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[エミールに話しかけられた魔女と勇者は、互いにつんけんした様子のようだ]
『ヤママユ、聞いてヨ、アタシの指輪をいじったこどもにキョウイクテキシドウをしただけなのに。こいつ。』
[しかしまあ、その指輪も、――もしかしたら何処からかとってきたものかもしれない。そのまま、ヤママユに愚痴っているのだろうか]
[こっそり、ヴィンセントにたずねてみる]
ねえ、「じんろうのいし」って、すごいのー?
おたかいのー?
それとも
[少しだけ声色が変わる]
……魔法があるの?
まいご
[知らないかぁと言われると、うん、と素直に頷いた]
[それからロメッツを迷子と言われると、ロメッツの反応を見る前に]
まいごー
まいごおなじだねー
[にこにこして、ロメッツを見やる]
わたしもー
お母さんとおとーさん迷子になっちゃったの―
[逆である]
[アドニスの聞いていないところで、少女の質問>>*2に答える]
そう…この博物館で起こる不思議な事は、ほとんどあの人狼石のおかげなんだ…
[ほとんど。全てとはあえて言わなかった]
といっても、僕も実物を見るまでは半信半疑だったのだけれどね。
今夜この博物館に来てみて、確信したよ。
[遠くに通り過ぎる馬に乗った騎士を細目で見つめる]
あれは、とんでもない力を持った代物だ。
おや?確か君が探していたのは人狼石とは違うものだったんじゃ…?
[不思議そうにする]
そうだね…あの石…誰も見ていない隙に使ってしまいたい……
色を取り戻せるとしたら…協力、してくれる?
うん…でも、ちっともみつかんないから
それに、不思議なチカラとか大好き!
ほしい!
[子供だから後先考えてないせいなのか、急に力がほしいなどとのたまう]
んとね、いいよ!
げーじつのためなんだよね?
[その確認だけして、もし答えがyesなら]
げーじつのためなら、協力する!
[フロアを去って行くアドニスの背中を眺める]
やっぱり警備員が一番厄介かな…
[暗い色をたたえた瞳で見つめながらそう呟くと、自分も後を追った]
…??
[ふとした視線を感じる。入口にあった動かない蝋人形達だろうか?それとも…]
[―自然・動物生体フロア―]
…。
[とて、とて。
ゆっくりとした歩調で歩く、その足元には小さな毛玉…いや、仔犬に似た動くものが2、3匹じゃれついている]
んと…?
[このコーナーに飾られているホッキョクオオカミの剥製の子供たちだ]
[館内のあちこちに置いてある手頃な休憩用の椅子に腰掛けると、少しのあいだ仔狼たちと一緒に戯れる]
あれよね。
さっき見た系統図としては爬虫類が鳥類と哺乳類に分かれたような。
こっちが鳥類みたいなものだけど。
こっちはこっちで便利なんだけどね。
[さくさくっと魔法を使いつつ食事を錬成。
1.ショートケーキ
2.チョコレートケーキ
3.チーズケーキ
4.あんこケーキ
5.プリン
6.ばけつプリン]
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