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ガラスの中の ホルス は 半死半生 リリー に投票した。(ランダム投票)
植物治療 ニーア は ガラスの中の ホルス に投票した。(ランダム投票)
食堂の 桂川 は 植物治療 ニーア に投票した。(ランダム投票)
半死半生 リリー は ガラスの中の ホルス に投票した。(ランダム投票)
ガラスの中の ホルス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、半死半生 リリー が無残な姿で発見された。
闇が村を覆い、村人達は自らの過ちに気付いた。人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
/*
鳩からひとまず。
どうもお疲れ様でした!
最後の最後で突如シリアス化してすいません(土下座
最初っから最後まで支離滅裂ですいません(土下座
ってきたきつね氏がいらっしゃる…!
名称かぶっててすいません(土下座
― 病棟入り口 ―
『あっ ニーアだ!』
[みんなと一緒に病棟まで戻って来たぼくは、そこで丁度入り口から出て来たところのニーア>>5:41を発見する。
そこに梨の甘い香りが漂っていたとしても、残念ながらぼくにはわからないけれど。
おーいと手を振っていたら、一瞬景色が蜃気楼のように歪んで]
『わあっ――』
[気が付くとぼくは、見知らぬ風景の中にいた]
『ここは どこ?』
[さっきまで一緒にいた人たちはどうしていただろう。
ぼくはぼくを包む花畑に心奪われて。
かってに一人、ころころと転がり始める*]
やっと戻ってきましたね。
[結局花畑の入り口を見つけられなかったけれど、
この星でいろんなところを冒険できてそれはそれで満足でした
が、一瞬、辺りの風景がぼやけて]
ここは?
[またもや不思議な空間に入り込んだのでしょうか]
[コンクリートの硬い感触を予期していたのだが、予想に反して衝撃は少なく、代わりに体を包むのは何か柔らかい感触]
え……。
なに。ここ。
[きつく閉じていた瞼を恐る恐る開けば、視界に広がるのは一面の花と緑。
その光景に、『秘密の花畑』という言葉が、ぼやけていた思考の中、くっきりと浮かび上がった]
やっと、来られたんだぁ……。
[嬉しいな。と笑いながら、そのまま草むらにころんと転がる。柔らかい葉っぱの感触の中、時折ちくちくと肌をつつく感触がくすぐったい。]
[ざあっと。ひときわ強い風が吹く。どこから吹いてきたのか気になって風上に目をやると――]
待ち人来りて、ってわけか。
秘密というにはもうずいぶんと賑やかになりそうだ。
[向こうからやってくる人々の影。手を振ったりしてみる。]
[最初に見えたのはスコットだっただろうか>>6]
『おーい』
[もうコエは届かないかもしれないけど、ぼくはガラスの中で、一生懸命叫びながら手を振った]
あれ。食堂のおじさんと…ホルス?
[不思議な組み合わせに疑問符。まあどうでもいいかと思い直し]
おーい!
[声をあげてホルスと桂川に向けてもう一回手を振った。]
[そうしてスコットのところにころがりつく。
周囲を見れば、目の前で消えた誰かの姿もあったかもしれない]
『みんな ここにきていたんだね』
『ここが ひみつのはなばたけ なのかなあ?』
[周囲の花々やそびえ立つ大木を見れば、自ずと答えはわかるだろう]
『すごい すごい ほんとうに たどりついたんだ!』
[ぼくはごろごろところがる。
草木の感触も、風に乗る香りもわからないけれど、ただころがる。
ぼくのわらいごえの代わりに、ホログラムは光の草原のようにさざめく。
いつしかぼくを包む人工羊水には、少しだけしょっぱい味の、違う成分が混じり始めていた]
[スコット>>10に拾い上げられ、ぼくの視点は高くなる。
周囲がより遠くまで見回せるようになった]
『うん そうだね』
[ぼくは見知った人たちの顔を確認して、頷く]
『よかった ぼくのねがい らしんに つたわったんだ』
[ぼくはガラスの中でくるくると回る。
ただひとつ、顔が見えない顔があるのは、気懸りではあったけれど――
きっとどこかで遊んでいるんだ、そう気楽に考えていた]
[草むらに寝転がっていると誰かの声が聞こえたような気がした。
腹這いの姿勢のまま、頭だけをもちあげて辺りを見回す。]
んーと…だれの声だろー。
[ふわぁ、とあくびを一つして再び、草むらに顔をうずめる。
皆に会いに行きたい気持ちもあったが、なぜだかとても眠たくて]
ー……。
[遠くに聞こえる人の声に耳を傾けながら、寝息を立て始めた]
らしん……ね。
[何故だろう。その名前を聞くと無性に壁をぶん殴りたい気分になるのは。そんなメタ半分の事情はともかく。]
この花畑の『秘密』っていったい何なんだろう?
[実際に来てもぴんとこなかった。なぜここはそこまで神秘めいているのか。]
[さくさく。草をかき分けるように歩く。花畑を改めて噛みしめるように。すると―――]
さっそくお休みですか、眠り姫?
