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[1人で行くと言うと、止められた。それでも口の中ででも…などと呟いていると、オノンの提案]
……。
[少し考えて、こくりと頷いた]
…うん。じゃあ、できるだけ急ぐ…あ、ロッテさん!
[離れかけているロッテを慌てて追いかけ、ウエストポーチからいくつかの丸い玉を取出し、ロッテに押しつける。それは微かに火薬の匂いがした]
それ、燃やすと煙が出るの。煙を吸ったら、涙とくしゃみがとまらなくなる…護身用に、持っていってほしい、の。火薬と硫黄が最初から練りこんであるから…石、とか。ブーツのかかととか…で、強く擦るだけで、煙が出る…これ。持っていって?
― 酒場→ ―
[クラットと別れ、
最初に向かったのは魔素予報士マシューの家。
マシューの研究室には魔素の定点観測装置や、魔素分析装置が所狭しと置かれている。その中に置かれた、対面ソファーに向かい合わせに座り、先ずは依頼品でもある【魔素を含んだ鉱物・植物】をテーブルに置いて納品する。
採取地、採取条件、気候を記したメモを添えているが、マシューから尋ねられれば補足で書き出していく。
採取地が違ったり、特殊な環境下ならば、同じ植物や魔素含有量が少なくても調査の為にマシューに引き取られる場合もある。]
「何時もありがとうございます。
これはキリカ茶だけど、口に合うかな?」
[マシューから、七芒星の黄色い花がつく薬草のお茶を差し出されながら、次にヘロイーズは、未鑑定品でもある採取品をマシューに見せた。分かるものなら教えて貰い、未知のものなら預けるか引き取るか、或いは、新たな交渉が行われる。]
[ヘロイーズは、マシューに礼をして家を出ると、幾つか馴染みの店を回ってみたものの留守が多く、中央広場へと向かった。
既に午後も遅く、中央広場の老人の店らしきものは店仕舞いされていたが、まだ依頼主が居ないものかきょろきょろ探してみる。
アブラハムらしき人物と遭遇出来れば良いが――。
居なければ、明日朝改めて訪れれば良いだろうと考えている。
中央広場では、まだ開いている露店で、幾つか素材を売り、中央広場から「工房通り」へと足を進めた。軒先に吊られた鉱石の音飾りが、風でキリンという澄んだ音を奏でた。
製菓製造や素材を扱う工房で花や香草、豆や蜂蜜を、鍛冶工房で鉱物を、先程掲示板で見かけた>>2:68薬剤師の卵へは殺菌作用のある昆虫と薬の原料になる茸を、それぞれ納品する。
それが終われば、ピア博士の家附近の道>>2:67を通って、自宅へ帰った。ピアの秘密箱は見つからなかったけれど、受注もしておらず、歩いている途中で見つかれば良いかもくらいの気持ちだったのだ。]
―中央広場―
[ウィルが店を後にしてから、13(20)分が経過した…。次の客>>28がやって来た。]
いらっしゃい!
「………」
どれが見たいのかね?
「………」
申し訳ないけど、聞こえるのかね?はいかいいえで答えて欲しいのじゃが……
「………」
……じゃあ、首を振って答えてもいい。
[首は縦に振ったものの客はどうやら喋る事は無い模様。...が困った途端、エルバンが紙とペンを用意してきた。]
エルバン、すまぬ…助かった…。じゃあ、字は書けるか?首を振って答えなさい。紙だって多くないからのぅ。
[客の首は縦に振り、客は紙に要件を書いた。。]
うむ…つまり…
[買い物を受けに来たのか?依頼を受けに来たのか?そして、その時お供はいたのか…?
結果はわからない…。**]
― メリルのよろず屋 の前 ―
[とんとん]
すみません〜
[店の扉は開いていたかどうか。
主の快活な女性はいたかどうか。
ほしい物がひとつ。
どこにあるかと悩んだ結果、足が向いたのがよろず屋でした]
留守かな?
[メリルが探索にでることもあるのは知っていて、それなら留守と言うこともあるかと、のんびりと思っている*]
― めしや・いするぎ ―
オレ、今日は依頼の関係で……。
『そんなー、腹ペコさんを放ったまんま仕事の話なんて出来ないっスよ。
ささっ、冷めない内に食べるっス』
[笑顔だが有無を言わさぬ口調であった。
それに、見た目こそ怪しげであるが、実際目の前に温かい料理を出されると抗いがたいものがある]
……わかりました。
それじゃ、遠慮なく頂きます。
[皿の置かれた席に座り、食前の祈りを捧げた。
皿に乗っているのは何かの肉のソテーで、何が溶け込んでいるのか想像もつかないソースがかかっている]
−樹海−
んでよ、薬草っちゅうのはどぉいう…
…はぁ。葉の形がこんなで、付き方がこぉで…
…似たような草でもあっがぃ?
…したら気ぃつげるべな
[薬草の特徴と、採取の際の注意点をざっくりと聞かせてもらい、躊躇なく茂みへと潜っていく]
―樹海にて―
[ヴェルがキャンプ地を離れるならそれに従って歩き出す。メモを取る回数が減り、立ち止まっては耳を澄ませ、時折虚空を見つめている。危険を感知する術式を展開してはいるが、自分の身にふりかかるものしか感知できないうえに本当に直前にならないと効果が発揮されないのが困り物だ。何度目かに虚空を見つめた時、小さな呟きを漏らした]
……む、あれは。
[魔法で光を捻じ曲げ、遠くの景色を網膜に映し出す。遠視の魔法で周囲を警戒していると、旧大陸でも見たことのある中型の危険種……スクーファがいるのを見つけた。草食であり積極的に人を襲いはしないが、鉢合わせすると興奮して突進してくる可能性がある]
……――。
[右手の指を小さく閃かせて印を切り、息遣いに載せて遠くの魔素を操る。森を進むスクーファの周囲でキチ、キチッと言う小さな音がした。スクーファの危険信号の鳴き声に似せて作り出した音に誘導されて、獣はゆっくりと進む方向を変えた]
……やれやれ。全部が全部、簡単に追い払えれば楽なのだがな。
[同行者達が先に進んでいたなら少し遅れてしまったのを取り戻すように、足早に追いかける]
――キャンプ地→樹海へ
[一緒に来てくれると言ってくれたエドワーズ達に改めて礼を言い、勝手を詫びる]
でもエドワーズさん、私、薬師じゃなくて、煙草屋、ですよ…?
[一応訂正はしておいた。唇の端っこは笑いを浮かべていたが。そして>>24を実行すべく、急いでキャンプ地を引き払う]
ええと、次のところで集めるのは、カイケイジオウといって、止血とか貧血の治療に使う、の。花も根も茎も、ぜんぶ薬になる…
[そういって、特徴や見分け方を説明した]
― 自宅 ―
[ヘロイーズの自宅は、研究者や科学者の居住が多い場所にある。立地には宙船に携わる一切の仕事をする親の影響が多分に含まれていた。
数日分溜まった新聞や手紙を郵便受けから取り出して抱え、扉に手を触れると解錠する。自宅に入れば、荷物を降ろし、ポコと一緒に片付けたり軽く汚れを落とす。
今日はもうゆっくりする事に決め、晩ご飯にシチューを食べて疲れをとる事にした。]
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