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せっかくだからここにも…!
[倉庫の隅にこっそりと、色付きロウソクで「私参上!」と落書きしておいた]
ところでイズミさんがいないよねー?
部屋に戻ったのかな。色々話したかったのに。
[辺りを見回して]
[喜びに湧く仲間達のひとりひとりと擦れ違いながら
サリィの姿を探すけれど、みつからなかった。
『忘れないで』とせがまれたのに、彼女の事を忘れてしまっていた自分。
『忘れている』と気づいた時の哀しさが再び、胸を過ぎった]
……まさか、……
[『彼女を忘れた罰として、彼女が消えてしまったのでは』
不安ばかりが降り積もり、顔色を失っていく。
倉庫を出て、あてもなく走り出し]
―――…サリィ!!
……サリィ…、……サリィ――!!
[いつしか、再び粉雪が降り初めていて]
[倉庫を出ると、足は自然と湖畔に向かう。
ボート乗り場近くまで来た時に、ふと気付いて空を見上げた]
………雪、………。
[いつの間にかちらちらと雪が舞っていた。
雪の降る湖畔も素敵だな、と半ば現実逃避の思考が働いて。
写真を撮ろうと携帯を取り出した。
けれど、開いた携帯の待ち受け画面はそんな逃避も許してはくれない。
白いビオラ、送れなかったメールにも添付していた、彼にもらった鉢植え。
ランスと出会って、初めて彼と会話した時の、思い出の…]
………っ、………!
[つぅっと涙が頬を伝う。
携帯を抱き締めると、その場にうずくまった]
[アンナがうろついてるのを見つければ、瞬間氷のように固まるも]
――あの…―…迷ったんですか?
[戸惑いながら、そんな言葉をかけたかも]
あ、イズミさん!
…今回は迷ってないですよー?
イズミさんがいなかったから、どこに行ったのかなって。
[イズミに声をかけられ、振り返って]
あ、イズミさん!
…今回は迷ってないですよー?
イズミさんがいなかったから、どこに行ったのかなって。
[イズミに声をかけられ、振り返って]
あ、イズミさん!
…今回は迷ってないですよー?
イズミさんがいなかったから、どこに行ったのかなって。
[イズミに声をかけられ、振り返って]
―――……!
[「どこへいったのかなって。」
聞けば、驚いて目をぱちくりさせたか]
ああ…すみません。
ちょっと。いろいろあって…
[誤魔化す。謝ってまわろうか?なんて思っていたのだけれど。何故かアンナには知られたくなかった。]
――そーいえば…
アンナ先輩、あのあと誰かと仲良く出来ました?
[急に他愛もない話をしたくなって、「素敵な恋がしたいなあ」の話題を思い出す]
そうなんですかー
いろいろあるんですね。
[余り気にせずに返して]
あ、そうです。
あの後は、迷子になってたらユーリさんとホッケーをやって、負けちゃったけどすっごい楽しかったです!
部屋まで送ってもらえたりして、優しくていい感じですね。
ヒューゴさんとランスさんはアーニャさんとサリィさんの彼氏だし。除外して…
あれ、後の人はほとんど話してない人ですね。
レネさんのプリン美味しそうだったけど、豆腐が混ざってたのは残念でした。
[あの後の事を思い出しながら]
そうですね。怨霊は居なかったですよ?
[冗談めかして答える。
「普通」の会話に照れくさそうに]
…ユーリ…――あ、ああ……
[マリーベルと…とかなんとか。最後に少し首を傾げた]
豆腐?
怨霊はいないんですか…
枕投げした後にネッドさんがおかしくなって、蹴り入れられたりしして。
記憶もないって言ってたし、怨霊のしわざかと思ってたんですけど…
[やっぱり酔ってたのかな?なんて考えながら]
あれ、ユーリさんに会ってないです?
[首を傾げつつ、豆腐の方には]
プリンが置いてあったんですけど、その中に豆腐に砂糖がかかってるものがあって…
それを取っちゃったんですよ、プリンだと思ったのにガッカリしちゃいましたよ!
[豆腐を庭に埋めたのは言わずに]
……――きっと酔ってたんじゃないですかね。
(ナイトのしわざだわ…)
[いろいろと哀れな気持ちになり、さらにネッドの株を下げておいた。南無]
そうですね、会ってないかも…。
一方的に見たことはあるんですが…。
――ふふふ。
じゃあ次はちゃんとプリンにするように言いつけないとだめですね。
[豆腐とプリンの話を聞けば、小さく笑った]
[アンナが隣に座るのを感じつつ。視線を落とし、爪をいじりながら。
―――アーニャと、生徒会長。
マリーベルと、ユーリと、レネ。
ランスと、サリィ。
アンナ先輩。
ネッド。
―――それから……]
先輩。こないだの話ですけどね。
……――幸せな恋とか愛とか友情が。
あるかどうかは知りませんけど。
……あったらいいな、とは…思いました。
やっぱりそうですよねー
ネッドさんが飲みそうな時は、離れておかないとですね。
…あれ、そもそもお酒を飲んだらだめなんじゃ…
[今頃思い出して、手違いでお酒が混ざってたのかな?なんて考えつつ]
そうなんですか、意外と会ってない人いますよね。
話してみたいなって思うけど、なかなか機会がないですよね。
今度レネさんに会ったら、プリンに豆腐を混ぜたら駄目ですって言わないとです!
それ以外は美味しかったんですけど。
[前に食べたクッキーとおにぎりの事を思い出して]
友情は私とですね!
って言いたい所ですけど、どうでしょうか。
あれ、恋とか愛とか…イズミさん。好きな人が出来ました?
[イズミの様子をじっと見つめて]
……なんでしたっけ、今社会人だからオッケーみたいな?悪い人ですね。
[ひどいことを宣いつつ、機会がない、の一言には頷いた]
なんでお豆腐が混ざっていたのかのほうが疑問ですけれど。
美味しいんですねー…食べてみれば、よかったかな…
[ぼんやりと、静かに述べた。それから]
え……
[友情は私とですね!と明るくいう相手に目を丸くした]
あっ―― ……えと… あの…
あたしこんなですけど……
いいん、ですか…
[動揺して口をパクパクさせていると、追撃が。]
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