[見つけたのはさっきまで一緒にいた花咲く少女。くすくす笑みをこぼしては、やはり童話の登場人物に例えた。]
『うーん なんだろう』
『あっちこっちに いりぐちが あることかな?』
『それとも――+チョキ+』
[g:全ての季節の花が見られる
c:全宇宙の花が見られる
p:思いが投影された幻の世界である]
『ぜんうちゅうの はながある……?』
[いろんな所から来た患者が入院している病院だ。
そのための環境技術は持っていそうな気もする]
『それなら、ぼくの――』
[ぼくは電子情報の深い深い部分を探った。
目を皿のようにして、花畑をすみずみまで眺めながら]
[84メートルある蓮の葉に乗ってどんぶらこ]
不思議なもんぜよ。向こうにもあっつろう、どこいでも繋がって、これはどこから来るが。
[宇宙の端から端まであっても根っこはどこも同じ、同じ匂い]
[近づいてくる足音>>15にも気づかず、規則正しい寝息を立てていたが]
あ…あれ?
スコットさんだー。
[間近で声が聞こえ、ぼんやりとした様子で瞼を開く。
見慣れた人の姿が視界に映れば、嬉しそうな表情で]
眠り姫……?
うん。お姫様とかいそうな、お花畑だよねー。
[童話に出てきそうな美しい風景。
どこかに、そんな存在がいてもおかしくないな。とのんびりと考える]
あ、でも。スコットさんは
王子様っぽいねー。強そうだもん。
[強いなら騎士の方が似合ってたかな。と、頭の片隅で考えながらも、まだ半分寝ぼけているようで。ふにゃりとした笑顔を向ける]
もしかしたらこの花畑はこの星にあって、
この星に存在しないものかもしれませんね。
[本当はこの星のどこからでも花畑に入れたんだ
どこにでもつながっていて、どこにもつながっていない
今まで入れなかったのは、常識でとらえようとしたから?
それは誰にも分らない
でも今我々はこうしてここにいる
ふかく考えたら駄目かもね]
[食堂のおじさんのむずかしいお話>>21に、ぼくはそちらを見る]
『どこからでも はいれるなら そうなのかもしれないね』
『それに なんだかここ いままでのばしょとはちがうみたい』
[どれだけ見回しても、病棟やそれを思わせる建物は目に入らない。
今まで冒険した場所が作り物の自然なら、ここは本物か、それを可能な限りの技術で再現した場所なのだろう]
[蓮からすたりと陸地に降り立つ]
うんにゃ、ぼっこうな事じゃき、けんど本当は知っちゅうよ。
星だって生きてるき、おぼこいかも知れねえし、わりことしかも分からんし、はぶれもんかも。
じゃけん、どこかに意志があるき、楽しませてくれちゅう。
[愛おしそうに花を眺めて]
星と言いゆる花かも知れんきね。
[ぼくは、ネコの姿>>23もみつけて]
『ねこさん さきに きてたんだね!』
[ふわふわした毛並をみつめる。
今の瞳は何色だろう、なんて思いながら]
うん。ありがとー。
手を離さないようにすればいいんだねぇ。
[どうにか4(6)段目までは自力で登ったが、そこで体力が尽きてきた。
初めて登る樹の高さと相まって、幹にしがみついたまま立ち竦む。]
怖がらないで。ほら、一気にいくよっ。
[上から幹にしがみついたニーアの腰に腕を回し、ぐいっと引き寄せるように引き上げる。11(20)秒かかった。]
ほら、これがこの花畑の景色だよ。
[樹上から見渡す花畑。空から焦香◆な光が降り注いでいるように見えるだろうか。]
わ、わぁ!?
[言葉と共に体を引き寄せられ、思わずきつく目を瞑る。
その慌て方から、彼の服を掴むくらいはしたかもしれない。]
……え。
[呼びかけられ、ゆっくりと瞳を開く。
眼下に広がるのは一面の花畑。日の光よりも尚濃い、セピア色にも似た日差しの中、花々が揺れる。]
綺麗……。
[ため息一つ、甘い香りの風に溶ける。
自らの体の花が心地よさそうに、はらはらと花びらを散らせる。]
一緒にこられてよかったー。
[心からそう思った]
こんな景色が見れるなんてね。
[ニーアの横に並び、眼下に広がる花畑に目を奪われる。はらはらと彼女から散っていく花びらを一枚はしっと掴み]
花の命はとても儚い。
[花びらを光にすかす。美しい色が透明度を増し、より神秘的に見える。]
だからこそ、美しく、強い。
[光に透かした花びらの向こうに、眼を輝かせる彼女の顔。]
ありがとう。
[彼に出会った最初の頃に聞いた言葉、けれどもあの時とは違った響きで胸の奥にすとん、とおさまる。
ニキと一心同体。互いに支えながら、互いに縛りながら生きてきた。
かけがえのない存在だと理解していながらも、心の何処かでそのことを悲しく思っていた。
けれども今は『共生』する、それが素敵なことだと心の底から思えたから。]
道に迷うのも、素敵なことだと思うよー。
思いがけない景色をたくさん、みられるもん。
[少なくとも自分よりずっと、広い世界を知っているはずの彼にそう伝える。]
(思えばあの頃は、
何も全く理解っておりませんでしたね。)
[花畑でふわぁと欠伸を噛み殺し。
スコットの言う「痛がり」>>2:C18から思い出した過去を振り返りつ、]
こういう場所は多いものです。
[啓の「もしかしたらこの花畑はこの星にあって、この星に存在しないものかもしれない」という声が聞こえたかどうかは不明なものの、似たような場が他にもある事を知っているのか、そんな事を花に埋もれながら呟いてみたり。]
思いがけない景色、ねえ…。
[逡巡する。瞬間移動で珍しい景色はたくさん見てきた。*11岩燕*の惑星、*07手長猿*の行列、紺藍◆の色をした川、[ガラスの中の ホルス]が好きそうな山の雰囲気。たしかにどれも珍しかった。]
僕からしてみれば今が一番思いがけない景色だよ。
まさか君と一緒にこんな綺麗な景色が見れるなんてね。
[つい先日までは互いに知らない他人だったのに。ラ神の采配のどれか一つでも欠けてたら実現しなかったかもしれない、まさに奇跡的な関係。]
この出会いこそが、僕らの物語、なのかな?
