情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[少女は世界の秩序を知らない。
ただ知っているのは自己基準の情と歪な視点。
語られる彼女の生は、思い描けばとても苦しい。
この冷たい風はきっと。
愛も憎もひっくるめた全ての感覚を麻痺させるための風]
汚くて醜くたって。
綺麗なままのリヴリアなら。
私はリヴリアには会えなかった。
私は今のリヴリアしか知らない。
[醜さを見詰めて、自分を捨てたくなるほどに
苦しみに溺れても命灯を断つ事ができない]
……わからない。
忘れちゃったから。
[ダハールの言葉に、穏やかな笑みを浮かべて少女は答える。
"たち"が指す言葉。誤解が生じていることが悟れるほどに少女は聡くはない]
後悔してからじゃ、遅いんだよう。
[もう後悔することもできない少女は、そう言って笑う]
うん、やっぱり花冠、ダハールちゃんも似合うよう。
でもそれは、リヴリアちゃんのだから。
ちゃあんと、渡してあげてねえ?
生きるのって、苦しいね。
心を掻き立てられずにはいられない。
静けさを求めても、手に入らない。
――……いこう?
皆、現実の世界に戻ってる。
それはリヴリアの望む人、全員にできるかは判らない。
それでも。
まだ、会える、触れられる。
[背伸びして両手で頬に触れる。
白蛇は手首に巻き付いて主をじっと見詰めていた。
ベリーはただありのままの少女を映して。
涙を掬い、腐り凍り付きかけている体を抱き締める。
幼いままの体で、精一杯に、強く]
ずっと、生きていかなくたって良い。
終わりの場所を探すためだけの生だって、良い。
リヴリア=ブロアはここで死ぬ。
そうすれば、貴女はただの貴女になれる。
そうして。
ただの貴女として死ねる場所へ、旅立つの。
それが何処か、私にはすぐには答えられない。
だから、今すぐ貴女をその場所に連れて行く事はできない。
でもね。
貴女がそこを見つけるための場所に。
私は連れていってあげる。
それが、私にできるたった一つの事だから。
………そっか……
[聡くても、俺はここでブロアを名乗っていない
だから、気づかないのは当然だ。
きっと、家族か誰か、と思ったのだろう。
実際は、現在空白となっている
ブロア家当主と言う 役割、なのだ。]
後悔って言うのはね、
IFを思って夢見るから、できるんだよ。
もう、俺には現実しかない。
[もしも、あの時〜していたら。][それが後悔。]
[最初から、俺には夢はなかった。
姉の夢で知ってしまった、
それは別世界、IF世界。
現実は、ただただ事実が横たわるのだ。
そこには反省とその反映しかなく。
後悔の甘く苦い自己嫌悪という名の
自己憐憫に浸る余裕などないのだ。]
[望むなら、渡り鳥は。
リヴリアという名の少女を殺めよう。
そしてただの少女を連れて帰ろう。
家も苗字すらも何も持たないただのグレートヒェンは。
誰かを殺したって、平気。
どんな批難も責任も。
受け止めて傷がつくものはないし失うものも何もない]
ここは、寒いよ。
それに、疲れたでしょう。
[凍えた心。
暖めるにはこの場所はきっと彼女には苦しかったのだ。
夢の中でも仮面を被り続けて。
安らぐ事もできず今まで磨り減ってきたのなら]
……だから、俺は男だって。
[俺は、身体を起こすと
仮面をかぶる前に、ハルに笑って
頭を一つ撫でて。
そうして、仮面をかぶる。
花冠……いや、ブロア当主として
最初の仕事]
[そこから掬い上げて。
暖かい場所へ、眠らせて上げる事を。
ねえ、かみさま。
もし存在しているのなら。
無慈悲な貴方だって待っていてくれるでしょう?]
[家族というのは、時に身勝手である。
延命治療の拒否をする本人に
延命治療を施すが如く。
”どんな姿でも生きてほしい”
美談でもあるが
……当人を苦しめる枷ともなる。]
[けれど、除名により
リヴリア=ブロアは死ぬ。
残るのは、私には名も知らぬ女だ。
生も死も、好きにすればいい。
noblesse obligeとして
治療費の施しが必要ならば好きにすればいい]
[2人を包むように広がる翼を丸めて。
少しの温もりを分け合いながら、少女を促す。
この風の止まる場所へ。
まだこの世界に留まる者がいるであろう場所へ。
まだ。
花畑の形を保つその場所まで]
→ おはなばたけ ―
だあって、ダハールちゃん、花冠かぶるんだもん。
[くすくすと楽しげに少女は笑う。だけど、と穏やかにダハールを見つめた]
だけど、なにかを決意したみたいにみえるダハールちゃんは、ちょっと男の子に見えるよう。
[何を決意したのか、少女にはわからないけれど]
[冷たくなった翼に何処から落ちてきたのか、
ぱたりと温かい雨雫が一つ降り注いだ。
月の光を閉じ込めたそれは凍った翼に染み透る]
――……ハル、ダハール。
[道化師だった少女を支えながら。
貴方達はどうするのか。
そう問うように、渡り鳥は2人に視線を投げ掛ける]
[娘が私を見て笑う。記憶をなくし続ける娘だ。
彼女は私が守るべき領域の民ではないが
一人のか弱い少女だ。]
……ムラサキ、ツユクサ……だったか?
けれど、花のない、例えば、月桂樹の冠なら
いただこうか。
[赤いローブは、今はその形を変えて。
立ち上がれば、地に伝う裾、所謂道化師のそれとは
全く形を変えていて。]
………ありがとう、常春の。
そして、さようならだ。
君の花園がいつまでもあり続けることを
[私に祈れるのはここまでだ。
そう言って、私はもう一度頭を撫でてから
背を見せて歩く。
その視界に渡り鳥と女の姿が見える。
そう、あの女自身に
まだ除名の件を伝えていないか。
私は花冠を手に近づいた]
もし叶うなら。
ちょっとだけ、私のために泣いて。
グレイヘンはそれで。
きっと、生きてきた中で一番幸せになれるから――*
さようなら、ダハールちゃん。
月桂樹は、ここにはないなあ。
ここは、お花畑だから。
[ダハールの様子が変わったことには触れず、少女は変わらぬ笑みを浮かべている]
ありがとう。
あのね、ハルね、
[ダハールの背中に向かって、少女は笑って、言った]
ダハールちゃんのこと、大好きだよう。
……忘れちゃうくらいに。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新