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[相手の存在理由>>94に、息を呑んでしばし言葉を失う。
ややあって我に返った時、その顔に浮かぶのは憤り]
この世に生命を創り出せるのは、ただお一方、神様のみ。
あなたが如何にしてそれを為そうとしているのかはわからないけれど――
神の領域に触れる所業は、間違いなく罪です。
[断言しつつも、その後の言葉から、双方の差異を知ることになる>>95]
あなたに望まれているのは、いわば蘇り――ということかしら。
でも、こうは思わないの?
"同じ"人間をこの世に生み出したなら、結末もまた"同じ"であると。
[乾いた風が、砂塵と共に、主なき廃墟を吹き抜けていく]
完全であるものとないものの差、かしら……。
しかし、そうまでして神に近付こうとした意図は何?
[>>95嘆きや、苦しみの果てに目指したという意味を。
疑問に思い、口に出した]
―→ボロい一軒屋、屋根上―
[リンはふわふわと浮く存在ではあるが、空を自由に飛べる訳では無い。
だからぼろぼろの家屋の壁やら何やらの掴めそうな部分に細い手を掛け脚を掛け、屋根の上によじ登っていく。
浮き上がる力がある分、一軒屋に掛かる力は小さくあれど、それでも上る度に軋む音が頼りなげに聞こえたものだった。]
『アンドロイドも大変だねぇ。自己判断できるだけのスペックはあるだろうに…ああそっか。
接触できるチャンネルがあるなら書き換えちゃえばいいかな?』
[独り言めいたつぶやきはそのまま声に、言葉になってもれたままだけれど、それを気にした風もなく]
『まー、そこまでする必要もないかー。
さぁってとー。
ラグーンには振られちゃったし、ハルピアからの連絡もないし。
そろそろアブダクトこなしとかなきゃノルマこなせないしなー。
どっかに手ごろな子はいないかしらー、っと』
<<浄化天使 キリエ>>
――助けに?
[眉間を寄せるリンに怯える様子も無い。
ただ、彼女が行動を起こす事を屋根の上で待つ。]
……角。
[ぽつりと、姿形に関する感想を漏らした]
――――…むっ?
[突然耳に届く、無線の音>>101]
『特殊音域とは…。
キミが受信可能なものを、発している存在がある?』
[此処のところ不可思議な遭遇が多く、
あまり驚かなくはなってきたが]
『うん。ラグーンに負担がないなら、
インストールすると良い。』
大丈夫?
この家……壊れそうだけど。
[言葉だけの心配を向けながら登りくる姿を見れば
頼りない細腕をリンに向け差し出した。]
―ボロい一軒家―
仮名「ポチ」と…うん、登録しました。
私の名は、サンシアと言います。
よろしくお願いしますね。リンさん。
[命名された名>>48をしっかり登録し、一礼し己の名前を告げて。
…暫し水を飲むポチを見ていたが、
コットンの言葉>>70に首をかしげた。]
…少なくとも、私のデータにはこう言ったモグラの記録は無いんですが…
収斂進化した別の生物か、私のデータ不足かどちらかは分かりませんが。
[とりあえず、コレが普通のモグラだと思われても困る。
其処だけは地味に訂正することにした。]
[やはり、先ほどの通信が気になるのか座りながら通信機を弄る。
(まだ、通信を試みた人物が宇宙船の近くに居るかもしれない。)
なんだか、そう思うと心がそわそわする。
もしかしたら、鳥とか鼠とかの生き物のいたずらかもしれないけど、不思議とそんな考えはあまりなかった。
リンが叫んだ方向>>90を見ると、屋根の上に何か人らしき人物がいて、降りられない>>91ということについても、とても気になったが、それよりも、帰れる唯一の手段と言える宇宙船のことが心配になった。]
うん。
ヒトの俺じゃあ助けられないから宜しく頼みますわ、リン様。
[ここに来てから何も出来ない自分に、少し自嘲気味に笑う。]
あと、申し訳ないけど、ちょっと用事ができました。
もしかしたら、戻ってこないかもしれないけど、また会えると思う。
[立ち上がり、ぱっぱっとお尻を払う。向かう先は、宇宙船。
通信が出来るということは、まだ宇宙船は生きている可能性がある。
特に引きとめられなければ、コットンはすぐにでも宇宙船がある荒れ地に向かうだろう。]
しのぶ。しのぶしのぶしのぶ。
うん!しのぶよろしく!