[ふと顔をそむける。耳が微かに赤いだろうか。]
たしかに。噂で聞いただけで、場所もわからなかった『秘密のお花畑』に、皆でたどり着けたんだもんねぇ。
『奇跡』なのかもしれないねっ。
[人生の大半に渡る入院生活。長い時間を過ごしてきたはずなのに。
なぜだろう、秘密の花畑の噂を聞いてからの時間の方が、今までよりも沢山の経験をしたように感じる
それはきっと、傍に佇む彼の存在も大きくて]
出会えたことが物語……。
うん、そうだといいなー…。
どんな物語でも、何かに出会わなくちゃ始まらないもんね。
[だとしたら、秘密の花畑に着いたところでお話は終わってしまうのだろか。
それは淋しいな。と言葉には出さずに訴えるように、視線を移す。視線の先、彼の耳が赤い気がした。]
お花畑にたどり着けたけど、
もっと一緒に物語を続けてもらえたら、うれしいなぁ。
[何気無い一言のはずなのに、口にした瞬間に頬が火照ったのを感じた]
うー…………。
[言葉に込められている意味が分かるからこそ、余計照れくさい。
答えはとっくに決まっている。迷う必要はない。
だけど、どう切り出せばいいのか分からない。
くる、と彼女の方に顔を向けると白さの中に赤みがかかった彼女の顔。眼、鼻、そして唇。]
[その唇に吸い込まれるよう――]
想いさえあれば……物語は続いていくよ。
[彼らが今何をしたのか、それは文字通り神のみぞ知る――]
[院内に戻る道。別段必死でも無いその一心で男の後を追う様に、徒然なるままに冷えた脚は自然と動作している。己の歩幅から換算するに数分も掛からず、そんな距離まで差を詰めた頃のこと。
高原に存在あれど、結果気配すら感じることの無かったそれに、事前と視線が固定される。その姿、機械の点描のような着色をされた偶像のよう。
自愛に満ち溢れど凍てつく波動は、射線に障害物は無くよけることも逸らすことは不可―だが少女は寧ろ合わせている。本来猫に対しては目を合わせず逸らす事で敵意の無さを証明するものだろう、しかしながら彼とのそれは逆の結果を生む。そう少女は確信した。]
[音の消失、即ち、静寂。
高原猫、視線を外した直後に翻し、早足で道外れる。
それを少女は間髪居れずに追う。1歩、2歩、3歩―
引力を感じた先は、底の見えぬ空洞。円錐螺旋状の鋭い棒で強引に開通させたような洞穴である。開通している―と感じたのは、自らの纏う布を揺らした故に他ならない。
高原猫は、漢の背を見せたまま、空洞へと消えてゆく。対し少女は幾許の逡巡も感じさせない、獲物を捕らえるような動きでそれに着いていく。さながら、米国の書物で出る英雄が巨大なバベルの塔から跳躍するかの如き構図である。
少女から落下の感覚が徐々に失せていく。気付けば、自由落下はエスカレーターの速度に落ち着いていた。そして、漸く、少女は―]
『リリー こっちだよ!』
[どうやら秘密の花畑に、また一人お客さんが来たようだ。
ぼくはホログラムを光らせながら、ガラスの中から手を振った]
[振り向いた彼の視線を柔らかく受け止める]
よかったぁ。
それなら、一緒にいてね。
[この物語がいつまで続くのか、それはわからない。
永遠か、それとも何処かで途切れてしまうのか。
けれども『今』は共にいる。そのことに安堵を感じたから]
だいすき。
[ふわり、微笑んでその背に腕を回した。]
[暫しの静寂。静かに流れる時。永遠にも近く感じられた時の後、彼は再び彼女の顔を見据える。]
もう、迷わないからさ。
だから、僕の傍にずっといてね。
…だ、だいすき、だよ。
[不器用に、ぎこちなく言った言葉とは裏腹に、その顔には自信と優しさが満ち溢れていた。
道迷いは、もう二度と道には迷わない。**]
[皆が集まっている花畑からはだいぶ離れた秘密の花園の一角に、周囲の樹と比べると背の低い樹が一本。
大樹の玄孫かにあたるこの樹の足元に、ひとりケルタは寝転がっていた。]
ふたりとも驚いたかなあ。きっと驚いたよねえ。
[悪戯っ子のように、可愛らしい邪悪な笑みを浮かべて。しかし]
ねえ、ひいひい…お爺ちゃん、あれで良かったと思う?
ココはいい子だものね。お爺ちゃん、ずっと心配してたものね。
[眉尻を下げて、語りかける相手はかの大樹。]
[隣にある日記帳に軽く触れる。開くのは最初のページ、今から[[10d5]]年前に記された日記。]
人形劇のほくろは、それはもう大変な所作。
[人の形になって、人のようにからだを動かすのは難しいね。]
でも、庭には二羽…ウサギさんに触れてみたよ。もふもふ。
[でも、初めて自分の足であるいた花園は新鮮だったよ。]
あしたは西へ東へ、誰かとお喋りしてみよう。
[明日は病棟の方にも行ってみようかな。]
[しばらくは、日記を書くどころか、この花園から外にでる気力も無さそうだ。]
おーどーまーぼんぎりぼーんぎり…
[今日は本当に疲れた、と。
目を瞑り夢の中に沈もうとして。]
…あ、誰か来たらどうしよう?
