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…そんで、出来れば――、
セシルとも其れを見たいとは思うのは唯の俺の我儘だろうけど。
[>>44グレンがセシルに投げ掛ける声を聞きながら、
彼女もまた兄の死と言う呪縛に囚われている様にも思えた。
自分には出来ないかもしれないし、今誘いは断られたばかりだけど。
自分を解き放ってくれた二人に、何か出来るのなら。
手を伸ばす事くらいは、したかった。
グレンは>>45誘うでも、切り捨てるでもなく、目を逸らしただけだったけれど。彼もまた彼女を切り捨てる事は出来ないのだろうなと思えば何処か嬉しく思えたのは何故だろうか。
――確かに、彼女は彼の死を無駄にしたくないのだろうけど、でも。]
……まあ、俺はそう言うだけで決めるのはお前だけど。
連合の兵に殺されたから――、マオが死んだ事に縛り付けられていて、グレンの言う様に意味を求めて。アイツはそんな事望むかな、とも思うけどね。……ま、俺はアイツじゃないから分からねえけど。
[其処まで、ぽつり、と零して。発言を親友の真似をして、放り投げてみたのだった。]
ーキインッ!!
くっ…!!
[金属が弾かれる音。剣を持ったまま、弾かれた衝撃で腕が上がり無防備な状態になってしまう。
ミツルは、悲しげにこちらを見ていて。ミツルのことだ、クロロがここで攻撃をやめればクロロへの攻撃も止むだろう。
しかし、クロロは。]
どいて…よ。
僕、は、千早、を…ころさない、と…。
[もう、彼の頭には千早を殺すことしかなかった。再び、電気を纏わせた刃をミツルに向けようとした瞬間。
目の前を斧が通り、腕にそのまま当たる。いつもならこのぐらい避けられるのに…魔力も体力も底を尽きかけているクロロには、どうしようもなく。]
ぐ、あああああっ…!!
[武器を落とし、片腕から血飛沫をあげながら…クロロは後方へと吹っ飛んでいった。]
/*多分、足に当たったら足だけ消えるとかそんな感じかなあと思ってました…!なので、四肢とか下半身だけとかが消えて、出血多量で死んでしまう感じにしようかなあなんて…*/
/*ミツルが千早に会うきっかけにもできたし、良かったと思いますよ〜!どうせクロロ死ぬし。ミツルの魔法が表で見られるのは楽しいです!
あと、死ぬことになる最後の攻撃は千早の攻撃がいいのかなあなんて思ったり。ミツルさんが致命傷与えた!のでも私はいいのですが・・・*/
/*千早に会えたのは、クロロとエリィゼと千早が上手くやってくれたおかげです…
死ぬ攻撃は千早さんがあの弾丸をどうするのかで決まりそう*/
―現在・帝国・参謀長執務室―
………アレクシス補佐官が前線に?
[へぇ、それは知りませんでしたと、興味の無さそうに呟けば参謀長は呆れたようにため息をつく。
黒い上着はソファーの背もたれかかったまま、制帽は膝元に放置され、放り投げた本人は優雅に紅茶を楽しんでいた。
謹慎を言い渡されてから数日間。クルークの情報は司教殺害時点で止まっていた。
ツリガネやアルフが殺された事も、アレクシスが出向いているのも知らなかったのは本当だ。
前線でアレクシスと鉢合わせしていたら少々面倒だろうな、と彼女を行かせてしまった事に少々後悔しながらも表情には出さずに口を開く。]
それで?お咎めなしで解放する代わりに僕も前線へ行けと?
[参謀長は首を横に振る。
復帰後は変わらず自分の補佐を。ただし重要な会議にはしばらく出席しない事。
そして、事と次第によっては前線へと。]
……承知しました。仰せのままに。
[空になったティーカップが静かに置かれれば、軍服を確りと着こなし、制帽を被りその場を後にした。
目的地に足を向け、自分への処罰の軽さに気持ち悪さを感じつつも歩みは止めない。*]
/*今後どこかでコトブキさんが人狼を見てうはうはするシーンが見たいです!とアレクセイさんとミツルさんに無茶振りして、死に際ロル作ってこよう・・・*/
/*あ!さっきの無茶振りについては後日できればぐらいのつもりで・・・
コトブキさんは、どこで争いが起こってるとかいう話を耳にできればいいんですけどねえ。三つ巴の争いは平和的に終わってしまったのかしら。追い切れてない・・・*/
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