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― クーロン・シップ発着所 ―
さあて、次はどこに行こうかしらね?
[シップの椅子に腰掛けて。
もしも、先ほど声を掛けた少年がついて来たいと言うのならば同行していたのかもしれないが。]
まだちょっと“足りない”のよね。
[“時術”の使い手、ツバキ。
それからミアも補助としては有りがたい。
どちらも、今はこの場には居ないが。
いざとなれば協力を仰げるだろうとは思っていた。]
そーねえ、後はもう少し。
[前衛の人が欲しい所と思いながら、シップの中で次の目的地を考えるのだった。]
─ マジックキングダム ─
[矢も盾もたまらず、シップ発着場に駆け込んだけれども、深夜の発着場は無人だった。
これがクーロンならば、夜も昼も関係なく飛び交い、時に個人やモグリのシップすら出ているだろうに。
ミアは、途方に暮れて立ち尽くした。
そんなミアに、夜の散歩をしていたらしいぷよぷよした不定形のモンスター>>0:15が話しかけてきた。
聞けば、彼?彼女?の大事な人が旅に出てしまい、時々こうしてふと心配になって眠れなくなってしまうのだと言う]
大事な人が傍にいなくて眠れない気持ち……。
[そんな気持ちを、もし自分に抱いてくれている人がいるとしたら……それは誰だろう?
そして、自分がそんな気持ちを抱くとしたら、誰に対してだろう?]
[ミアが涙をこらえてうつむいていたら、ユーニャと名乗ったモンスターはぷよんぷよんと慰めてくれた]
ありがとうございます。
[モンスターにお礼を言うだなんて。
銀翅の君が知ったら、愛想を尽かされてしまうかもしれない。
それを恐ろしいと思いつつ、どこかでそれもいいと思っている自分がいることに驚いた]
図書館……?
[勉強熱心な学生のため、それは深夜でも開いている施設だという。場所柄、魔術の本が中心だが、他の術の知識もあるだろう。そこに行けば何か有効な手だてが見つかるかもしれない]
[もう一度モンスターにお礼を言うと、ミアは教えられた図書館へやってきた。
夜も遅いというのに、術研究熱心な学者や学生が多数いて、議論やら調べものに熱中していた。
ミアが入って行くと、一体どんな方法で気付いたのか、妖魔だ妖魔だと囲まれ、何をされるのかと身がまえていたら、妖術についてあれこれと聞かれた。
人間には資質を得られない妖術。それも魔術と相反するとしたらなおさら興味の対象なのだろう。
妖術を見せてくれとせがまれたので、ミアは素直に一番得意な妖術を使ってあげた]
<ファッシネイション!>
[ミアに魅了された学者たちは、それはもう働きアリのような勢いで絆の指輪や、それの効果的な利用法について調べ出し、小一時間もしない内に結果を出してくれた]
「想いのルーン」……?
これを刻めばいいのですね。
[指でなぞる印は消えてしまうから、所持してはいるものの滅多に使わない妖魔の剣を発現させ、その切っ先をそうっと指輪にあてた。
想いをこめるように、線を、刻んで]
[どうして、ここまで来たか。
何故、ここまで来たか。
ミアが本当に、笑っていられるのか。
幸せでいてくれるのか。
ラス・アルゲティを試しにきたのだ。]
……?
[一瞬、ミアのことを感じた気がして。
周囲を見渡してみるが、ミアの姿は無い。
何かを囁かれるような、不思議な感覚があった気がしたのだけれど。]
あ……!
[その瞬間、伝わってきたまぼろし。
見慣れた正門。白亜の宮殿。
記憶の中のそれとは何かが違った。何だろうと考えて気付く。視線の位置が、高い。
まるで男性のように大きくて。
分かった。これが、「想い」なのだと]
ケヴィンさん……むり……だめです。
その方は、ひとりで立ち向かっては、だめ。
敵うはずがない、ころされてしまいます……!
[今度は、気のせいでは無かったと思う。
行かないで、と。
そんな"想い"がどこからか伝わってきた気がして。
そこへ、下級妖魔の"襲撃"が来たようだ。]
……。
[それでも。
ケヴィンは、構えた。]
[このリージョンは、幾つか他のリージョンと異なる点があった。周りのリージョンとの交流が無かった為、一部の認識が違っているのだ。
例えば、このイリーナは自分の種族をエスパーだと名乗っている。
これは、このリージョンにおいては後天的に術の素質を得る術が無い為、術の素質が無いヒューマンを人間として、術の素質のあるヒューマンをエスパーとして、素質の有無を種族の違いとして捉えて居た事に起因する。]
っち、次から次へと数は少ないけど……モンスターにロボットか!