[花畑から離れてるとはいえ、こっちに迷い込んでこないとも限らない。]
うん、でも、まあ…
二人以外だったら少しだけお話してもいいかなー。
[さすがに、ココかシドが来ちゃったら隠れよう。
あれだけ言って、またお会いしましたねってなったら…
きっと恥ずかしくて枯れてしまうから。**]
『うん リリーも こられてよかったよ』
[手を振るリリー>>42に頷く。
顔色が良くなったように見えるのは、花畑に来られてうれしいからだろうか?]
[そうして再会を喜びつつも、あの気懸りはずっと、ぼくの胸に残っていた]
『ケルタは どこにいるの?』
『はなばたけには きていないの?』
[ここを探していたおともだちは、みんなここに来られたものと思っていたから、あの子の姿が見えないことが不安になって。
ぼくは一生懸命呼び掛ける]
『ケルタ どこにいるの?』
[声が出せないことをもどかしく思いながら、ぼくはぼくのコエで必死に叫ぶ。
その声の行き先は――*10見逃し三振***]
[花畑で寝転がっていた>>33が身を起こし、]
無事辿りつけたようですね、啓さん方も。
ラーメンの神様のお導きです?
[近くに居るならば耳に届くだろうが、さて。]
フリードリヒさんたちもやっぱり花畑についていましたか。
[すでに花畑にいた人たちの姿を見たなら安心して]
結構、寄り道してしまいましたが…。
無事につけたようですね。
急に逸れたように見えたではありませんか?
ご心配をおかけしていたら、申し訳ありません。
[ゆるり、近づいて。
黒衣、と称された服の裾が揺れて花と触れ合う。]
再会出来て何よりです。
[啓に微笑む。]
[大きくなったスコットに目を見張りながらも、某泉の水を一口。
本来はご飯のはずだが、食べることができないため、水だけを飲むことにした。]
う…わわっ!
[体制が崩れたためか、それとも水の効果か。くらりと視界が揺らぐ、このままでは墜落する。咄嗟に木の枝に腕を伸ばすも間に合わず、真っ逆さまに地面へと投げ出される]
あっぶなっ……。
[もうダメだと覚悟を決めた瞬間。
どこからか呆れたような声が聞こえ。次いで、トン。と拍子抜けするほどに軽い感触を感じた。]
ニーアはトロいんだから、気をつけないと。
怪我したら、僕まで痛いんだから。
[呆れたようなその声、それは確かに自分の口から発せられたもので。
状況が飲み込めずに、ただただ混乱する。]
『うん ケルタがね……』
『きっと ここにきてると おもったのに』
[リリー>>54に訊かれて答える。
もしかしたらここにいないだけかもしれないけど、病棟に帰ったらまたお話できるのかもしれないけど。
ぼくはなんだか胸騒ぎがして、辺りを見回した]
──秘密の花畑・大木の頂上で──
[ケルタとさぼてん君が語る言葉は分からなかったけれど、
もしも聞こえていたならば、──「ううん、見えなくならなくちゃいけないの。」>>5:+97──それは独り立ちや自立や、或いは病気が治る事とも受け取れたやもしれず。]
[ケルタが声をかけた>>5:+99のは、ココの感謝>>5:+90が終わってからだろうか。目を開き、星の彼方の水平線を見ていた時に声をかけられた。]
「ねえドロシー、あなたはいつか家に帰るんだよね。
ねえアリス、あなたはいつか夢から醒めるんだよね。」
……。
[その言葉と語りかけは、ある意味ではココにとっては重い。
"Coco, I've got a feeling we're not in Home anymore."とでも言うかのように?長く居るココは、ここを、ココの病室を少しずつ飾り付け、まるで寛げる家のようにしていったけれども、何時か”家”に帰る事はあるのだろうか?]
──秘密の花畑・大木の頂上で──
[最初に住んでいた家はもうなくて。でも、家(House)はなくても、家(Home)にはまた戻れる事もあるだろうけれども。ううん、何時か戻れると思いながら待つのは。]
夢から醒める時は、
ケルタ、僕は………
[この星は優しい。宇宙病院の星なのか秘密の花畑をさしているのか自分でもうまくは分からないけれども。]
[夢の終わり、夢の涯て。それはきっと尊いものなのかもしれないけれど、ココには分からない。]
「ねえココ、あなたはいつこの物語を終えるの?」
僕に終える力なんてないよ。
[ケルタが何を言っているかはよく分からなくて、力は無いよと首を振る。]
──秘密の花畑・大木の頂上で──
「エメラルド色の眼鏡をかけていられる時間は、もう過ぎてしまったんだよ。」
まだ、こうやってケルタと一緒にいれるよね?
