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亡国の姫 アノール に 1人が投票した。
基地の外 レティア に 3人が投票した。
元近衛兵 リッター に 2人が投票した。
基地の外 レティア は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、陰陽師? グローク が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、亡国の姫 アノール、元近衛兵 リッター、二重人格 サンとルナ、声を失った ライカ の 4 名。
フン、あのキチガイが処刑されたか…まあ、静かになったかねえ。
あの陰陽師…陰陽師としての腕は明らかではなかったが…
少なくとも宇宙人ではなかった、ってコトかよ。くそっ!
…いつまでこんなままなのかな。
もう二度とルナと顔を合わすことは出来ないの?
『…』
どうしたら宇宙人に追われなくなるの?
調べなきゃ…どうにかしなきゃ…生贄になんてなりたくないっ…!
…また…また誰かがいなくなって、誰かが死んじゃったね。
次は誰がいなくなっちゃうの?誰が死んじゃうんですか?
…もう…誰にもいなくなってほしくないです!失うのはいやぁ…ッ!
断られた…否定された…僕が、否定された?
はなしかけるなって…。
同じだ。あの人達と。あの人達もそうだった。
あの人達もそうだったんですね…って違う!
あの人達は悪くない!悪くないんです!悪いのはそれに気づかなかった私なんです…!
なんでこんな気持ちを思い出させるんですか!?ずっと閉じ込めてたのに…!
…そうだ。あの人も食べてしまいましょう。嫌なことを思い出させる人はみーんな食べてしまいましょう!
そうじゃないと…そうじゃないと私は…!
ねえ、ルナ。
ルナは…覚えてるかな…
「ずっといっしょにいよう」って、約束を…
ひとつの体に閉じ込められちゃうなんて、こんな皮肉な形でそれが叶ってしまうなんて…。
でも、違うよね。
このままじゃ、あなたと手を繋げない。
このままじゃ、あなたを抱きしめられない。
このままじゃ、あなたの笑顔が見られない…!
私の"光"が残っているうちに…
必ず元の体に戻ってみせる。
そのためにも…生き残ってみせる!
「おねーちゃん!おねーちゃん!!ミコトおねーちゃーん!」
「もうやだやだやだやだ!」
「ヒトが…またライカの目の前でころされたんだよ…」
「…こわいよぅ…もう、ここはイヤ…」
「こんなにこわいのに、おねえちゃんはどうしてつれもどしてくれないの?」
「ライカのこと、キライになっちゃったの?」
「ライカ、もうここにいたくないよぅ…」
「…おねえちゃん、たすけて」
「おねがい…ライカ、一生のおねがいなの…」
チッ…、どいつもこいつも殺されたくないなら、宇宙人のクソ野郎をぶっ殺すしか無えだろ。…ただそれだけなのにうるせェな。
…ふん、彼の方の為に…、俺は…。
……くそ、絶対あいつらだけは許さねえッ…!
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