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村の設定が変更されました。
演劇部 アールグレイ は、見物することにしました。
村の設定が変更されました。
[相変わらず出たり入ったりが激しい生徒会室で、
電気ポットからお湯をマグカップ(専用)に注いであたたまっていると、窓の外は僅かな粉雪が]
…――雪見か。いい頃合いだ。
[雪見温泉、月も見られるなあなんて、…発想がおじさんである]
[窓の外で帰宅する生徒を眺めつつ、頭を過るのはトロイの事だった]
………
[来たくないのなんて、普通の神経をしていれば当たり前なことくらい学習済みである。――現に、シニードは双子の妹をよこしたのだし。
となると、参加するうちのほとんどが不参加になることもありえたのだから、まあ、感謝なのである。]
退くのも失礼だとセンセは言っていたし…
[それでも、デリカシーがなかっただろうか、と考える。
参加した皆が少なくとも、楽しんで貰えればいいのだが――…]
――…ん…、……
[寒い。ふるりと一度、身を震わせる。
ぼーっとした思考のまま窓辺へと視線をやれば
やわらかな粉雪が降り初めていた]
…はよ、……ヒューゴ。
[おはようには程遠い時間ではあるが。
窓辺へ腰掛けるヒューゴへ、眠い目を擦りつつ
声を掛けた]
おはよう。
……こんにちは。か。
[挨拶は大事らしい]
薄着だな…
寒くないのか?
[肉薄なせいでそう感じるのかもしれないが、
わずかに震えるランスを見た]
[挨拶を訂正され、小さく笑った。
ヒューゴらしいな、そう感じて]
……寒い。
…つか、雪降ってるもんな。
[カーテンを背へ掛けたまま、むくりと起き上がり]
…なんか、難しい事考えてたろ。
あんま、…考え込むなよ。
[根拠は無いけれど。
窓辺の彼が何処となく、悩んでいるようにも見えた]
何か……
[寒いと正直に告げられ、羽織るものはと探したものの、かぶってるカーテン(そもそもカーテンを防寒にするのはどうなのかとも思うし)を剥ぐわけにも行かないし]
これ。
まだ使えるはずだ。
[ポケットに入ってたカイロ(使用中)を放った]
え。
…―――そう、見えたのか…。
[刹那、視線逸らしたものの頷く]
…ん。
…お、サンキュ。
[放物線へ描いて飛んで来たカイロを、ぱふ、と受け取る。
暖かい。揉み解して指先に暖かさを拡げていった]
…アーニャと進展、あるといいな。
[ニィ、と薄く笑んでみる。旅行のこと。
進展していないもの、と勝手に決め込んでいた。
尤も、自分もさしたる進展は無いはずだが]
[とかたわいもない会話をしつつ
勝手にカップを探して茶でも頂くのであろう男。
出発のその時まで、此処に居るのだろう**]
―悪魔界―
‥‥んー。
よし!ちょっとちょっかい出しに行くか!
[鏡から人間界の様子をずっと伺っていたが、うずうずして止まらなくなったようだ。]
つっても、召喚されねー限りはこのままの姿じゃ行けねーしな‥‥誰かの姿借りねーと‥‥
[そうして鏡を通して部室の面々を見ていたが、やがて先程嫉妬の対象となっていた青い髪で背の小さな女子に目を留め]
‥‥あ、こいつの弟ちょうどいいな。ちっと姿借りるか!
[ぱちん、と指を慣らした次の瞬間、悪魔は姿を変えて人間界へと降り立ったのだった―――]
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