人狼物語(瓜科国)


1079 【突発RP村】やがて、世界は闇に沈む【飛び入り歓迎】


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【赤】 人造妖精 エステル

[或いは、神が選ばない限りは星《エステル》も祈りはしない。]

( *11 ) 2013/03/07(木) 22:31:06

小説家 エラリー

[両手に傘を持って、男は自室を後にする。
これほど間を置かず自室を空けるのはいつぶりのことだろうか、それともなかったことだろうか]

その前に。

[男はペンとインクを取り出し、先の逡巡について克明にメモを入れた。跳ねたインクが手指を汚し、拭われないそれが衣服を汚す]

( 123 ) 2013/03/07(木) 22:36:30

灰色翼人 ランス

 おれが───

[抜け落ちた羽根を、渡しさえしなければ。

 確証はない。
 けれどこの羽、この色……。
 因果関係がまったくないとは、到底思えなかった。]

 ……ドワイト。

 おれたち、グレイフェザーはな。
 魔物にはならない。

      ……なれないんだ。

( 124 ) 2013/03/07(木) 22:43:26

歌い手 ナデージュ

[スーさんの頭を撫でながら、スーさんの口から呟かれた言葉>>102を、思いだします。
森へ。パースさんと、カインさんが。
実のところ、あまり森の向こうへは出ていった事が在りません。
幾度か、歌をうたう為に向かいましたが、その時も移動は馬車でした。
何か良くない栄養素を吸っているのでしょうか、ここ数年で森の木々は、何だか嫌な感じに成長している気がします。
別の生き物に変わっている様な、そんな気が。

あんな場所に向かって、大丈夫なのでしょうか。
不安のせいか、吐き出す息が震えました。

すっかり眠ってしまったスーさんの寝顔を、わたしはただ、じっと見ていました。
頬を伝うその涙の意味は、わかりません。
今のわたしにはその意味を問う事すら、できないのですから。

わたしはそっとその涙を指先で拭いました。
ほんのりと暖かいそれは、スーさんがまだ、生きている証です。]

( 125 ) 2013/03/07(木) 22:45:34

歌い手 ナデージュ

[暫くスーさんの頭を撫でていましたが、わたしはふと思い立ち、そっと立ち上がりました。
埋葬に必要なものを、揃えなくてはなりません。
わたしの家にはたいしたものはありませんが、それでも、幾つかマスターとの思い出の品があったはず。

スーさん一人をこの場所に残していくのも少し悩みましたが、ほんの少しだけならば大丈夫でしょう。
酒場に来る方は良い方ばかりですし、マスターの死もそこまで広まっていない筈です。

わたしはスーさんを起こさないように、慎重に足を運びます。
それから酒場の扉を開くと、程近い家の方に向かって、ゆっくりと歩き始めました。]

( 126 ) 2013/03/07(木) 22:45:53

人造妖精 エステル

[ふわり。
───森を見続ければ、花の幻視。]

 …………。
 セルマサン、

[エステルはセルマを見上げる。]

 灰色翼人《グレイフェザー》の生き残りに会わせて下さい。

[パース>>69は名前を言っていないから、名前は知らない。]

( 127 ) 2013/03/07(木) 22:48:32

中毒 カイン

……マジで。
勇気あるな、お前。

[パースの返答に多少の驚き、けれど反対はしない。

腰に挿してあった二つの筒を、両手に握る。
短い筒の先に現れた、魔力でできた短い刃。
それを構え、踏みしめた草を蹴る。

ブーツに仕込んだ札は未だ必要ないだろう。
単純な脚力で、倒れた丸太を蹴り越え、その先へ。]

( 128 ) 2013/03/07(木) 22:48:38

灰色翼人 ランス

 おまえもよく知っているだろう。
 おれたちの種族は、長い寿命を持ちながら、実際のところは短命だと。
 おれくらいの年齢になる者さえ、せいぜい半数程度だと。


 ……おれたちはな。

 魔物化に、身体が耐えられない筈なんだ。
 実際、森で生活を共にしていた仲間は、この赤黒い羽根がほんの数本現れただけで、身体に異常を来し、倒れ、魔物のなる前に死んだ。

 だから、死んだグレイフェザーの羽は、皆ここまで痩せていない。
 こんな風になるまで生きられるなんて筈は、本当は、ない。

( 129 ) 2013/03/07(木) 22:49:44

人造妖精 エステル、メモを貼った。 メモ

( A21 ) 2013/03/07(木) 22:54:22

小説家 エラリー

[傘で両手を埋めて、教会へと足を向ける。
元々そう敬虔な方ではなかった。
世界が滅びへと向かって、一時的にヒトは神へと縋った。何ふり構わず祈りを捧げた。
それは純粋な祈りであったはずだった。どうしようもならない事態に対する敬虔な祈り。
けれど――祈りは届くこともなく。
いつしか教会も祈りの場というよりも、身寄りのない人間の頼む場所になってしまった]

( 130 ) 2013/03/07(木) 22:56:20

手紙狂い パース

[迂回したところで、障害物のない保証はない。
ならば超える。いや、振りかるものを極力避けながら、突っ切る。
目的は森を制圧することではないのだから。]

はっ!

