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安部 御門 に 1人が投票した。
霜月 半葉 に 1人が投票した。
玉繭 紬 に 8人が投票した。
玉繭 紬 は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、アーチャー が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、安部 御門、霜月 半葉、Souffle (スフレ)、四方天・ウィルフレッド・転、セイバー ポンヤウンペ、宙野 遙水、ランサー 森長可、バーサーカー 舩坂弘軍曹 の 8 名。
[拠点に戻ってきたのは、それからしばらくの後。
ご飯を食べて眠りについたのはいつもより早い時間だった]
……や、やめ、……とう、……さ――――。
[痛い、熱い――キモチワルイ]
や、だ、もう、もう、
[私に、もっと魔力があったら。
魔力がなかったら。
この、力は]
痛い、痛――
[最後に、魔術刻印を移植したのは、お腹だった。
――――胎]
[12歳の、終わり。
魔術刻印の移植が、思ったよりも長期間になったのは、それだけ量が多かったからだと、思う。
幼い頃は何とも思っていなかったそれが、その頃になればとてもキモチワルイもので、触れる肌の感触が、身体に入り込んでくる刻印が、余計に移植を長引かせた。
共感状態が上手く行かなかったせいか、それとも移植した箇所のせいか、13の時に子どもが出来ない身体であることを、知った。
ほっとしたのは、確かだ。
自分の子に、同じ事をさせなくて良いとわかったから。
姉には魔力はなかったのだし、自分で終わると思っていたから]
[姉が結婚した後、母が言っていたこと。
あの子に、子どもが生まれたら――。
どうするんだろうと思った。
母は魔術師の家の出で魔術のことは知っている。魔術師では無かったけれど。
移植の時に、どれほど私が苦しんだのかは、知らない。
今となっては、移植の痛みそのものはたいしたものではないと思えるけれど]
痛い、痛い、痛い、……とうさん、やめ、て、もう、もう。
[夢は、痛みを伴って現れる。
暗示を、かけ忘れてしまったから。
――最悪だ。
けれど夢だというのにそれは、朝まで覚めないんだ。
声は夢だけでなく堅実にも響く。
恐らくは、扉を挟んだ向こうの部屋まで]
―ナカバの消えた後―
[じっと、しばらくその場に佇んでいたが、
ウィルフとふたり、顔を見合わせると頷きあい、]
―――なさねばならない。
[少年は、決意を再び口にする。]
― 南ブロック/拠点 ―
松平元康……か。
[すっかりと夜も更け、虫か何かのじりじりという音が辺りに流れてくる。夕食を摂っていた頃にはまるで聞こえなかったこの音が、するりと屋内に入り込んで居座ってしまうために、夜の静けさが殊更に目立ってたまらない]
父上が知らぬはずがない。秘したまま死んだか。あるいは兄には明かしておったのかな?
[長可は霊体化した状態で佇んでいた。魔力の消費を抑え、回復に努めるためだ]
かもしれぬ。本来ならば、俺に鉢は回って来ぬはずだった。
[兄可隆は数え十九で亡くなり、直後に父可成が数え四十八でこの世を去った。その報を聞いた時、まさかと思ったものだ。兄も父も英気に溢れ、殺しても死なぬ男だと信じていた。そうではなかった]
そも、若殿とてあそこでみまかられるとは思わなかったが。
[彼が家督を継いで十二年後、もう一つの「まさか」が起きた。本能寺。明智光秀の謀叛によって、織田家は一瞬にして当主と嫡男を喪ったのだ。嫡男織田信忠は、まだ数え二十六だった。
森家にとっても、本能寺は「まさか」であった。「乱丸」の名で知られる成利、そして更に長隆、長氏と、彼の弟たちが悉く討たれて屍となったからだ。六人からいた男兄弟たちは、次男の鬼武蔵と、不出来な六男忠政の二人になった]
どいつもこいつも十代で死におって。せめて順番通りに死なぬか。
[そう毒づいたが、当の彼が数え二十七で死んでいる。他人の事を言えた義理ではなかった]
[じりじりという音が聞こえる。静けさの証だ。彼もその静けさに溶け込んで、ただじっとしている。
身体を動かさぬから、自然頭の中で様々な記憶の欠片が浮かんでは消え、流れて来ては去っていく、そんな事が繰り返されてしまう]
知っておれば、気の持ちようも変わったかな?
[今更のことを、ふと考えてしまう。だが「家康」の正体を知っていたら何がどうなるというのか。詮無き事ではないか。彼自身そう思うが、それでもつい父をなじりたくなる。八つ当たりの類であると、わかっていても]
――はて?
