける。]
ふむ。
[悪戯そうな返しにひと思念。]
テトラよ。
お前が真なる主を得るまでの間なら、
なってやらんでもない。
お前が私に付いて来れるならばな。
[見えない犬歯を舌でなぞり悪戯っぽく朗らかに返した。]
孤独を感じる。そういうふうに
作られてるからにゃあ……
[元となった種族はどうであれ
『愛玩用』に特化されたテトラ達の種族。
それ故に、孤独には弱い。
主を、従属することを。求めるように意識の奥深く、刷り込まれている。]
仮初の主に……かにゃあ。
[向けられた思念に、しみじみとした思いを織り交ぜる。
主を持ったことのない身に、たとえ束の間であろうとも、その言葉は魅惑的な響きをもって]
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