[ケルタが何処かへ行ってしまいそうな気がして、そっと手を伸ばす。]
「いつかあなたの、新しい物語を聞かせてね。
私はいつでもそばにいるよ。」
[ココとケルタの視線が交錯する。
ケルタの眼差しは暖かく慈愛に満ちているようにも感じられて]
──秘密の花畑・大木の頂上で──
あ……
[指が何もない空間を掻く。
けれども確かにココは感じた。
何時か何処かで感じた、とても懐かしくて暖かい、全てを抱きとめるような包容力のある大きな存在の一端を。]
[それは──]
また、会えるよね?ケルタ。
[残り香のように、ケルタが居た場所には微かな金糸雀◆色の*揺らめき*が残っていた。]
どうも、はじめまして。
[かぶりを振って答える。]
随分と活発な性格みたいだね、君は。
ニーアとはまるで真逆だ。
[少女に宿る少年の目を見据える。]
『わからない』
『でも すがたはみえないし こえも――』
[>>60に首を振って。
でもそうしているうち、何かが+チョキ+(聞こえた/見えた/気のせいだった)気がした]
真逆…ああ、確かにね。
二人で一つ。インドアとアウトドア。
バランスとれてるんじゃないかな?
[ケラケラと明るく笑う声が聞こえる。
その声に安心を覚え、心の中のニーアも微笑む。
意識の奥深く、幼子のように体を丸めれば『大丈夫だよ』という優しい声。これはニキの心だろうか]
おちかづきのしるしに、
とりあえず、握手しようか?
[いたずらっぽい笑顔を浮かべ、少女の体を借りた『彼』は右手を差し出した。]
ホルスちゃん。
何か揺らいでるよ…。
あれ、なんだろね。近づいてみる?
[金糸雀色の揺らめきだろうか。背景まで色とりどりの中でも、違いがわかるような。揺らめきが届かぬなら必要に応じて、ガラス球を近づけさせるつもりだ。]
啓さんは、この花畑をどう思います?
実際来られた感想は。
[身を屈めて、花を撫でるように手を滑らせれば、45匹の蝶々が、花から蝶へと変貌して空へと舞い飛ぶ。
色とりどり、ときがら茶◆、蘇芳香◆、若紫◆に…、目を楽しませる無数の色。]
花畑。
楽園。
花園。
大きく手を伸ばすように枝々を広げる大木。
不思議な力が在ってもおかしくはないくらいです。
[けれど、と続け。]
そんな野暮な話はどうでも良いことですね。
[金糸雀色の揺らめき。
初めて見たけれど、ぼくはその気配を知っているような]
『うん もっとちかくにいこう』
[ぼくはリリー>>67にうなずいた。
彼女がガラス球を持ち上げてくれるなら、ありがとうと言って。
ぼくは金糸雀色に手を伸ばす。
外の世界には触れられないぼくの手だけれど、今なら届きそうな気がした]
もしかしたら宇宙病院の星自体が
秘密の花畑と表裏一体であったり、
喩え秘密の花畑が、この星にあって
この星に存在しないものかもしれなくても。
この悠々とした場が変わることではありませんし。
なるほど。バランス、ねー。
[差し出された右手を握り返して]
――でも、そのバランスじゃだめなんだよね。
[そのままぐっと彼…彼女?の体を引き寄せる。]
ニーアにこれ以上引きこもりをさせたらせっかくの華が枯れてしまう。もっと外に出て太陽の光を浴びてもらわないと。キミには悪いけど、ニーアを甘えさせるわけにはいかないんだよ。
――この子に甘えられるのは僕だけで十分だ。
外に出ておいで。眠り姫様。
[ショック療法と言わんがばかりに唐突に唇を重ねた。]
[ぐいっと体を引き寄せられる感触。
唇が重なる間際、ニキが呟いた言葉は]
ニーアをよろしく
[ただそれだけが言いたかった。
というように『彼』は、あっさりと意識のそこに戻って行った。
後に残されたのは、いつも通りの少女。]
……!!
[体の自由が戻ったと思ったら、好きな人と唇が重なっていた。その恥ずかしさと混乱から、急速に耳まで赤く染まっていった。]
全く、人騒がせな…。
[唇を離しての第一声がそれだった。]
言われなくても、きちんと守るっての。
だからお前はそこで安心して見てろ。ニキ。
[ニーアの頭を花ごと一緒に少し乱暴に撫でて。頭を抱え込むように乱暴に抱きしめた。彼の顔は既に真っ赤で。]
……でも、こんな顔、ニーアには見せられないよ。
[小さくつぶやいた。]
[思い当たるのは、もちろんホルスの姿。]
どんぐりころころ、どんぶりこ。
どじょうと一緒に遊ぼうよ。
[そういえば近くにお池があっただろうか、そこで会えるといいな、と思い。]
青い樹、義の在処、梁の園。
丸くて小さな子を、池まで導いてあげて。
[周囲にそう伝えると、自分も池に向かって歩き出した。]
[>>75木々のざわめきを、ぼくは『聴いた』気がした。
ぼくを招くようなそのコエは]
『おいけのほうに きてっていってるよ』
[明確に誰のコエともわからないけれど、それの伝えようとするところを、ぼくは確信を持って文字にする。
ぼくを抱えたリリーを促すようにして、同意が得られれば一緒に池の方へと向かう]
[リリーと一緒に池に向かって。20(20)分後]
『ケルタ ここにいたんだね!』
[池に素足を浸した少女>>79を見付ける]
『びっくりしたよ すがたが みえないんだもの』
『ここに こられなかったのかと おもっちゃった』
[しかし、さっき見た金糸雀色の残滓は何だったのだろう?