[じりじりという音が聞こえる。もう一つ何かが聞こえる。静かだからか。こうべを持ち上げ、音のする方を見る]
あやつの閨か。
[ただの寝言ならば捨て置くところ、どうも少し違う。なにやら気になって、遙水の部屋に足を運んだ。異音がより鮮明になり、その正体がぼんやりつかめるようになった]
うなされておるのか。
[部屋に入り、遙水を見る。「苦悶」という言葉の意味を知りたければ、これを見ればよい、そういう顔だった。夢を見ているのだろう。此処に獏はおらず、故に彼女の夢を喰らう事もない]
起きよ。
[手のひらで、軽く彼女の頬を叩いた。反応はするが、まだ目覚めない。ため息一つ吐いたあと、再び頬を叩いた。獏がおらぬならば、彼が悪夢から引き戻さねばならないだろう]
[お腹が痛い。
移植する間も、した後も、時間が経った今でも。
いつもなら、自分の魔術で抑えている。
けれど、悪夢は過去の事実はそのままに痛みだけ再現する。
そしてそれは、私を12歳の自分に戻してしまうんだ。
お腹の痛みとは別の、痛みに気付いた。
夢からたくり上げるのは、頬への痛みとそれから声]
――――……っ。
[叩かれたのは何度目だろう。
瞼を開けた]
……むーさん……。私、魘されて、た?
[目の端には痛みからかそれとも別のか、涙がにじんでいた。
それを拭って身体を折りながら起こす。
ランサーの腕に手を置いたつもりが、縋るように掴んでしまった]
うむ。よほど嫌なものでも、わき出てきおったか。
[掴まれた腕には気付かぬ風を装った。意識すれば、意地を張り慌てて離すのであろう。見ぬ振りをするのが武士の情けというものだ]
英霊が夢を見ぬ、というのは、時にありがたきものよな。
生前は嫌気の差す夢をさんざんに見た。三日連続で同じ夢を見せられた時など、辟易して起き抜けから暴れたものだ。
……そうね。いやな夢。
本当は、ずっと見てたけど、見ないようにしてたの。
全然違うのに、竹千代さんが、父親を思い出させたのかも、知れない。
なんて。撫でて貰った事なんてないけど。
[夢から覚めてしまえば、痛みはなくなっていく。
ここまで酷い夢を見たのは、本当に久しぶりだった]
なんだ、英霊って夢を見ないんだ。
霊体だから、なのかな。
[首を振って、ランサーを見上げた。よく考えれば、ここは寝室で、寝苦しかったせいか髪だってぼさぼさで、急に21歳の自分に戻る。
相手は英霊なのだから、そんなの気にすることないのに。
思わず赤くなって、顔が火照る。腕を離すとベッドに倒れて毛布で顔をおおった]
―ナカバの消えた後>>3より続いて―
このことは、
ハルミたちに知らせなければ。
[――それと、できればフナサカにも。と。
ウィルフはそう少年の言葉に付け加えた。]
……、病院にいこう。
[再び、東の病院へ向けて早足で歩を進める。
連絡は端末を使うことになるので
ウィルフ任せである。
必要ならばウィルフはタクシーも呼んだであろう。
その際、ポンヤウンペは鉄の車の異様さに目を瞬かせる場面もあり]
[病院での受付は
人が多いとよろしくなかろうと
正直すぎるポンヤウンペは席を外した。
槍の英霊と、弓の英霊。
二つの力がぶつかり合う夜、
空の彼方、鳥に似た影が還るのを見た気がした**]
−公園のそば・戦場より少し離れたところ−
[彼らの戦いを見届け、そして竹千代と名乗った英霊は消えていった]
・・・・・・
[戦場は常に勝者があり敗者がある。英霊同士といえどもその残酷さは拭えない。
消え行った竹千代に黙祷をささげ]
スフレ、一度帰還する事を提案する、であります。
もう夜明けも近い。他の英霊を打倒するという意図は理解するが、しかし戦闘後の憔悴しきった相手に襲いかかるほどこの舩坂落ちぶれてはおらぬ。
[スフレの返事を確認し、軽トラックへと戻っていった]
……そうか。
[父親を思い出したと聞き、ふと、自らの娘の事を思い出す。はて、あの娘の頭を撫でてやった事が、あっただろうか。いくさ続きのなか突風のごとく吹き去った人生、あれに何かしてやれただろうか。
そして、いつの間にか遙水に娘の面影を探し始めている自分に気付いたころ、急に遙水の顔つきがむすめからおんなへと戻っていき、真っ赤になって毛布にもぐり込むのを見た]
ふむ。
[我に返ったか、と言いかけて止め]
まだ夜も明けておらぬ。休むがよい。悪夢めが現れれば、俺がなぎ払ってくれよう。
[そういうと、部屋を出て入り口で仁王立ちした]
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