妾の子 玲音は、目を瞑って､そのまま身体を預けて･･･少し、吐息が荒いけれど落ち着いてきたみたい。

医師 藪坂は、外の夕暮れに少しひるんだが、コートを羽織って*出て行った。*

酒場の店主 マリは、妾の子 玲音と、残ったみんなにカモミールのお茶を入れた。藪坂先生、行ってらっしゃい。

小説家 西園寺は、カモミールティーを飲みながら藪坂にいってらっしゃい。

妾の子 玲音は、酒場の店主 マリを､上目気味に見上げてぺこり。　ゆっくりと起き上がってカップに両手を添えて紅茶を見下ろしている。

妾の子 玲音は、医師 藪坂が居ない事に気付いてきょろきょろ。　*どこか、呆けたようにぼんやりとしている*

大学生 有紗は、カモミールティーを受け取り、ぺこりと頭を下げた。藪坂先生、いってらっしゃい、です…

大学生 有紗は、マリさんも西園寺先生も、いってらっしゃい、です…

奔放娘 明日香は、医師 藪坂に｢お疲れ様だね｣、と一言言うとカモミールティーを受け取り、一口。

奔放娘 明日香は、小説家 西園寺にも｢お疲れ様だね｣、と一言。･･･先生と呼ばれる人達って大変だなぁ、と呟いた。

奔放娘 明日香は、酒場の店主 マリさん、行ってらっしゃい！水炊きなんてどうかな？

看護師 美代子は、メモを貼った。