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[リブリアの頭を撫ぜると、立ち上がる。
今日はそのグレートヒェンの墓をみたいという少女が訪問してくる日だ。
その昔、自分が面倒を見た子が、子供を連れてくるという。
……そういう幸せをだってあるのになぁ、と、つい思ってしまう。
何人もの少女を見送ってきたというのに
彼女は人一倍気にかけてしまう]
リヴリアは、幸せ?
[おせっかいで未だに童顔といわれる女医師は、ゆっくりと彼女のそばを後にした*]
[どうしよう?
何を、何から話そう?
先に名前言う? それとも謝った理由からにする?]
……… あ、の。……っ!?
[手を握ったままぱきりと固まっていると、
――聞こえた。息に混じってかすかに何かを言おうとするのが]
な、に?
[酸素マスクの恩恵を受けられなくなった身体はさっきまで苦しそうに喘いでいて、
比喩でなく死にそうなほど苦しんでいるのに、
それでも手を握り返している。
それでも何かを伝えようとしている]
[この手は今、
すごく尊い思いを持つ人の手を握っているんだと思えば、
指先から全身にかけて痺れるような思いがきた。
実際に痺れてはいないから、
花飾りの少女の言葉を聞こうと顔を近付けることはできる]
ば か ……―――
[そうして聞こえた言葉を一字一句間違えずに復唱した後、
急速に顔を赤くしていった。
なんだろうこの、してやられたような気分は。
彼女にそのつもりはないかもしれないけれど]
…………ん、 ばかで、ごめん。
[きっと自分はこれからも、彼女が死なないことを望み続けるだろう。
その日、少女はひとつの星を見つけた*]
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