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― 2日目ゼロゴーサンマル・ドック ―
山城、戻りましたわ・・・。
霧島さん心配しておりましたわ・・・。
報告だけは聞いてましたが・・・まさかここまで・・・。
できる事なら代わりたかったところですが・・・。
私はあれだけで精一杯でした。
私の力不足で申し訳ありません・・・。
[未だ煙が上がっている提督室を寂しそうに眺めながら]
>>*403
―――。
[バンシーの質問(>>*403)に、黙るヴァジュラ。
…波風が二人の顔に当たり、鳥の鳴き声と波の音だけが静寂を掻き消していく。
―暫くした後、ヴァジュラは淡々と声を発する。]
『…きっと、また元通り形も何もない負の感情だけの屑に戻るだけよ。そうしてまら誰かが堕ちるのを待ち続けて…再びその時を待ち続けるだけ。
…そんな絶望の輪廻を、くるくると回り続けるだけじゃないかしら、ね…。』
[それが彼女なりの結論だった。無論、それが本当かどうかなんて、わかるわけもない。]
>>452
そっか…。……うん、そうだよね。
[少し、楽になった気がする。そうだ。青葉は深海凄艦になってしまっていても…少なくとも昨日は、話も出来た。
今はどうなのか、分からないけれど……諦めるにはまだ早い。]
ありがとう、島風。少し楽になった。
[そして立ち上がって…]
ついでに、1つ頼まれてくれるかな?
その足で皆に、伝えて欲しい。
[血に塗れてない方の手で、カメラを取り出して]
……青葉は…深海凄艦だ……。
[絞り出すような声で…]
>>446
わかったわ。島風がんばちゃう〜。
[沈みがちな空気を変えるために努めて明るくするように頑張る。そういって、高速で金剛の部屋に行き。欠けている紅茶セットともに置かれてあった手紙を拾い上げるとさっそうと戻ってくる]
…これかしら…。いったいどうするつもりなの…?
>>428
[電の問いかけは、弱々しく、力のないものだった。]
……そうだね。ソロモン海海戦で姉さんを、その次の年に雷を失ってしまった。
[あの時のことは、今だによく覚えている。
暁、雷の順に沈んでしまい……電は、自分の目の前で沈んでいった。そして、暁型は自分一人になってしまったのだった。]
……だけど、電。君を沈めさせたりはしない。
姉さんと、雷はダメだったけれど……君は、私が守る。
歴史を、繰り返させたりはしない。
[そう言ってから歩み寄り、雷の後ろにしゃがみこむ。
そのまま、抵抗されないようなら、後ろから抱きつこうとする。]
─ どこかの戦場 ─
[一人の少女がいた。
武勲艦でもなく、名前も知られていない駆逐艦だが、仲間を想い、誰よりも真剣に、誰よりも全力で作戦を成功させるべく、海原を駆けた。
名前も功労こそ知られていないが、その部隊では欠かせない存在となっていた。真剣に仕えるに値する、そんな舞台が彼女も好きだった。
しかし、悲劇とは起きてしまうものである。
ある日、敵潜水艦の夜襲を受け、彼女は中破。単独での渡航ができない状態になった。奇襲の知らせを受けた本陣は体勢を立て直すべくそのまま後退。
敵潜水艦の蠢く中、一人になってしまったのだった。
運命のいたずらか、彼女の通信機関が壊れてしまっていた為、本陣は暗闇の中の彼女の故障がわからなかったのだ。]
(なんで誰も私を助けてくれないの……?
なんで私を置いていくの……?)
[少女の訴えも虚しく、敵潜水艦は彼女を徹底的に攻撃し、彼女はもう元の姿が分からない程ボロボロの状態で轟沈した……]
(水底は暗いよ……怖いよ……
こんなところに、一人なんてさみしいよ……
みんなひどいよ……私だって頑張ってきたじゃない……
こんな最後なんてやだよ……)
[孤独と絶望。それが彼女が水の中に沈んでいく時に思った最後の感情だった。その感情が、彼女を深海棲艦へと変貌させてしまったのだった……]
>>*408
[いそいそと指し示されたこたつの一角に入っていく。]
あら、カメラはまた今度よ。
今は目先のことをどうにかしないとね。
[そう言いながら、改造してもらえることに、少し興奮しているようだ。]
(・・・少しは胸も大きくなるかしら?)
[山城ほどではないが、大きいほうなのだけれど・・・どんなことであれ、やはり負けるのは悔しいようだ。]
さて、今回の改造でどれくらいパワーアップできるかしら・・・ね。
[そういいながら、こたつの魔力に囚われつつ、ぐてっと突っ伏す。]
>>450
ぅ…
…はい、そうします。
[どこか申し訳なさそうに、湯船の中へと浸かる。
傷は深い、と言われたが、加賀の体の傷は殆ど癒えていた。
あれだけ傷を負っていたにも関わらず、だ]
(…これじゃ、人間とは呼べませんよね、ほんと)
[内心で苦笑いしながらも、その顔は暗い]
……私は、ね…。
…ねぇ、赤木さん。
…誰が、深海棲艦になったのですか?
