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ただいま。
[アカネに木蘭色のキャンディを渡し、サボテンには紅消鼠色を。
寂しそうな顔に、小さく微笑んで。
頭をわしゃわしゃと撫でる。]
[そうして、小さく手を振り返して、元来たblanchedalmond色の扉をくぐった。]
そっか。
知ってたんだね。
[キアラが探していた人の愛称。スーくん。
ハロウィンに彩られた夜は悪戯っぽく。
また会えると良いねという言葉は心に留め。
元来た場所へ続く扉を潜るスーンの後ろ姿を見送った。]
……全部、僕の想像でしかないけどね。
[元居た世界に戻った後の、いつもの放課後。
僕は副部長のフェイと、今年の文化祭用の冊子を作っていた。
フェイは作業の手を止めて、僕が書いた原稿を読んでいる。]
アカネは、
ここでお泊まりしていく?
もし良ければ、
明日、この街を案内してくれると嬉しいな。
[と、言ってみて。
話が終わる頃は、きっと随分夜も更けた頃だろう。]
[それは、一人ぼっちのサボテンのお話。
広大で静かな砂漠から、物語は始まる。
言葉を理解し、踊りを踊る変わり者のサボテン。
周りに仲間は沢山居ても、いつも返っては来ない返事。
夜、月明りのスポットライトの下で、一人ダンスを踊る。
そんな日々を過ごしていたある日、カフェの店主に出会い。
カフェの住人となり、ハロウィンの魔法の夜に、かけがえのない友人に出会う。
そんなお話。
物語のしめくくりは、勿論『そうして、いつまでも幸せに暮らしました』。
……いつまでもが、実際はどの位の長さかなのかは分からないけど。
物語の中なら、ずっと一緒に居られる。]
[カフェで見た事以外は、全て創作で。
見た部分さえ、喋れないサボテンの事。想像の物語だけれど――……。]
[病室の窓辺で、午後の日差しを受けながら、サボテンは思う。]
[ココさん、知ってますか?
私は、とっても長生きな種類のサボテンなのですよ。
……だから。]
[私は、言葉を喋る事もできない、ただの(?)サボテンだけれど。
ずっと、貴方の傍で、見守っています――……**]
『……ふーん。めるへんちっく。アンタ、童話好きねー』
[原稿を読み終えた副部長のフェイは、軽快に笑う。]
物語にできそうな話は、まだまだあるよ。
[不思議なカフェで出会った人達。聞いた話。
そして自身が体験した、カフェや街での事。]
[自身のお土産にと持って帰ってきた紅掛花色のキャンディを、珍しそうに弄んでいる彼女を、作業の横目に見ながら。
そんな風に言って笑い返していたら、ふと、何かを幻視した。
そもそも、童話を書くきっかけになったのは、何だったっけ。]
[何となく、昨年の文化祭用の冊子を開いた。
月を題材にした、誰かの物語>>2:23が、目に入る。]
[開いた冊子に落ちる、茜色の、淡い夕暮れの日差しの中。
一瞬、緑色の髪の長い少女を見た。気がした。]
[――……それは、僅かな花の残り香の様に。**]
[ココとの、連絡先の交換はつつがなく済み。
ほどなくして夜更けを迎えることとなる]
そういえば……、結局ランタンの瞬間移動の謎って解けてないよねー……。
[唯一ともいえる謎を前に腕組みする店長代理の視界が、
ふと三匹の小悪魔の置物をとらえた]
わっ、やった♪
ありがとう、アカネ。
誰かとピクニックなんて何年振りだろう。
とっても楽しみ!
[両手をぱちんと合わせた。
アカネの親切に心底感謝しながら、喜んだ。]
[そして、二階に泊まる頃には、
ハロウィン風のゴシック蝋燭型の電灯が灯されて。
布団を被って、泊まる人達と秘密のひそひそ話が交わされる。]
[何時かは、
ハロウィンの不思議な時間も解けるけれど、
ドロシーの火の玉がまだ消えず暖かいように、
もう暫くは、*ハロウィンの魔法*は解けないみたいだよ。]
……!
[ほんの一瞬、置物の一体が、
――にぃ、
と口角をつり上げて笑ったように見えた]
……。
まさか、ね。
[ひとりごち、とりあえずにっこり笑みを返し。
結局今のところは考えるのをやめた]
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