疑問は尽きないけれど、澄んだ池を見ていたらそちらに興味が惹かれる。
ガラス球はきっと、水に+裏+(表:浮く/裏:浮かない)だろう]
[金糸雀色の揺らめきを残して、風に溶けたケルタ。
ココ>>62の言葉も重なれば、きっと、また会えるのだろうと心の中で思う。]
[そうして、考えるのは、ケルタが最後に残した言葉>>5:+94>>5:+98。
93秒の沈黙の後に、口を開いて。]
……ココは、僕と、ずっと一緒に居たいと思う?
僕は人型になってしまったけど、それでも、変わらず。
僕はね、例えば、ココが誰かに恋をした時に。
男の僕は、邪魔になるんじゃないかって、思うんだ。
[そう言って、小さく苦笑をする。]
さぼてん君?
[唐突な問いに呼んで。
風がふわぁっと吹く。花の香りを含んだ優しい風が。]
さぼてん君がどんな姿でも、
君は僕のともだち。
[違うの?と眸は問いかけるように。]
………。
[そっと、指を伸ばす。返事を返す前に。]
[ホルスに声をかけられれば。]
こんにちは、ホルス。こんにちは、誰かさん。
私はずっとここにいたよ。もうずっと昔から。
[もう何十年も前から。]
ホルスもこっちに来られてよかった。
ここは瑠璃とか玻璃とかみたいに綺麗で、いつだって優しい人を招いているんだ。
[そう呟くケルタの周囲には、金糸雀色の蝶が舞っていた。]
[伸ばしたのはさぼてん君の頬っぺた。]
……プカーシェが嫌なら、やめる。
[頬っぺたを抓って、"秘密の名前"を呼んだ。
言葉は多くなくても、きっとそれで伝わると思ったから。*]
『ずっと むかしから……?』
[見た目はまだこどもとしか思えないケルタ>>84をじっと見る]
『うん ぼくもここで ケルタにであえて よかったよ』
[ケルタの周囲に舞う金糸雀色の蝶。
手を伸ばせばぼくの手にも触れられるだろうか]
[違うの>>83と問う様な、眸。
違わない、という様に、緩く首を振って。]
[頬を抓られれば、目を丸くして。]
いつかの、逆、だね。
[くすくすと、笑って。]
うん。ありがと。嬉しいけど。
ココの、他の友達に、言われたんだ。
ココを、ずっと守ってくれって。
『死が二人を分かつまで』。
……で、僕は、『分からない』って答えた。
どんな姿でも、僕達は、友達。
だけど、友達なら。
ずっと僕が守るとは、約束できないから。
[ココがどんな気持ちでそうしてくれたのか、僕には分からなくて。
だからやっぱり、そんな風に言ってしまう。]
[>>87池が見付かるまで結構な時間がかかった。
辿り着けばありがとうと言って地面におろしてもらう。
そこからは、自分の力でケルタに近付こうと]
[ホルスを置くと、本日二度目、ぺたんと座りこんだ。
泉に手を入れてみる。手がひんやりとても気持ちいい。
空を見上げてみる。
遠いような近いような、見た目は普通のお空。
体に血が通うようなそんな感覚。
暖かいのに暑くは無く、冷たいのに寒さを感じない。
手にとって包まれている。]
…かわいい。
[舞うそれに対して、言葉を投げかける。]
[一羽の蝶が、手を伸ばしたホルスのガラス球の表面に止まる。
そんな光景を、笑顔で眺めていて。]
ごめんねホルス。私はしばらくここでじたくけーびいんになるから、病室に遊びに行けないかも。
でも、お土産は送るからね。
僕は、
きっと、恋は出来ないと思う。
きっと、それは夢のようなもの。
[それは軽やかに飛ぶ蝶の様に幻想的で。]
僕が恋に落ちるかなんて分からないけど、
………、それは今、答えを出さないといけないことなのかな。
[問うて。]
[蝶がガラス球の表面に止まり、ぼくはケルタ>>95の声を聞いた]
『じたく けーびいん?』
[その単語は知らなかったけれど]
『わかった さみしいけれど ケルタがそうしたいのなら』
『でも ぼくはいつまでだって まっているよ』
『それと ぼくがこっちにくるのは いいんだよね?』
[そこまでを文字にしたところで、ふと]
『あれ ケルタ おはなしが……』
[なんというか、これまでよりわかりやすくなったような]
うん、いつでも来てね。
黒紅◆の花、向日葵◆の蝶。peru◆のお菓子だって、ホルスを待っているよ。
[尤も、再び秘密の花園に辿り着けるかは運次第だけれど。
しゃべり方のことを指摘されれば。]
そうなの?うーん……
[ケルタにとって今は自宅の庭にいるようなもの。自覚はなくても、それが影響しているのかもしれない。]
『うん いくよ なんどだって』
[今ここに辿り着けたのは奇跡かもしれないけど。
ぼくのコエが誰かに届いたように、ぼくの気持ちが、もう一度ぼくをこの場所に連れてきてくれることもある、と信じていたい]
『黒紅と 向日葵と peruに またあいにきたいから』
『そして きみとおはなし するために』
[ぼくはケルタ>>98に手を伸ばす。
つめたいガラスがぼくたちを隔てるけど、それでも]
僕は、ココを守りたいって、思ってる。
それは、重荷なんかじゃなくて。
ココをここまで背負ってきたのだって、辛くなんてない。
同じ景色を、見たかったから。
[今答えが必要か、を問われれば、小さく苦笑をして。]
そうだよね。ごめん。
それなら、それまで、僕に守らせて下さい。
……って、言いたい所なんだけど。
それもまた、ココの望む形ではないと思うんだ。
