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うん、おじさん。やっぱり私もお手伝いするよ。
旅は道連れ、世は情けってね。
[そうして、改めてバケモノの姿を観察するのだけれど。]
・・・っても、あれじゃあ撒き菱なんか効きそうにないよねぇ。やっぱり直接斬るか、焙烙投げるか、矢を射るか・・・。
[足止めの基本は撒き菱や落とし穴なんだけど、あんなのにはあんまり効きそうにない。しのびの戦闘術は基本的に対人用だからさ、対バケモノ用とか想定されてないからさ。
やっぱり有力なのは焙烙かなぁ、なんて呟きながら少しずつ接近する。]
・・・っ。
[アーネストだったものは先ほどから私に向かって突撃してくる。
やろうと思えば他の者へ攻撃出来るというのに・・・。
何とか突撃をかわしてはいるが、この状況を何とかしないと・・・。
そんな中、アロールとの通信は続く>>51>>52]
ああ、覚えている・・・。
[あの時、後でアロールに聞こうと思っていた事だった。]
・・・。
[アロールの行動は兵士としては失格であるかもしれない。
兵士が感情におぼれるなんて戦闘の邪魔にしかならないと考えている。
私もかつてそうだったかもしれない。
でも今の私はそれも悪くないと思う。
私も戦闘用のアンドロイドだというのに・・・。]
何を言っているアロール・・・もうすでに私達は・・・
[こうなれば、私はアロールのためにもここでやられるわけには行かない。]
姐様!
わたしはここにいる、私をそこまで殺したいのならここまでついてくるですよ!
[アーネストにそう挑発をすると、一目散でバイクの方へスケートを使って走りはじめる。
私の挑発によってアーネストは轟音を立てて私の方へついていく。]
玲子さん、―出来れば誰かから離れないで欲しい。
[そう言いつつチェーンソーを構えながら、じわじわと接近する。]
あいつの足を潰す…一瞬でいい。
[>>57もう一人も仕掛けるようだ。狙う。]
[ 擦り切れかけていたものは、争いと言えど戦争とは言い切れぬこの場に喚ばれた事により、少しだけ、心を取り戻す。]
《友達だよ、ナビ》
《約束》
[ そうして、心底安心したように──]
― 研究所・地下の一室にて―
[この世界を救う希望になるワクチンが存在すると言ったのは神父の憶測であり出鱈目である。
生命体兵器を利用する為だけなら教団は"ある物"を用意していたのだから。
神父が研究所を探索していると一つの部屋に辿り着いた。神父がその部屋に脚を踏み入れると天井の灯りがついた。灯りを付けた人間がいるのかもしれないと神父は短機関銃を構えたが、部屋には誰も居なかった。音が反響する程がらんとした大きな部屋だ。
カツンカツンと神父の足音が部屋に響く。部屋の床一面にはXXXX研究所の象徴であるロゴのマークが描かれていた。部屋の中央へと神父へ向って歩く。神父の脚のつま先がロゴマークの中心を踏むとカチリと音がした。床のパネルが開き、其処から低い唸り音を発しながら複数のモニターと一連のハイテク・ワークステーションがゆっくりとせり上がってきた。]
[幾つかのワークステーションが部屋をぐるりと囲む。おもむろに神父はステーションに近づく。すると、ワークステーションのモニターにひとつがいきなり明るくなって何処か別の場所の光景を映し出した。
モニターの中では、黒髪を二つに結んだ少女がぐったりと寝台に横たわっている。*]
……ナビしか狙わない、か。
[確かに、と。マッカラーの示唆したことに同意する]
知性が云々といっていたが……、
アーネストの記憶、幾らか残っているのか……?
[確かに、あの二人は親しそうであった。
ナビへの執着があるのなら、あるいはそれを利用できるかもしれないが]
……旅の道連れならば、まだいいが。
好んで、死地への道連れになりたがるかね。
[手伝うというミナワの言葉に、溜息吐いて]
……まったく。
私はどうも、君に借りを随分と重ねるようだな。
――返すまでは死ぬなよ。借りっ放しでは、私の名折れになる。
[くつり笑って、弩を構える。あの速さなら、剣よりはまだマシだろう]
[アロールからは見えただろうか?
蜘蛛状の機械を取り出す。]
大丈夫よ。
私に全て委ねて。
貴方は怖がらなくて良いわ。
【心を痛めることもない】。
…………、少しの間、眠るだけよ?
[Black Sun爪痕で、アーネストに薬弾を射ち込んだ行動を見ていないアロールは、その言葉をどう受け止めただろう?]
そうです姐様。
さあ、私をつかまえるですよ!
[そうやって私はアーネストの注意をひきつける。
別方向からの攻撃を加えやすいようにさらに挑発する。]
……ホウロク?
ああ、あれか。あれも、もう少し威力があればいいが……、
[車の残骸に視線をやる。
まだガソリンとやらが残っていれば、巻き込めるかもしれないが]
……まあいい、ないものねだりをしても仕方ないからな……、
[突進でまとめてやられないよう、ミナワから離れて駆ける。
連弩を放つが、単発の威力よりも手数を重視した矢では、有効打には程遠いだろう]
─ 研究所・地下 ─
地下なのに、どうして?
[洋館で言う玄関部分がエレベーターの入口となっている。
遠くに柱時計があるのか、小さなチクタク音が聞こえていた。
幾つかの扉が見えている。]
[どうやら青年>>61も接近しようとしてるっぽい。これだと焙烙は使わない方がいいかな。]
焙烙は、爆発よりもその破片とかで攻撃するものだから。
それから、貸しは百倍にして返してね!
[にっこり笑っておじさん>>67>>70にそう言った後、私は青年やおじさんとは別から攻撃すべく高く跳躍した。
そして構えるは手裏剣、四方手裏剣。だけど、ただの四方手裏剣じゃないんだなぁ。中心の穴に和紙を張り合わせて、その和紙の間に火薬を詰めて、さらに導火線をつけてある。いわゆる火車剣。
これなら焙烙よりは危なくないし、それでもただの手裏剣よりかは威力は上がる。
私は導火線に火を着けると、それをバケモノの足めがけて投擲した。]
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