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そろそろ挨拶しとこか、
この度は富士通村にご参加いただきありがとうございました。
諸所不手際で皆様を困惑させてしまったこと、改めてお詫び申し上げます。
企画自体はそこそこ好評頂けましたようなので、今回のご意見を元に更にルールを緻密にして皆様にお楽しみいただける企画として帰ってきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは残り時間僅かではありますが、ごゆるりとお楽しみくださいませ。
今回は、故意に誤字と無関係な人に票寄せするのは完全ブラック、な行為を狼側がしたことが問題だ、と思っているのだけど?
違うの?
[幾重にも糸が絡まった引き戸が、
ぶちり、ぶちりと音を立てて、開かれる。
薄気味悪さを感じたのか、
誰も立ち寄る事のなかった、変わり果てた部屋の中。
突然差し込んだ一条の光に、部屋の主は目を覚ます。]
……だあれ?
覗いちゃだめだって、ラグ、言っ……――
["組み立てられた"はずの言葉が、途切れた。
その複眼に、映っていたのは――]
――パパ?
[あの日、会場を抜けて空を飛んだ日、
皆に悟られないように探そうとしていた、その人だった。]
『ここにいたんだね、ラグ』
["パパ"の、優しい言葉が、彼をそっと包み込む。]
『ごめんな、目を離してしまって。
痛かっただろう、
辛かっただろう、
寂しかっただろう。
でも、もう大丈夫だ。一緒に、お家に帰ろう。』
[白糸の敷かれた道を歩み、その大きな体躯に手を伸ばす。
それを見た蝶は、感情の糸が解れると共に、
しゅる、しゅると人の形になり…
小さな体で、彼に抱き付いた。]
うん、おうち、帰りたい…
けど、ラグ、FUJI-2、やっつけられてない…
[ぽろぽろと涙を流す小さな頭を、
白衣をまとった腕で覆い、優しく撫でる。]
『まだ、ラグはそんな事考えなくていいんだよ。
もう少し、大きくなったらで、な。
大丈夫、FUJI-2は、みんなでゆっくり治せばいいんだから。
でも、ラグはちゃんと頑張った。
"みんな"で、一緒に帰ろう。』
[掛けられた言葉に、少しだけ複雑な感情が入り混じりはしたものの、
やっと安心しきった様子で、
小さなその子は、白衣の袖を掴み、涙に濡れた肌を胸にうずめた。]
……うん
[去り際に、『二人だけの秘密の言葉』で、そっと。]
お姉ちゃん
また、遊ぼうね
[その言葉は、彼女に届いただろうか。
その手は、"親"の手を握り、
もう一つの手は、いつの日かの飴を握り、
幼い蝶は、静かに立ち去った。
いつか、"成長した"姿で、再び皆に会える日を胸に抱いて。]
[3-BISHの研究員の報告により、δ922は無事に回収された。
彼の産み落とした幼生も全て10-SIVAが回収し、
この事件については波風を立てる事なく、収束した。
ように思えただろう。
幼生の卵の一つを一匹の蜘蛛が盗んでいた事は、
今はまだ、誰も知り得ない。]*
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