村の設定が変更されました。
同じ方向を見たいのは、
僕も同じだよ。
同じ目線で同じ景色を、
楽しい想いを共有出来たらって思う。
[守らせて下さいには、くすりと笑って。]
望む形、望まない形なんて思わなくて良いよ。
僕と君は別の命。
時には喧嘩だってもするし、
想いがすれ違うことだってあるから。
僕も自然体でいるから、
君だって自然体で居て良いんだよ。
[それが守るという「相手を想う心」から生まれたものなら、それを行うかどうかは、彼自身のもの。そしてそれを受け入れるかどうかは、ココが決めるもの。
でも、お互いを主張し合って、間が罅割れたりだなんて想わない。きっと、自然に、ひとりとひとりの主張は融けてふたりの形は出来上がっていくものだと思うから。*]
うん、待ってるから。おみやげも、期待してるね。
[ケルタも、笑顔でホルスに手を伸ばす。
触れたガラスの表面は池の水よりも冷たくて。
けれどどこか、暖かさを感じられた気がした。]
僕、ずっと、考えていた事があるんだ。
何よりも、僕の、一番の願いはね。
……僕が、君の病気を治せたら良いのにって、事。
宇宙の叡智が集まる病院で、まだ治せないでいるのに。
それがいつになるのか、叶えられるかなんて、分からない。
むしろ、僕が叶える前に、少しでも早く治るなら嬉しい。
だけどね。神に祈るのは、嫌なんだ。
僕は、手に入れたこの手で、望む未来を掴みたい。
この足で、走り続けたいって、思ってるんだ。
だから、今までみたいに、ずっと傍には居られないと思うんだけど。
『おみやげ……』
『それは ぼくががくしゅうした ことでもいい?』
[ぼくに持って行けるのは、記憶と知識だけだから。
ケルタ>>104にそう言って、首をかしげて。
ぼくはガラスに触れる。
そしてその向こうのあたたかさを知ろうとする]
[ぼくがその向こうに到達できるのは、いつのことかわからない。
けれど]
『……あったかいね』
[そう感じたのは。
そして、ケルタもきっとそう思っていると、感じられたのはなぜだろう?*]
……ココ。僕が渡した花の、花言葉を知ってる?
さぼてんの花の、花言葉は。
『枯れない愛』っていうんだ。
[さぼてん自身には、また、別の花言葉があるのだけど。
そして、愛情にも、様々な種類があるけれど。]
傍に居なくても、心は傍に居るって
あの花を見て、思い出して欲しいなって思うのは。
僕の、我侭かな。
[小さく、苦笑をする。
或いは、フリードリヒと同じ様な事をしてしまっているのかもしれないけれど。とは内心。]
離れるのは、嫌だよ。
最初に出逢ったあの場所で、僕はフリッツを待ってはいないと話したよね。
確かに、待っては無かったよ。
何時でも話せたり、メールでやりとり出来たって。
距離は遠いんだ。
うん、うん。沢山お話を聞かせて。
ホルスが見たこと、聞いたこと、感じたこと。
面白い話、悲しい話、なんてことのない話。いっぱい。
[きっと、大好きな童話を読む機会もしばらくは無いだろうから。]
あったかいのは、いいことだね。
思い出があれば、なかないでいられるね。
好きな人がいれば、さびしくないね。
[それは、いつだったか紡いだ言葉。]
わたし、ちょっと一休みするね。
[ぽふり。
地に倒れても砂埃一つも巻き上がることはなかった。
ケルタさん、に向かうホルスちゃんを見送ったら。]
にひひ。
中庭の時とは逆だね…。
[子供らしい笑みと共に、不意のお昼寝タイムが訪れた。
結構散歩したから、疲労が蓄積したのだろう。
目を開けたら、病院のベッドかもしれない。
そんな夢を見た、なんてお話。でも、また来ちゃうから。
でもってきっと食堂のお兄さんを見たら思い出して。戻ったら戻ったで、ホルスちゃん達のとこ遊びに行こうかな、なんて。案外近くに部屋があるかもしれないし。
そのあとは、今度こそ高原猫さんが沢山いる――]**
『うん リリーも』
『かえったら もっともっと おはなししよう』
[一休みするリリー>>113には、別れ際そう声を掛けた]
『うん おはなしするよ』
[>>111そのためには、お話の材料をたくさん持っていかなくちゃ。
その方法を、ぼくはもう知っている]
『ぼくはもう なかないよ』
『ぼくはもう――さびしくないよ』
[手を触れることができなくたって、それよりもっと近い場所にあるものを知っている。
だから今は、それらを全部抱き締めるように]
[この花畑のすべてに向かって、ぼくはぼくの、声にならない叫びをあげる]
寂しさに気付かせたのが、僕なら。
僕は、最低だね。
[小さく、自嘲気味に笑って。
強く握られた手、握り返して。]
重荷を背負わなくていいって、言うなら。
同じ目線で、同じ景色を見たいと思ってくれるなら。
いつかの未来、今度は、手を繋いで。
歩幅を合わせて、一緒に、またこの樹に登りたい。
秘密の話を、沢山するっていう約束も。
そしてココが、フリードリヒさんに、自分の意思で会いに行ける様に。
傍に居られる様に、力になりたい。
[それで、未来のココは、寂しくはないはず。]
……それにね。傍に居られないって言っても。
ココを治せる様になるまでずっとって意味でも。
長く傍を離れるつもりも、なくて。
例えば、一日に一度が無理なら、二日に一度は帰ってくるのでも。
それでも。今までみたいに、24時間一緒じゃないと寂しい?