[塔を登り、次の階層への扉を開けば、貴族と自称する妖魔が挨拶代わりに、視線による魅了を仕掛けてくる。妖魔とモンスターの区別が付いていないのも、このリージョンの種族認識の特徴と言える。
歯噛みして抵抗し、大きく踏み込んで素早く接近しての飛び膝蹴り。
それで貴族を沈めるも、貴族のそばに居た鋼鉄のメカが此方へ歩み寄ってぶん殴ってくる。腕で防いで吹っ飛び、荒い息が漏れ続ける。]
[ミアの声が、止めている。
下級妖魔相手にならば、今のケヴィンは難なく蹴散らせた。この程度の相手なら、ジャッカルの方が何倍も強かったから。
それでも、ラス・アルゲティに敵うか、と言えば。
ケヴィンは、そのままでは勝てないだろう。]
[――ケヴィンは、"実験体"だった。
空術の資質保持者を戦闘員にする計画。
これは、ケヴィンの実験の"失敗"を経て動かされた計画だった。
不思議空間、トワイライトゾーンの発現。
これが実験の目的だった。
その空間では、戦闘員やモンスターの能力は3倍になるのだ。]
どうして……。
どうして……??
[ミアは指輪を通し、ケヴィンに向けて語りかけた。
行かないでと、あの方には敵わないからと。
なのに、ケヴィンは引き返さない。
ごめんと言って、それでも逃げない]
どうして、そんなに、あなたは……!
[どうしてそんなに見苦しく戦うのか分からない。
絶対的な強さを信じようとせず、生まれもった違いを認めようとせず、
なぜそれでも天に向かって歩こうとするのか。
それはミアにはない形の、
つよさ]
[――五体、六体、と次々襲い掛かる下級妖魔と戦いながら。ミアのことを、想う。]
……。
[動きは静かに、流れるように。
一つ、また一つと宮殿の奥へ歩みを進めていく。]
[心術、覚醒。
己の潜在能力を引き出し、全能力を発現させる術。]
……っ!
[ミアから、伝わる"想い"に。
ケヴィンは、湧き上がる力を感じた。]
─ マジックキングダム ─
[ついに指輪を抱きしめてぽろぽろと涙をこぼし始めたミアに、術士たちは慌てながら次の方法を考え始めた]
テレビ放送で……助けを求める……?
[ゲートでコルネフォーロスに直接ミアを送り届けることも出来るが、それでは帰る方法がないかもしれないし、そもそも連れて逃げる事さえできないかもしれない。
それならば、誰かシップや戦闘力を持っている味方を募り、一緒に行ってはどうかというのだ]
リージョン・スター・チャンネルに、わたしを送って貰えますか?
[おれがおれが、と何本もの手があがった。
良く見たら魅了をかけていない術士の手も挙がっていたが、あまり深く考えない方がいいかもしれない]
─ リージョン・スター・チャンネル ─
[放送枠を一つ、借り切ってミアは歌った。
秋が来て、雪が降り始める。
昆虫が眠り、銀の翅を持ったスズメバチもまた眠りにつく。
静寂の時間だ。暖かい家で、大事な人と手を繋ごう。
事情を知らぬ者には、ただの歌に聞こえるだろう。
でも、ミアが誰のものであるか、知っている者ならば、それは。
反逆のうた]
― シップ内部 ―
……歌?
[どこにもまだ動かずに居たメイアルだったが。
近くのTVから聞こえてくる歌声は聞き覚えのある彼女の歌だった。
その歌声が響いていく中で。
その意味を悟ったかのように肯くと。]
出港の準備を整えなさい。
目的地はスター・チャンネル。
そしてその後は――
[最終的な目的地を告げる。
その刹那、下級妖魔達は一様に肯いていた。]
― リージョン・スターチャンネル ―
[派手な外見のシップで乗り付ける。
その時にはメイアルだけでなく、他の下級妖魔も戦闘の準備は整えていた。
驚きを浮かべるマジックキングダムの術師や放送関係者を制するように片手の幻魔を掲げ。]
ファシナトゥール黒騎士団、白き翼のメイアル。
可愛い妹姫の歌に応える為に来たわ。
道を明けて、私の妹姫を連れてきてくれるかしら?
[そうこうしている間にも、指輪からは襲撃の気配を感じる。
戦っている。好きだと想ってくれているひとが。
焦りを押し込め、ただ、
生きて、倒れないで、折れないで、
いま、行くから、と。
その思いを込めて、歌った。
気づけば、目の前に白い方>>119が立っていた]
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