[かけ声一つ、足を走らせる。
カインが丸太を蹴り超えるから、それに習って己も駆けた。

ポケットから取り出したのは、蒼く細長い瓶で、底には魔法陣のようなものが刻まれている。

ぽん、とコルクを抜けば、ばしゃばしゃばしゃと水が無限にわき上がってくる。
きわめて塩分濃度の濃い、海水だ。

不審な動きを見せる植物の片っ端にかけながら駆ける。
果たしてどれほど効果があるのか、分からないが]

( 131 ) 2013/03/07(木) 22:59:06

【赤】 灰色翼人 ランス

[この身が未だ、魔物にならず。
 命を長らえている理由を。

 この時はまだ、知る由もなく───]

( *12 ) 2013/03/07(木) 23:00:02

【赤】 人造妖精 エステル

[そう遠くはない昔。
ある日の出来事。病に斃れ易いフレイフェザー故によくある出来事。]

  『ばか!
   ランスが治らないなんて、そんなことないわ。
   あたしが、大きな町まで行って薬を取って来る。
   誰も行かないなら、あたしが行くわ!』

[威勢よく怒鳴ってはみたものの、グレイフェザーが長寿であり短命>>1:*11であるのはよく分かっていた。]

  『あたしは信じない。
   だって、ランスは花畑で約束してくれたもの。
   だから、あたしはランスが、
   灰色翼人一の長生きになるって信じてる。
   信じてる………もの。』

[堪え兼ねた涙が一筋、頬を流れる。
出来ることは、ランスの部屋に飾る花を摘むことだけ。
小さな小さな花畑で泣きじゃくりながら花を摘む。]

( *13 ) 2013/03/07(木) 23:09:56

【赤】 人造妖精 エステル

[ふと、雲もないのに影が落ちた。
そして、────。]

( *14 ) 2013/03/07(木) 23:11:12

中毒 カイン

[準備良いな、と得体の知れない植物相手に海水を振りまくパースを横目に。

障害物を駆け上り、その向こうを見下ろす。]

っげ。

[そこにいたのは、ずっと昔に聞いた怪鳥と同じ、ギャァという鳴き声を発している、紫のトカゲと虎の中間生物。

そして、その倒すのに苦労しそうなその生き物を捕食中の、千以上の触手を蠢かせる家一軒はある巨大花だった。]

……無理だろこれッ!!

[着地できそうな場所は、敵の花びらの上だけ。
雄しべと雌しべの代わりにある大口と捕食器官のうねりに、頬が引きつった。]

( 132 ) 2013/03/07(木) 23:13:53

司祭 ドワイト

[ギュルスタンの歪な羽。ランスの赤黒い羽。
何らかの関係を連想しないはずはなかった。

だけど、それでもこの優しい友人が、
元凶であるとは考えられなかった。
少なくとも悪意はないはずなのだ。
それなら、どうして責められるだろう]

……知っている。
灰色翼人は、繊細で。

[相手が言うことは尤もだった。
でも、それなら]

( 133 ) 2013/03/07(木) 23:16:54

司祭 ドワイト


それなら、ランス。

君は…。

[一体、何が起こっているのかと。
彼の赤黒い羽根は、
痩せた灰色の羽根に混じりがっしりと]

( 134 ) 2013/03/07(木) 23:17:41

がらくた屋さん スー

[時折――そう、時折。

何の前触れもなく涙がこぼれて止まらなかったり、
目が覚めると泣いていたりすることがある。

傍に人がいて、涙のわけを訊ねられても、
心底不思議そうに首を傾げるだけ。

ある意味、これも壊れ始めている証なのかもしれない、けれど。
触れればじわりと温かみを伝えてくるそれは、
まだ死んではいない証でもある――身体も、こころも]

( 135 ) 2013/03/07(木) 23:19:50

人造妖精 エステル

[セルマは何と答えただろう。
何にせよ、森に入れない限り元来た道を引き戻す事になって。
村の建物が身を寄せ合う一角に戻って来たろうか。
ここから湖の方面へ行けば、途中に墓地と教会があり、セルマの家と湖がある。]

( 136 ) 2013/03/07(木) 23:23:19

手紙狂い パース


何泣き言を言っているんだい!君、なさけな―

[カイン>>132と同じものを、見下ろして]

君。

……迂回しようか?

[ちょっとナメテタかもしれないなあ、なんて。]

いや、無理じゃないかもしれない。
ほら、君の脚力にモノを言わせて――

……。

[謎の動物を、謎の植物が喰らっている。
そのお食事に夢中なようで、こちらに気づいてないらしいことが幸いだろうか。]

( 137 ) 2013/03/07(木) 23:27:18


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