[これで、忘れるまでは忘れない]
ソレ?ソレってどれ?
これ?これはー…
[言われるまで忘れてた。鉤爪に掴んだトンボのこと]
こうすればだいじょうぶ!
[片足をトンボを掴んだまま後ろに曲げて、片足を外して、逃げようとするトンボを曲げたほうの足で捕まえて。
これで、片足はトンボで満載になったけど、片足は空いたからぴょんぴょん跳んで進むことはできる]
さぁ、行きますですよしのぶ!
[無線受信>>107]
『ハイ
そのモのカラアブだクとのヒョウてキをサガしてホしいとキョウりょクようせイがキテいます』
[音声認識]
『りょうカいしまシたおんセイさいてキカアーかイブをインスとーるしマす』
『お。天使の子、はっけーん。
貴重な天使サンプルとして、調査対象にはしたいとこだねぇ。
さっきべんとらー見たときの感じからして、いい反応してくれそうだし。
でも、神サマに目ぇつけられると面倒なんだよなー。
どうしよっかなー。』
――――…。
[彼女が露わにしたのは、呆れではなく憤り。
つまりそれは、完全に不可能ではないということなのか]
神の領域に触れるのならば。
それが、罪だとするのなら。
………キミは、僕を裁くのだろうか。
[人間の完成など程遠いことは伏せたまま。
ゆっくりと立ち上がると天使を真っ直ぐ見つめた]
結末が同じ―…。確かに、そう思う。
つい最近、同様の指摘を受けたばかりだ。
だが、それでも、僕は……。
[珍しく言い淀んだのと同時に、風が吹き抜けていく]
神に近づく心算も、
キミが大切にしているものを侵す心算もないんだ。
ただ、僕にそれを託した者は、人間を深く愛していた。
僕は―――…。
僕は姿を見たことも、
声を聞いたこともないその者の願いを、
叶えてやりたいのだ。
何故だろう。…なぜか。
[不思議な水を持ち帰るのは、断られるかと思っていたので]
本当か? ありがとう。
[相手の寛大な返答に、少しだけ嬉しそうに笑んだ]
大丈夫。
言ってはみたが、僕自身に使っては勿体ない。
大切にとっておこう。
…可愛い、の基準は人それぞれですしね。
どうも、そう言った感覚は純粋に分かりませんが…
[そう作られていないとかそういう問題じゃなく、
純粋に「可愛い」の基準が良く分からなくて。
これは果たして可愛いのだろうかと、リンが可愛いと言う姿を眺めていて…]
はて。
何時の間に屋根の上に人が・・・
とりあえず、ハルピアさんとは違うようですし。
[リンが声を張り上げた>>90のにつられて振り向くと、
知らない間に屋根に人がいる。
どうした物かと考えて…]
…梯子は、場所が分からないんですよね…
[自分がよじ登ったら、多分下手したら壁とか崩れる。
計算するまでも無い結果に溜息を吐き、
目くばせ>>99に応じてポチを見守るのだった。]
>>111随分器用なのね。
[器用に謎の生き物を纏め上げて、片足で飛び跳ねるハルピアを見て関心を持ちつつ。]
とりあえず行きましょう。
疲れたら休んでも飛んでもいいからね。
ああそう、そのサーには当てがあるの?
当てがあるならそちらに向かいましょ。
[音声最適化アーカイブインストール]
音声最適化アーカイブインストール完了
[音声認識>>*5]
私はただ任務を遂行するために造られた
自己判断による行動は任務の妨げになる可能性から禁止されている
書き換えたところで声紋で判断がされるので偽装は不能
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