[くすり、笑って。]
どうしても、嫌なら。
……僕が、折れるよ。
[それでも、ただ、運命に身を任せているのは嫌だから。
何か、別の方法を考える事にしよう。]
ココは、本当に、コワレモノみたいだ。
[それが、僕限定だとは知らないままに。
こつり、おでこを合わせて。くすりと、笑って。
コワレモノを扱うみたいに、そっと抱き締めようと、強く握られた手を引き寄せ。]
早速、ココの心を、守ってあげられなくてごめん。
[二人の主張が融ける所はどこか、分からないけれど。
姿形も、方法も、変わったとしても。
あの時と、変わらずに。
僕は、ココを笑顔にしてあげたいと、願っているんだ。**]
君が走り続けるなら、
僕はどうなるの?
僕だって、付いて行きたいよ。
[ひとり、残されるのはやっぱり寂しい。
知らなかったひとり(孤独)より、知ったひとり(孤独)は辛いから。]
『枯れない … 愛』?
[繰り返して。
思い起こすのは、遠い過去の物語。
暖かで優しい家(Home)の記憶。赤毛の女性が最後に残した言葉。]
──傍に居れなくてもアナタのココの傍にこれは在るわ。
[心臓を示して告げられた言葉。Heart。]
そ、そこまでは。
べったりの子供じゃないもん。
[ぷいっと顔を逸らす。それから、]
喩えば……、
本当の時々、ちょっとだけ行くくらいなら、良いよ。
[それはココからの妥協案とも、やっぱり我が儘とも言えて。ふたりの主張が融け合うには、もう少し時間と会話が必要そうだった。]
そうだよ。
コワレモノだから、大事に扱って。
[それは冗談だけど。ココからの精一杯の言葉。
こつり、おでこは合わせられて。同じく、涙が滲みながらだけれども、笑って。
引き寄せられ、その華奢にも包容力のあるようにも感じられる腕の中に収まった。]
ううん。
プカーシェ、ありがとう。
[涙を。想われることと共に歩める為にのことを思って。
彼だけが動くのではなく、自分からもその日の為に何かが出来るのなら、したいと思って。]
― 少しあとの物語 ―
[夜、皆が去った後の花園。
大樹のてっぺんから花畑を見おろす一人の少女がいた。]
もう一度会えるのと、もう二度と会えないのと。
どっちが幸せなのかな。
[ここは"病院"だから。患者が退院して、幸せに暮らせるのならばそれは喜ぶべきことで。]
でも、私は待っているよ。
来てくれると知っているから、寂しくないよ。
[それは、水晶の少女と交わした約束。
後ろめたさを感じながらも、またいつか会えることを願うのだった。]
ねえ、賢い賢いアルジャーノン。貴方が大切にしている紫紅色の花束を、決して枯らさないでね。
[最後にひとつ、優しい兄妹のことを思い出して――]
…おやすみなさい。
[金糸雀色の輝きと共に、少女の姿は闇に溶けた。]
[銀の靴はそこにありますか?]
[銀の靴は履いていますか?]
[銀の靴の力は知っていますか?]
[大切なものはなかなか気付かない。
持っている力にもなかなか気付かない。
世の中は分からないことが多くて気付けないことも多いけれど、知ることが出来れば、世界はまた広がり変わるだろう。]
どうやらお邪魔のようですね。
[展望台に上がる一歩手前の大木の樹の内側に持たれかけて、独り言ちる。]
ココを泣かせるなら、
どうしようかとも思いましたけど。
[ひとつ溜息をついて。
軽く頭を逸らせば。温かみのある大樹の感触が伝わる。]
《 お気遣いは感謝致しますよ。 》
[それは種族同士で使うテレパシーの波長の形質だったが、恐らくは大木にも伝わるだろうか。]
私が優しいのはココとその周りの人達限定ですよ。
[など、釘を刺すように言ちり。]
[さて、宇宙病院への滞在期間にどれだけの話が出来るやら。
フリードリヒは、しかし微笑みを浮かべて、掌の中で転がした*飴玉*をひとつ頬張った。]
[『時々』『ちょっと』の言葉に、くすくすと笑って。]
いや、十分、べったりの子供じゃない?
ココさん?
ごめん。説明が足りなかったよね。
でも、説明する前に、泣いちゃうんだもの。
[などと冗談めかして言いながら、ココの涙を拭って。]
ココが、どんな方法を想像したのか、分からないけど。
僕、闇雲に探す気はなくて。
医者を目指したいって。
まずは大学に行きたいなって、思ったんだよ。
[ココの願いを聞くのなら。
学費は、ここに居ても稼げるようなバイトをするか。
桂川みたいに、この病院で雇ってもらうか。
……それは、難しいかなとは思うけど。
授業は、通信制で。
どうしても出ないといけない講義や実習だけ出るという形にすれば、どうにかなるだろうか。]
[抱き締めて、後頭部を緩く撫でながら、そんな事を考えていれば。
続く言葉>>128>>129に。]
ありがと。
僕も、ココに会えて、良かった。
僕も、大好きだよ。
姿形が変わっても、変わらず。
[コワレモノのココを抱き締める腕に、少しだけ力をこめて。
小さく、笑んだ。**]
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