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>>209>>216
龍驤が・・・、裏切りですか・・・。
[悪い予感とはこの事だったのかもしれない
信じられない事なのだろうが、先輩としてここで動揺してしまっては駄目だと重く受け止める
同様に深海棲艦の手に堕ちたものがいるというのか]
・・・了解よ。
その事については後で聞きましょう。
[加古の事だ、どうせどっかで居眠りしている事だろうが、
油断してはならないのだけれど、
初雪の報告を聞いて、こちらも夕立のことを話すだろう
ただ目の前の古鷹の様子もおかしいので
とりあえずは夕立の雰囲気がおかしい事は初雪にも伏せておく]
そうですね。
ほかの娘達も気になります。
[初雪の提案に乗るだろう、まずはここから離れるのが先だ]
>>258
わかりました。
あなた達も気をつけて・・・。
[だれが味方でだれが敵なのか、
これほど厄介なものは無い、しかしもし目の前に落ちてしまった娘がいたら・・・、覚悟を決めなければならない
鎮守府を護る事、扶桑姉さまの帰るべき所を守る事
それが大事だと思っている**]
>>285
…ぅうっ…ありがと…
わらしも、楽しかった…!楽しかったよ…!
[綾波に強く抱き締められた初雪は顔をくしゃくしゃにして、言葉もしゃくりあげながら言う他出来なかった。]
…ぁ…、あやなみ……
[するっと幽霊の様に綾波の身体が離れる。]
[綾波の別れの言葉が死別の言葉に聞こえ、思わず届かない手を伸ばした。]
さようなら、なんて…
言えない…よぅ…
[消えていく小さな背を未練がましく見送って、初雪は肩を震わせながら言った。]**
──トモナガ機より入電。霧島、装甲空母姫級大破、ともに撤退行動に移った模様。
……そう。では、霧島以下艦隊の援護を。
[多聞丸なら躊躇なく追撃を指示したかも知れないが、そうもいかず]
・・・・・・
──電探に感あり。編隊がこちらへ向かってきます。
なんですって? いや、あれは……味方か? 直ちに収容準備。無事な機体は基地飛行場へ、損傷機は私が受け容れます!
・・・・・・**
― 鎮守府近海 ―
あら。 出遅れていたようですね。
[ 戦力交代を確認する。基地空爆を行って撤退支援を行っていた空母はかなりの被害を被っていたようだ。 ]
私が一番近い位置にいたのに、直掩すら出来なかったなんて、これは怒られてしまいますねぇ。
[ そういえば、敵の集中攻撃を受けて空母がぼろぼろになって、護衛についていた駆逐艦が全部の責任を取らされた事もあった、なんて考えて ]
とりあえず…戻りましょうか。"こちら"の武器は"私"には扱い辛いようですし。
[ 主戦域を迂回するように撤収を開始した。 ]
――リンド前線基地『だった場所』――
[かつてリンド前線基地と呼ばれた場所。そこは今や、深海棲艦の基地となっていた。どこもかしこも潮が入り込み、沈んでいて。動くものは深海棲艦、あるいは海の安らぎに魂をのまれたものらのみ]
・・・・・・今頃、向こうはどうしとるんかなあ。
うち、別れとうなかったはずなんやけどなあ。
[ドックで傷を癒したあと、出撃ドックからぼうっと佐世保の方を見る]
響は強い子やから、逆にへし折れとらんかなあ。
電はつらいやろうなあ。ごめんな。姉ちゃんなんもできんくて。
初雪、泣いとらんかなあ。辛い仕事させてもたなあ
島風は、変わらん気ぃするな。あの子は、プライドあるから強い。そういう子やからな。
赤城姉さんは、今頃は飯食っとるんかな。あの人はストイックやから、きっと切り替えできてるやろ。
加賀姉さんは、どうやろか。ええ人やさかいなあ。
飛龍のトモナガ隊練度よかったなあ。覚悟できとるんかなあ。
霧島、キレとったなあ。しゃあない。むしろうちが霧島やったらあそこまで冷静にキレられん。
山城さん無理しそうやなあ。誰か支えたってほしいわ。
多摩は、強いな。あの目線球磨と闘う覚悟できとった。
加古は、どないするんやろ。青葉も古鷹も、なかええのみんなこっちにきてもた。
一緒にいたかったなあ。・・・うち弱いなあ。
翔鶴・・・・・・
[足をぶらぶらさせながらため息をつく]
――― 前線基地近海 ―――
『痛かったよね…ごめんね。
今度は無理しなくても、いいから。』
[ 駆逐艦ゆえに、修復にかかる時間は短い。
補給も整備も終えると、バンシーはふらりと外へ出て、海に身体を半分沈め漂っていた ]
『ここも海に沈んだわ、仲間もたくさん増えた。
…嬉しい、けど…まだ……足りない。』
[ 沈めても沈めても、満たされない、心は冷たいまま。
悲しみの声ばかりが、増えてゆく ]
『寒い…。』
[ 震える体を抱く自分の手は、冷たかった ]
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