いえ…
─ 2d朝:医務室 ─
[夕立は飛び起きた。夢(>>460、>>461)を見たが、あまりにも生々しく、とてもじゃないが、その少女の感情などはまるで自分が感じたと思うほどに現実的であった。]
はあ…はあ……今の夢、なあに……?
ひょっとして……"あいつ"の……
[うっすらと、否、「ひょっとして」と、夕立は口にしたが、
間違いなく自分の中にいる存在、トワイライトの最後の瞬間の記憶だと理解した。]
(あたしも…沈んじゃったとき……
びっくりしたあとは、すごく怖かった……あの子は……)
[どれだけの時をその恐怖と絶望を味わっていたのだろう。
その絶望と恐怖の長さが、彼女を新改正感にしてしまったのかもしれない。
そんなことをぼんやりと考え、次の朝に目を覚ましたのだった。]
>>454
『いや、服はいい・・・。』
[青葉が服を脱ごうとするならちーふは止めるだろう]
『うむ・・・それなら先ほどから奇妙な音が聞こえているのだ、奇妙な機械音が・・・。』
私には聞こえませんわ・・・。
『そうかきみたちには聞こえないのだな、幽かな音だからな。
ちなみにその《でじかめ》の音じゃない事は確かだ。』
[この妖精さんには聞こえているのかもしれない
この風呂場にありえない音があるのを]
>>456
[提督室爆発の瞬間は、吠えてなんとか落ち着いた。この鎖など引きちぎり、すぐにでも46cm砲の爆炎で敵基地へと向かいたかった。しかし、それじゃ駄目だ。艦隊案を考えなければいけない。いずれ敵はまた戦力をまとめて攻めてくるだろう。それまでに、艦の配置などを頭でまとめなければいけないのだ。]
…山城は、よくやってくれてます。動いておられたのでしょう?
私は、艦をまとめあげる任がありますから。
今は赤城にこんなにされてますが。
[自分の格好を見て呆れ顔を作る。しかし、言葉は重い。]
…もし裏切った艦が判明していたら、教えてくれませんか?
『そうね。艦載機から見てて頂戴。
…まあ、どうせなら艦載機じゃなくて貴方自身の目で見て欲しいっていうのもあるけど。』
[くっくっくと笑うサラトガ(>>462)に半ば呆れながらそう答えるヴァジュラ。そしてヴァジュラはそのまま埠頭の一角に座り込んで―]
『私はもう少しここでのんびり夕焼けでも見ているけど…貴方は艦載機が直ったら戻るのよね?
―もうそろそろ時間だったと思うけど。』
[そんな言葉を呟いた。どうやらヴァジュラ本人はここでもう少し夕日を眺めているつもりのようだ。]
/*
んー、こんな感じっぽい?
トワイライトは集中攻撃でバラバラになちゃったから、誰かに取り憑いて体をもらうという深海棲艦だったという後付け設定(
――。
[ しばしの静寂、この間にも夕日は形を変えてゆく。
その後、ヴァジュラ>>*409の淡々とした言葉が紡がれる ]
『それは…嫌だな。』
[ バンシーの表情が沈む、不安がはっきりと浮かんでいた。
暗くて、寒くて、何も見えない、涙の海。
あの場所に戻るのは、沈むのは、もう嫌だ。
きっと、これまで沈めてきた深海棲艦も…… ]
『どうにか、できないのかな…。』
[ 無意識に、ぽつりと言葉が漏れる。
深海の雫が、瞳から溢れて頬を伝い、光を反射していた ]
>>442
……嘘?まあ沈んでから今までずっと嘘をつき続けてきたクマ。そんな事、分かって当然クマー。
[なんとか冷静さを取り戻し、おどけた態度で言う。だがそれは、ほんのわずかに怯えたような声だった]
苦しいとか、辛いだなんて……言えるわけないクマ。多摩ちゃんを沈めたくて沈めたくて仕方ないだなんて、正直に言えると思うクマ?
[じり、と後ずさる。多摩が一歩近づけば半歩ずつ。下がっているのに、二人の距離が近づいていく]
今まで多摩ちゃんと笑えていたのだって……球磨にはこの鎮守府のスパイ活動をするっていう深海棲艦としての行動だったから出来たんだクマ。ずっと裏切らずに仲良くし続けるなんて、出来るはずがないクマ。
[多摩が眼の前まで迫ってきたのに気づいて、一気に下がって元の距離まで離れた。偶に一緒の立場にならないと嫌か、そう聞かれて球磨は――全力で首を振った。
もしそうなら、あの時のプレゼントは渡していない]
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